うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

屋上庭園をつくりたい。

2008年04月22日 06時59分33秒 | ガーデニング・庭づくり
この頃、卯の花腐(くた)しでもあるまいのに、梅雨時のような曖昧ではっきりしないような天気が続く。まるで、わたしみたいなキャラ(!?)。でも、今日こそは晴れるか。
 わたしの庭弄りも、3日間にわたるひと通り一連のギボウシの株分け作業を終了し、これからはそれを品種・サイズごとに整理し分類をするばかり。しかしあわただしい日常の用事にまみれている。なに、わたしの場合、いろんなことを同時進行で進める悪癖のせいで、肉体の忙しさよりも頭と気持ちの整理がつかないだけだ。まあ怠け者の言い訳だが。
 そんな中で、久しぶりの知人から質問があった。不都合はなさそうなので公開しながら答えてみる。

 お元気ですか?
ここのところ雨が続き、いやな天気ですね。
お仕事、お忙しい事と思いますが、ちょっとお聞きしたいことがありメール致しました。

実家はもうすぐ築25年になる鉄筋コンクリートの3階建です。
3階のルーフバルコニー?というのでしょうか、そこをバルコニーガーデンにしたいと考えています。自分で楽しみながらこつこつと、少しずつ作っていこうと考えています。
床に土を入れるのは重過ぎて危ない気がします。ジョイントタイルやデッキやじゃり(白や黄色の色のついた)などをを使い、できるだけリーズナブルになるようにしたいなーと思っていますが、他に良い方法をご存じでしたら教えていただけますか?(6畳か8畳くらいの広さだと思います。30x30のデッキが30枚くらいあります。)

 ⇒屋上庭園を考える場合には
 ①積載荷重は1.0m × 1.0m の面積で 180kgまでOKです、大人3人分の重さでしょうか(建築基準法)。デッキなどの重さの計算をしてください。重量が偏在する場合は直下階の梁などの躯体のある位置に施設を設置します。これはデザインを考えるときにおこないます。

 ②木造などと比べ鉄筋コンクリート造りは建築構造としては一番しっかりしてい ます。通常は屋上に防水工事が施されていますので大丈夫ですが、築25年であると、事前にクラック(ひび)、仕上げ層の剥離等のチェックが必要です。

 ③植栽は、土の重さの計算を先にします。体積1.0㎥あたり1.6~1.8の比重を掛けて荷重計算をします。肝心なのは客土厚で、実は植物自体の重さはたいしたことはありません。植物は風当たりが強い場合は乾燥と倒伏防止のために支えが必要。

 ④植物を植えて楽しむばあいは、普通の地植えと違い、水やりを定期的に行う必要があります。

 結論的に言えば、どういうデザインのガーデンスタイルにするか、現状を見てからでないとなんともわからないのですが、レイアウトの変更可能な綺麗な化粧鉢を素材、形、大小の種類を自在に組み合わせたコンテナガーデンをおすすめしたい。
 ご参考までに屋上緑化の実例として、わたしが過去につくった川崎市内のマンションのルーフバルコニーの画像を下に掲げます。土の厚さは40cmである。
  ゆりが丘ビレッジ またはこちらのホームページから入り[緑の仕事]ボタンをclickしてみてください。

 質問者は千葉の外房、朝市で有名な勝浦市内で飲食の商売をされています。これからはマリンスポーツのシーズン、海にゆかれたらどうぞお立ち寄りください。
  Cafe Solare  千葉県勝浦市勝浦43-2 0470-73-1432
     

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