うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

長泉寺の大公孫樹と浄法寺の天台寺へ

2019年04月14日 06時29分37秒 | 樹木医の日々片々
岩手県北の久慈市へは断崖絶壁沿いのリアス式海岸の45号線や自動車専用道路(自専道)の三陸北道路を走る。岩手県は四国4県ほどの面積で広大である。その大部分は北上山地の脊梁が走り山塊が占める。この日は県内を、九戸ICから乗り八戸自動車道の浄法寺ICでいったん降りてまた戻り、東北自動車道を経由して花巻JCTから遠野を経て宮古市に帰る、その北半分を回る勘定になる。ほとんどが松や樅や杉が点在する落葉樹林帯の山中をひたすら走るのだ。
 久慈へはわたしの家族へのプレゼントとして琥珀博物館へ寄り 琥珀(アンバー) のペンダントを購入した。小都市である久慈の琥珀は国内唯一で現在も採掘中であり以前から訪ねるのは念願中であった。宝石としての琥珀は比較的に安くて、カード決済で購入する。ただ、その直前に寄った野田村のピンクがかった バラ輝石 も初めて見たがよかったなあ、と後々思う。
 それはさておき、久慈の長泉寺は、福井県の永平寺を総本山とする曹洞宗の堂々とした結構の手入れの行き届いた寺社であった。
 長泉寺の大公孫樹の画像をアップする。ここは国の天然記念物のイチョウは雄で、度重なる台風の被害を受けているが樹勢はきわめて良好である。樹齢1,100年とされている。外科治療痕は認められない。
            
           
           

           

           

           

                     
                      
           
                      
           

           
    本堂前には日本庭園があり、珍しく管理が行き届いている。当たり前のことだが。

 わたしはそれから、北上山地の深い山々を縫うようにして車を動かす。これから浄法寺へ向かう。天台寺を訪ねるのだ。谷沿い、トンネルなど車両も少なくてチラホラ雪が舞う国道や県道を行く。コンビニもGSスタンドもない。森閑として寂寥感が沁みる晩冬の午後だ。
 次は天台寺の姥杉跡である。寺域には巨木ぞろいの杉林が残されている。これは明治時代に焼失、復元されたもの。目通り周は15.7mか。わたしの推定では樹高は25.0m以上か。ちなみに、由来にある桂清水を見るのは失念した。
 なお、仏像彫刻については別にあらためて紹介したい。
           

           

           



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