うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

野鳥にとって豊かな土地柄かも・・・。

2015年06月04日 05時08分25秒 | わたしの日常です。
なんだか、この頃は慣れない業務に気圧されている日々が続く。そんな中で、見慣れない植物もそうだが、おのずと野鳥に目が行く。わたしの慰安のひとときである。
 海辺にはウミネコも多くカモメと似ているらしい。わたしには判別は無理。いつだったか、電柱にとまったウミネコの鳴き声を聞き、なるほどなあ、猫を野太くしただみ声、と肯んじたもの。
 この間、内湾に通じる大川沿いを朝に散歩したのだが、コンクリート護岸越しに見るヨシキリに足が止まる。ヨシキリは川の砂州に生えたイネ科の葦の草むらを忙しく動いていて、雑音まがいの塩から声で拍子をつけて鳴く。ヨシキリは広々とした水辺に生息しているが、わたしにはいつも、この鳥は間の抜けた風景で鳴くように感じる。野鳥嫌いな人や神経質な人にとってやかましいと感じるだろう。

 この鳥はテレビCMの効果音のように聞こえるが、世の音や音楽を作る人たちにはすべからくこの自然の中の音は無縁なのかな。なんだか、現代の音楽家たるもの、まさに人工的に音を作ることに専心していて、天然の織りなす音環境に無縁だったり、生活音たるエアコンや冷蔵庫の駆動音、工場の操業音や車の走行音の不自然さには鈍感になっているのではないだろうか。

 海辺に近い当地には、ほかに、スズメや、クチボソもクチブトもいるカラス、ハクセキレイ、セグロセキレイ、街中でも聞こえるキジや、ハトはいないがキジバト、ウグイスがいる。トンビは見かけず。海上は不明。港に山が迫っている地形なのか野鳥の声が反響する。姿は見えずとも早朝から聞こえる。こちらは植生や農業生産は土性的に岩が多く貧栄養の土壌が成立していてプアだが、えさ場が多くて意外に、野鳥にとっては豊かな土地柄なのかもと感じる。

 これからの季節の移り変わりにどうなるのか、わたしは、ほんの少し、楽しい。
 いつか野鳥の写真を撮りたいものだが、動く被写体だからわたしには難しい。
           
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