ある出版社のDVDマガジン「男はつらいよ」シリーズが昨年の秋に終わった。それを後で知った。そこでわたしは、最近、遅ればせながら、支払える金額の巻数を、その都度行きつけの書店に取り寄せて見ている。現在は、全50巻のうち30巻を収集中である。
この間のは、シリーズ第20作「男はつらいよ 寅次郎頑張れ!」である。1977年12月公開、おもな舞台は長崎県の平戸島、初々しい中村雅俊と大竹しのぶが出て、藤村志保がマドンナ役で出演している。その巻末に、車寅次郎こと渥美清、俳号‘風天’のうたが載っている。
あまり講釈はしたくないが、漂流者の心境を文脈をひねらずに素直に表現している。この若葉の時候に、あたかも、一人ごこちのたたみかける口吻が聞こえるようだ。一首だけだが、採録してみた。
豆まきもたねまきも家に居ずおそまきに泣く不孝者
この間のは、シリーズ第20作「男はつらいよ 寅次郎頑張れ!」である。1977年12月公開、おもな舞台は長崎県の平戸島、初々しい中村雅俊と大竹しのぶが出て、藤村志保がマドンナ役で出演している。その巻末に、車寅次郎こと渥美清、俳号‘風天’のうたが載っている。
あまり講釈はしたくないが、漂流者の心境を文脈をひねらずに素直に表現している。この若葉の時候に、あたかも、一人ごこちのたたみかける口吻が聞こえるようだ。一首だけだが、採録してみた。
豆まきもたねまきも家に居ずおそまきに泣く不孝者