うざね博士のブログ

緑の仕事を営むかたわら、赤裸々、かつ言いたい放題のうざね博士の日記。ユニークなH・Pも開設。

まだ、正月のうち

2011年01月05日 05時59分34秒 | わたしの日常です。

昨日は仕事始めの日。社長の年頭のあいさつを聞く日だ。午前で帰れるかと思ったら、午後3時になり、退社は3時半になる。

 わたしはこの際に大阪の知人に電話をする。年末に落花生、羊羹‘米屋の大納言’、わが家で採れた珍果の ‘フェイジョア’、それに数年前に製作した 文集「緑の仕事」 を宅配便で送っていたのだ。23分程の長距離になった。耳朶に響く音声では相変わらずであるらしい。わたしも白髪が混じり既にお互いに寄る年波だが、相手の頭が禿げあがり歯が抜けたりの面相は想像しにくい。どのくらい会っていないか、15年くらいになるか。わたしは、社内で待ちくたびれて、都心にでる。地下鉄を乗り継ぎ、都営新宿線から浅草線の 東銀座駅 へ向かう。地下鉄は地中を通るために地上を走るJRと違って車内も駅構内も暖かい。出口で遠望すると、おっ、なるほど歌舞伎座は建て替え中だ。市川海老蔵は爬虫類のような顔立ち、あの今マスコミ騒ぎのあの若者はくだらない。狂言や人形浄瑠璃ならいざ知らず歌舞伎が伝統芸術だなんて、わたしにはそれほどのものとは思えない。しかし、なんでこんなに、世間は軽薄でしかも事大主義に満ち溢れていて虚名や権威好きなのだろう。全く、くだらない。有名であることがそんなにいいことか。今は高貴な育ちと騒がれているが、しょせん、お仕着せの環境に恵まれて身を律する必要を自分自身で学ばなかった世間知らずの河原乞食の果てのことだろう。

 しかし、わたしはここでアンテナショップに来たのだが、お目当てのわが故郷の岩手県の産物を買えない。ひさしぶりに、くるみのペーストや‘胡麻摺り団子’を味わえると思ったが、どうやら店舗は明日からの由である。つづいて、日比谷線に乗り換えて 銀座駅で丸ノ内線から乗り 東京駅で降りる。北口から自由通路を経て八重洲口(南口)に向かい地下街をえんえんと歩く。正午前、なるほど人や人でごったがえしている。やがて、地上部にでるが、帰省客も多そう、それに官庁街や企業の多い大手町も近いせいか手にタオル入りの紙袋を持ち年始のあいさつ回りのスーツ姿の御仁達もあまた見かける。少壮の頃、わたし自身もかつてそうであった。八重洲ブックセンターに来た。園芸コーナーのある地階から、8階に行き、‘太平洋戦争の記録’10枚セットDVD1,980円、7階で土木、探している文庫本の5階で買う。 ‘黒い看護婦’森功・新潮文庫、 ‘完本美空ひばり’竹中労・ちくま文庫、著者名を間違えて ‘ある昭和史’色川大吉・中公文庫、 ‘マッカーサーの二千日’袖井林二郎・中公文庫、以上で〆て3,476円だ。ひさしぶりの本のまとめ買いだが、なんだか今のわたしにとって、余計な無駄遣いの気分もする。

 あわてて、1時45分に帰社。おもむろに持参の弁当を食べる。そのうちに、三々五々集まったとおぼしき社員たちの前で社長の新年の言葉があり、簡単な乾きものと缶ビ-ルでくつろぎ、散会となった。

              

 

 

コメント (2)
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