ある「世捨て人」のたわごと

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「毎日ブログを欠かさずに書くこと」を続けたい・・・ハフィントン・ポスト紙 - The Huffington Post -

2014年08月22日 | 好きな歌

ハフィントン・ポスト - The Huffington Post - (2014年8月22日)に掲載された記事です。

 ハフィントンポスト

ハフィントン・ポスト - The Huffington Post -
2014年8月22日

「毎日ブログを更新すること」ではなく、「毎日欠かさずに書くこと」を続けたい

http://www.huffingtonpost.jp/ichiro-wada/dont-stop-writing_b_5698714.html?utm_hp_ref=japan

「モーニング・ページ」(Morning Page)という方法があるそうだ。
 アメリカのベストセラー本「The Artist Way」(日本語タイトル:「ずっとやりたかったことを、やりなさい」)で紹介されている方法で、こんな風にする。

1.毎日、仕事や何かを始める前に、すこし早く起きて机に向かう。
2.心に浮かんだことを3ページ分だけ書く
3.もし何も書きたいことが浮かばなくても、たとえば「何も書くことがない。何も書くことがない。何も書くことがない・・・」と、とにかく3ページ分書く。
4.それを毎朝続ける

 
 この方法を続けていると、自分の思索がどんどん深くなり、意識しているレベル、いわば表層的なレベルから離れ、より深く深く、自分のアイディアや感情、ほんとうの望みなどが明らかになってくるという。書くことによって、自分の本心に到達できるらしい。

 さて、僕はこの「モーニング・ページ」という方法を知らないまま、ブログを書くことで、ほぼ同様のことを2012年の3月23日から今日まで、ほぼ1日も切らさずに毎朝続けてきた。もうすぐ2年半になる。

 「モーニング・ページ」とブログの違いは、それが公開を前提にしているかどうかという点だ。「モーニング・ページ」で推奨されているのは、たぶん、批判や論評を恐れず、人の目から自由に、自分の心と対話したものを書き記すということだが、ブログの場合は、さすがにそういうわけにはいかない。やはり、人の目は気になるし、批判されるのも辛い。
 だけど、僕の場合、実名で、もう55才というよい大人の年齢のくせに、自分の弱さや馬鹿さ加減を晒しながら書いてきたと思う。だから、おおむね、「モーニング・ページ」で語られていることを実践してきたような気がするのだ。

 で、2年半の実践で起きたことは、こんなことだ。

1.歳をとって諦めていた、自分の得意なこと、好きなことがわかってきた(書くこと)
2.ひとつの夢であった出版が実現しそうになってきた*1
3.本業に関するビジネスのオファーをいただける機会が増えた
4.自分という人間の弱みも強味も知ってくださっている方が増えた

 
 僕が実感していて、今日、伝えたいと思ったのは、「ブログを毎日書くといいよ」ということではなく、「書きたいことがないと思っても、とにかく机にむかって何かを書くこと」がもつ効果だ。
 
 書きたいことがない時でも、無理にでも何かを書いていると、なんとか何かが書けるし、その行為はたしかに、自分の中心へ繋がる道だと思えるのである。
 それをブログとして公開するかどうかは別の話だ。公開するような文章でなければ、無理に公開しないほうが良いと思う。僕も中途半端な内容、配慮のない書き方で急いで公開してしまったために、苦しい思いをしたことが度々ある。
 
 「毎日、とにかく書く」ことが「モーニング・ページ」のキモであって、それを毎日公開するかどうかは、別の話である。
 僕も2年半続けているブログの毎日更新だけど、何度かやめようと思ったし、実際にそうしかけた。
 だが、「モーニング・ページ」という方法論を知って、「毎日、ブログを更新する」ことはやめてもいいが、「毎日、何かを書く」ことは辞めずに続けたいと思った。

 アメリカの脚本家・俳優のサインフィールド氏は若者に成功の秘訣を訊ねられて「その質にこだわらず、とにかく毎日それを続けよ。Don't cut the chain!(鎖を切るな)」とアドバイスしていると言う。
 このアドバイスは、その本質において、「モーニング・ページ」と同じ方法をとることを薦めていると思う。
 
 あなたには、少しずつでも、毎日欠かさず、続けていることはありますか? 


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