ある「世捨て人」のたわごと

「歌声列車IN房総半島横断鉄道」の夢を見続けている男・・・ 私の残された時間の使い方など

またしても喉が渇く

2013年09月29日 | 好きな歌

きょうは「肉の日」なので、昼食は生姜焼きだった。そして夕食は焼き魚・・・。

おいしいので、全部たいらげた・・・・。

貧血と診断されたので、食事は全部食べている

しかし、再び襲った「喉の渇き・・・」

やむを得ずお茶(500cc位)を飲んだが、それでも治まらない。午後9時を過ぎたがだめ・・・。どうしたらいいか?

水分を摂りすぎると便の量が多くなる。

糖尿病だろうか・・・

 



http://okwave.jp/qa/q3919209.html
 

 薬局を経営している薬剤師です。

 口渇を示す病気ですと、西洋医学的病名で言えば代表が「糖尿病」です。それ以外の病気で口渇を示す病気の代表が腎臓系の疾患です。後は女性で多いのが血行不良(血の巡りが悪い)状態でも口渇を示す場合が有ります。

 このサイトは図を記載して説明する事が不可能なので、言葉だけで記載すればどれだけ理解して頂けるか解りませんが一応説明しますね。
 人間が飲んだ水分は吸収されて血の中に入って全身を巡っています。その途中で腎臓を通過して尿を作っています。
 腎臓ではでは2段階で尿を作っています。
 第一段階
  この段階では血の中の全ての成分をふるいにかけて落とす感じで振り分けをしています。ですから体内に必要な成分・不必要な成分関係無く、ふるいの穴の大きさで下に落とされます。ここでふるいに相当する部分から下に落とされた物を「元尿」(約10Lと言われています)と言います。この「元尿」の中には、本来体内に必要な水分やその他の成分をも含まれています。
 第二段階
 上記で説明した通り「元尿」の中には体内に必要な水分や様々な成分が含まれています。この様に必要な成分を含んだ「元尿」をそのまま排尿してしまったら、身体を動かすのに支障をきたしますから、そうならない様に必要な成分を再吸収して血の中に戻す作業をする部分です。当然再吸収して血の中に成分を戻す為にはエネルギーを必要とします。このエレルギーが何らかの理由で届かないとしたら、第二段階の機能が物理的に壊れて無くても再吸収がきちんと起こらないで多量の尿を排尿する事になります。
 この第二段階がきちんと正しく働いて正しく再吸収が行われたとしたら、「元尿」のうちの殆どを再吸収して1日約一升瓶1本位の量の尿を排出すると言うのが通常の人間の身体なんです。

 もし人間が一切水分を飲まない(食べ物に含まれている水分も含めて)としたら、1日当り約1.8L位の水分が失われて行きます。そうなっては困りますから、1日当り約1.8L位の水分(食べ物に含まれる水分を含めて)を摂取すると言うのが人間の通常の水分摂取量です。1.8L以上に摂取した水分は尿として排泄させるのが通常の腎臓の機能なんです。多くの方は食べ物で1日当り約500~600L位の水分を摂取すると言われていますから、見た目の水分だけでは1日当り約1L強の水分を飲むと言われています。もしこれ以上の水分を1日に摂取するようなら(例えば誰かと居酒屋等で飲酒した等の意識して水分を多く飲んでしまう場合を除き)、それも尿量が多いと感じているようなら腎臓系の疾患または血行不良が疑われます。

 それ以外で直ぐ喉が乾く理由にはそう言うタイプの方と言うのが有ります。以下漢方的な考え方なのですが、漢方では人間を大まかに例えば肉体労働をする方みたいなエネルギーの塊タイプの方(これを「実証」と言います)と俗な言い方での虚弱児みたいなどちらか言うと病気になり易いタイプの方(これを「虚証」と言います)とに別けます。前者の「実証」の方が上病気になる場合は、過剰のエネルギーが悪さをして病気を起す事になります。「実証」の方では過剰なエネルギーが悪さして病気を起さない様に、過剰なエネルギーを少し出も無くす方法の1つとして、体内の水分を使ってエネルギーを少なくする方法があります。こう言う方法で水分が消費されてしまう場合も有ります。これが「直ぐ喉が乾くタイプの人(病気と言う事ではなくて)」と言う事です。
 それ以外では、何らかの理由で少し身体を動かす事で喉が渇かなければならない理由があり、それが頭に記憶として残っていて「身体を動かすと喉が渇かなければならない」と頭が勝手な解釈をしてしまっている場合も有ります。

 以上色々な理由で喉が渇いてしまうんだと思います。では実際に何が理由かと言うと言われても、直接お会いしたわけでないので実際の状態が解らないので何とも答え様がありません。
 もしどうしても病院で何らかの検査をしたいのであれば、内科で糖尿病の検査をする事と泌尿器科で腎臓機能の検査をされたら良いと思います。それでどちらでも無いと解った場合は、実際に病気と言うレベルでは無くても一般の方と違う状態を示す場合には漢方が得意分野ですから、漢方を専門にされている医師の診察を受けるか漢方薬局で相談されると良いでしょうね。


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