第13代成務天皇狭城盾列池後陵
成務天皇の父は景行天皇、母は八坂入媛命で、弟財郎女(建忍山垂根の女) を皇后とし、吉備郎姫(稚倭根子皇子の女)を妃とした。 景行天皇が崩御した後、日本武尊が健在であれば皇位を継承したはずだったが、日本武尊は五十葺山の山神の祟りにあって亡くなった。 そこで異母弟の 稚足彦尊が成務天皇として即位した。同じ日に生まれた武内宿禰を大臣(古代の最高執政官)とした。 成務天皇は武内宿禰とともに政治を行い、諸国に令して国造や県主を設置したと云われている。 また山河を境にして国県を分け邑里を定め、天下は平穏だったという。
肥長姫(蛇) 葛城高額姫
狭穂姫命┃ ┣ 神功皇后
┣ 誉津別 播磨稲日太郎姫 -122 垂仁天皇 ┃
11代垂仁天皇-69-70 ┣ 櫛角別王(くしつのわけのみこ) ┣両道入姫命 ┣ 15代応神天皇
┣ 五十瓊敷入彦┣ 大碓皇子(おおうすのみこ) 綺戸辺┣ 14代 仲哀天皇
┃ イニシキイリヒコ ┣ 小碓尊 (おうすのみこと) 日本武尊 弟財郎女 ┣麛坂王
┣ 12代景行天皇(大足彦忍代別天皇) -13-130 ┣和謌奴気 ┣忍熊皇子
┣ 倭姫命 ┣ 稚足彦尊 (わかたらしひこのみこと13代成務天皇) 大中姫
┣日葉酢媛命 ┣ 神櫛皇子(かむくしのみこ)讃岐国造の祖
┣渟葉田瓊入媛 ┣ 稲背入彦皇子(いなせいりびこのみこ)針間国造の祖
┣真砥野媛 ┣ 五百野皇女(いおののひめみこ、久須姫命)伊勢斎宮
┣薊瓊入媛 ┣ 豊国別皇子(とよくにわけのみこ)日向国造の祖
丹波道主王 ┣ □
10代崇神天皇 ┣ □
┣ 八坂入彦命 ┣ □
御間城姫 ┣ 八坂入媛命(やさかいりびめのみこと)
日葉酢媛命陵とぴったりと隣接して並ぶ成務天皇陵。両者ともほぼ同じくらいの規模の前方後円墳。
日葉酢媛命の孫・成務天皇の陵墓(撮影:クロウ)