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関ヶ原合戦の謎と宇喜田秀家

2012年06月28日 | 戦国時代

 関ヶ原の合戦の謎といえば、裏工作である。合戦が始まっても徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍がいきなり激突したわけではなく、多くの大名はどちらにつくか日和見していたという。結果石田三成側の西軍が敗退して多くが斬首されたが副大将・宇喜田秀家とともに豊臣二大老と呼ばれた大将・毛利輝元は領土を周防長門の二カ国に減らされたものの大名のまま生き残った。毛利輝元は安国寺恵瓊1539-1600(毛利氏で武家の対外交渉の任を務めた外交僧)の誘いで西軍として家康に敵したが、裏では吉川広家1561-1625(毛利氏の家老)を通じて徳川と交渉していたというが真実は不明である。 ところが毛利家秘録の故実聞書おいう古文書がみつかったという。堅田元慶1568-1622とは 毛利輝元の寵臣で、万事をとりはからって、諸大名と輝元との書状は堅田元慶を通していたという人物である。聞書によると、関ヶ原の時、石田三成は「輝元公を大坂へ御上り候様おすすめ」大阪城西の丸に迎える相談を安国寺恵瓊とした。 中略・・・。 つまり 毛利輝元を西軍にひきずりこんだのは堅田で、戦後家康は毛利の減封と堅田の切腹を命じたが、輝元は助命交渉をし、安芸を失ったという。そこで堅田一族は敗戦を挽回する責任を感じていた。堅田元慶の息子・就政は軍学を学んで戦に備え、幕府追討を狙っていたという。かくして明治維新のときには長州藩と薩摩藩による倒幕が実現したことは周知のことである。

 関ヶ原戦では西軍副大将をつとめた宇喜多秀家は、1万7千の兵を配して中山道をおさえた。午前8時頃、東軍福島勢の猛攻から戦いは始まり、秀家の前衛明石全登の隊との激突となるが敗走。宮本武蔵が奮戦したのも同じ辺りといわれている。秀家は敗走中、池田郡白樫村の矢野五右衛門に助けられ、その後八丈島へ流され、83才まで生き延びる。宇喜多秀家1572-1655は備前の大名・宇喜多直家1529-1582の嫡子として生まれた。 直家は戦国大名の中でも権謀術数の達人で、始めは毛利家に味方をしていたが織田信長の勢力が強まるに連れて織田家に乗り換えることとした。 当時の織田軍中国方面司令官は羽柴秀吉である。 秀吉とともに 毛利戦を演じていたが病に倒れ宇喜田家の行く末を秀吉に託したのである。 当時10歳の嫡男・秀家に、織田信長は難色を示したが秀吉が後見をするという条件で信長を説得する。 秀家の母は備前一の美女といわれた女性で円融院1549-といい、一時は秀吉の側室であったという説もあるが定かではない。 秀吉には秀次、秀秋などの養子が何人かいたが、優秀なのは秀家のみであったということもあって秀家を特にかわいがったという。 秀吉には養女もたくさんいて、そのうち最もかわいがっていた前田利家4女・豪姫を秀家の妻としている。 秀吉の晩年には、秀家を五大老の一人に抜擢するほど頼りにしていた。 残りの五大老は徳川家康、前田利家、毛利輝元、上杉景勝といったそうそうたるメンバーである。 秀吉の死後1600年に起こった関ヶ原の戦いでは、宇喜田秀家は石田三成側の西軍についた。西軍の中核である宇喜田秀家勢の奮闘により始めは西軍の優勢状態が続いた。 とこるが、多くの武将が日和見状況の中、西軍から東軍に寝返った小早川秀秋の軍勢が宇喜田秀家勢に襲い掛かったのである。 これをみた日和見勢も西軍に襲い掛かったことから、この合戦は一気に勝敗がきまった。 宇喜田秀家は小早川秀秋に対して激怒し、単騎敵陣に突っ込もうとしたが家来に制止されて落ちたという。 小早川秀秋は秀吉の甥であり、一時秀吉の養子になっていた男である。 養子でもない自分が秀頼のために家康を討つべく戦っているのに、秀秋が裏切るとは何事だ!という怒りである。 関ヶ原の戦いに敗れた宇喜田秀家は領国、岡山城は取り上げられ大名としての宇喜田家は滅び、 新しく岡山城の城主となったのは皮肉にも小早川秀秋であった。 宇喜田秀家は薩摩の島津家を頼って潜伏していたが、徳川の天下が確立すると、秀家を匿いきれなくなり、島津の当主・家久は秀家夫人・豪姫の実家である前田家の当主・利長と相談して自訴助命嘆願をすることとなった。 これにより秀家は息子とともに八丈島に流罪となり、最愛の夫人・豪姫とは二度と再会することなく在島50年の永木に渡る生涯を終えた。 

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