うさぎ堂鍼灸院の日記

横浜市青葉台と新大久保にある、鍼灸&アロママッサージ・うさぎ堂院長のブログです。

自然に還るべし

2009-08-29 18:55:39 | 不妊症
体質改善でうさぎ堂に通っている方々で
8月になって体外受精を受けた後、着床したケースが相次いでいます。

夏は着床しにくいというジンクスもあったりするのですが
(冷房で足が冷えることも一因でしょう)
共通して言えることがあったので書いておくことにしました。

体外受精を受けてから勝負は4,5日です。
その間はとにかく血流を良くすることを心がけて過ごすのが
ポイントですが、着床された方々は夏休みとちょうどぶつかっており
会社へ行かず、治療に来たりと
のんびりリラックスして過ごされていました。

「体を動かすように。ダラダラ、グダグダ、ゴロゴロは厳禁ですよ」
と言い続けた私の言葉が頭に残っていたそうで
「歩けること」を第一に考えて遊びに行く場所を選んだと
ある患者さんはおっしゃっていました。

共通していたのは、都会を離れて自然の中に身を置いていたこと。
海や山や人里の観光地など
「あぁ、気持ちいいなぁ」と全身で感じる環境にいらっしゃいました。

アスファルトで埋め尽くされた所でなく
緑の木々が生い茂る山で吹かれる風を肌で感じたり
夏の強い日差しと共に聞こえる絶え間ない波の音に目を閉じたり。

皮膚や五感をフルにして感じられるこれらの「気持ち良さ」は
気持ちを緩めると同時に体も緩めてくれますよね。

体が緩む=末端である毛細血管への血流がスムーズになります。
ホッとすると体が温まり手足がポカポカになって
心もほんわかしますよね。
逆にギョッとするようなことがあると、血管が締まって
背筋が凍るわけです。

そういえば、治療室のBGMを小鳥のさえずりに変えてから
いつもに増して寝入る患者さんが続出中です。
長く来ている患者さんも「すっごい寝ました」とすっきりとした
表情でお帰りになったりと、環境音の効果に改めて感心しています。



脳の仕組み

2009-08-22 20:13:10 | うさぎ先生の楽しみ
先日、『ビジネス<勝負脳>』の著者である林成之先生の
講演を聞きに行ってきました。

ベスト新書から出版されているこの本の帯には
「あの北島康介選手に勝負脳を伝授した著者が、
人間の限界、130%の力を引き出す方法を徹底解説!」
と書いてあります。

実は林先生は、サッカー日本代表監督であったオシム監督が
救われた治療法「脳低温療法」を開発された方なんです。

従来と全く別の発想で、脳へのダメージを最小限かつ回復させる
この方法を考えついた脳外科のエキスパートが語る
「脳の仕組みを生かす方法」。
こりゃ行かねば、と思い時間をやりくりいたしました。
結論から申しますと、やはり行って良かったです。

講演会に実際に行くのと本だけで読むのとでは
こちら側に残る情報量が違うと常々思っていましたが
その点も講演の中で説明されていました。

「人間の才能は、興味を持ち、好きになり、感動することから
磨かれると言っても過言では無い。
この仕組みの重要性をもっと強く認識してもらいたい」と。

「面白かった!」と感動する事が脳を活性化させるというのは
なんとも嬉しい話です。
常に楽しく、で良いわけですからね(笑)。

その他にも脳の仕組みやその仕組みから来る落とし穴など
分かり易く紹介されていましたよ。

人間誰しもが持っている「脳」ではありますが、
「体」同様、殆どの方がその仕組みすら着目せずに
日々を過ごしています。

それは取扱説明書を読まずに自己流で使い続けているのと
同じだと思うのですが、その使い方の悪さから来る
色んな不都合は「仕組み」を理解することでかなり軽減されます。
自分で治せることって案外多いんですよ。

林先生のこの本は、ビジネスやリーダー向けに一応書かれていますが
個々人でも使える脳の仕組みの応用も一杯載っています。

色んな啓蒙本が世の中には溢れていますが
まず脳の仕組みから入ってみることをお勧めします。
人間の構造から「意欲」を考えると近道かと思いました。

ちなみに、講演の感動を呼び起こす為に
限定サイン本をゲットしてきました。
わーい。




電車に乗る前に

2009-08-17 21:10:12 | いろんな症状
朝の通勤時など、電車に乗る前にちょっと注意してみると
劇的に良いことがあります。

たいていの方は急いで駅に向かうが常なので
背中にかなり汗をかきますよね。
このまま飛び乗らずに、できれば汗をふき取る時間を
確保して頂きたいのです。

毛穴が開いて、汗が付いている肌に
冷気が上からビュービュー降りかかると
そこから冷えが体の芯へズドーンと入ってしまいます。

この時期に多い寝違えや冷房に当たっての頭痛などは
このパターンからくることが圧倒的に多いのです。

予防策は汗を拭く。これに尽きます。
しかもちょっと強めに拭いて肌を緊張させて毛穴を締める。

ちょっと笑えますが、便利なのは手ぬぐいを
ブラジャーとズボンやスカートのウエストにはさんで
家を出て、駅のトイレでさっと抜く方法です。

汗染みが洋服にも付きませんし、その手ぬぐいで
肩甲骨から上もゴシゴシっと拭けばこれでばっちりです。

余談ですが手ぬぐいは速乾性が強いし、薄くたためるし
冷房が強い時は首に巻いちゃったりと色々と重宝しますよ。

この汗拭き取り作戦、是非やってみてくださいね




体を内側から見るセンス

2009-08-11 21:25:44 | いろんな症状
回数券で通っている患者さんの多くに共通することですが
段々と症状の説明が「通」っぽくなってきます(笑)。

例えば、うさぎ堂に最初にいらしたときには
とにかく「体がツライ」「肩がツライ」という大きな部分で
あったりするのが殆どですが、それが取れていくうちに
「この姿勢をした時のこのスジが痛むことが分かった」とか
「この時間に多く出ることが分かった」とか
「前の日にこの作業をすると出る痛みであることが分かった」とか
具体的に因果関係が見えてくるようになります。

本当は当初から有った症状なのかもしれないのですが
どう表現していいか分からなかった、
というのが正解なのではないかと思います。

治療を繰り返すうちに、「どこが」「どのように」「どうすると」
などと具体的に探るクセが患者さんにも付いてきますので
自分の体のクセがわかるようになってきます。

私が治療の際にしつこく症状の出方を聞くことにしている理由は2つ。
1つはその日の治療方針を定めるため。
もう1つは、話すことでご自身の意識改革にも繋げてもらいたいからです。

特に精神的ストレスと症状の結びつきというのは
ご自身で解明するのに超したことはありません。
他人がとやかく導くよりも、ご自身で細かいデータを取りつ続けることで
些細な関係性が明らかになってくるのです。

なので、患者さんから
「こういう気持ちが出るとこういう症状が出るのが分かった。
これって関係あるんですか?どうすれば収まるんでしょう?」
こういった具体的な相談が出るようになると

「よしよし、一歩進んだな」と少し嬉しくなります。
そして、それに対する対処法をご紹介して、自分で防ぐ方法を
身につけてもらえた時にはもっと嬉しくなります。

そうなると、その症状はもう抑えることが自分でできるので
あまり表に出てこなくなります。
そうすると次ぎの症状が出たりするものですが、
それはそれ。

1つクリアして次ぎ、と順に気長に自分と付き合っていくのが
大事だと思います。
体と心は一生モノですからね。

夏の冷えにご用心

2009-08-10 17:03:41 | いろんな症状
もう8月も10日で中旬に入ってきましたね。
去年よりは寝苦しい夜は少ないですが
冷房をつけたままの睡眠は女性には特にお勧めできません。

寝ている間は体温が下がりますから
一晩中冷やし続ける必要はありません。
寝入り端のみタイマーを使うと良いですね。

大体、咳き込む、足をつるのが明け方のように
この時間帯は体温が一番下がります。
ここまで冷房を掛けてしまうと朝起きて喉が痛い、
お腹が下る、頭痛がする、だるいといった症状が出やすいので
ご注意下さい。

ご主人と同じお部屋だと冷房を切れない。
このようなお悩みをよく耳にします。
その場合はお布団で工夫するよりもパジャマなど
身に付けているもので工夫しましょう。
お布団は剥いでしまったりしますからね。

首元や肩先が冷えると呼吸器症状や風邪を引きやすいので
襟付きで半袖、もしくは7分袖などがお勧めです。
関節が出ているとそこから冷えが入りますので
冷え症さんは夏でも長ズボンにしてくださいね。

この時期ぎっくり腰も増えています。
パジャマの丈も短くなって、足が冷やされていると
朝の身支度のちょっとした姿勢の変化、
例えばうがいをする、靴下を履くなどで
「ピキッ」ときちゃったりします。

過去にぎっくり腰を経験している人は
夏場であっても足首ウォーマーは必須ですよ

うさぎ先生

2009-08-01 08:24:29 | うさぎ先生の楽しみ
うさぎ堂の看板を描いてくれたakkoちゃんが
またまた新キャラを作ってくれました。

その名も、うさぎ先生。

「うさぎ先生書いちゃった(笑)」と
突然送ってきてくれた時にはそりゃぁもう感激しました。
私は全く画才がないので、すらすらと描ける方を
ただただ尊敬するばかりです。

このうさぎ先生、現在治療院で増殖中です。
玄関のホワイトボードでお出迎え
トイレの表示、スタッフオンリーのお部屋の表示
これらは微妙に違うんですよ。

スタッフオンリーの方はうさぎ先生のポケットに鍼が入っています。
曰く、「仕事中だからポッケに鍼が入ってます」と。
こういった芸の細かさが、akkoちゃんやるなぁと
感心する辺りです。

今後もうさぎ先生を軸に色々と展開していく計画です。
手始めに、うさぎ先生に不妊治療時の日常生活の過ごし方を
語ってもらうパンフを、と思っています。

ちなみに、玄関のホワイトボードの右端に
akkoちゃんキャラも居ます。
チェックしてみてくださいね。