久々のブログ更新となってしまいました。
その間にうさぎ堂開業記念日、6月30日が過ぎてしまいました・・・が、お陰様で4周年を迎えることができました!
振り返ってみますと、この4年目は直接患者さんに関わる治療と平行して、セルフケアを押し進めるグッズのプロデュースと湯たんぽ付きセルフケア本の出版を通して、間接的にも皆様の生活に働きかけていくことが始まりました。引き続き5年目もアイデアを振り絞って続けて参りますので、ご期待ください♪
それから最近、うさぎ堂にまた新しいジャンルができました(笑)。
マイブームである「さらし」を、広めていく機会を得ております。
随分前に、不覚にもぎっくり腰になった時にさらしを巻いてもらいまして、この安定感に大感激してから惚れ込んでます。「日本ってすごいな!!」と、さらしが在ったことにどんだけ感謝したことか(笑)。師匠からは「さらしに逃げるな」と念を押されてますが(笑)、治療効果の補助に今までもぎっくり腰などのひどい腰痛の患者さんに巻いてあげることが多々ありました。
その延長で妊婦さんの腰痛予防にとやっているうちに、好評を得て妊婦さん友達に広がり、同じ方々が産後の骨盤引き締めにも巻くという風に定着してきました。そもそも昔から日本ではさらしを巻く「腹帯文化」がありますので戌の日にさらしを貰って持っている妊婦さんが案外多いのですが、まず巻けない。
お腹が大きい時と、産後に骨盤を閉める巻き方は違います。お腹が大きいときは下から支えるように巻きますので、巻き終わるとすぐに赤ちゃんが動き出します。お腹が持ち上がって空間が広がるから自由度が増すんですね。動きが良くなるので逆子予防にもなりますよ。
産後は出産で開ききった骨盤を閉める時期を見逃さずにマキマキしておくことが重要です。産前からいらしている患者さんは退院後3週間ぐらいまでにいらっしゃいまして、妊娠中の巻き方と違う、お腹を押さえる巻き方をお教えします。これできっちり閉まっていきますから、産後太りなどを随分減らすことができます。上手く行けば産前よりもスタイルを良くすることも、元々あった腰痛を無くすことにもつながる画期的なタイミングなんです。緩んだ骨盤が自然に閉まっていく過程に矯正してしまう、という発想ですね。
どちらの巻き方も腹部が圧迫されるような窮屈感はありません。ちゃんと体の構造を理解して巻けば快適で、妊娠後期に多い、便秘の改善にもなったと喜んでもらっています。
さらに。兵児帯といって、さらし1枚だけで赤ちゃんをおんぶすることもできます。日本人の布文化ってすごいんです。市販のおんぶ紐と違って、お母さん個人個人の背中にフィットするように赤ちゃんがくっついてますから、お互いに心地よい。そして、しっかりフィットしているので、お母さんの背中から伝わってくる動作から赤ちゃんは人間の動きを学んでいきます。右手を出すと上体も右に捻れる、ってなことを背中でバタバタしながら体で覚えていくわけです。素敵~。
こういうさらしの応用技術を習っては患者さんに巻いて教える、を繰り返すうちにチャンスがやってきました(笑)。6月5日に開かれたミルトンママクラブで妊婦さんと産後の方に巻く機会を得たんです。
これは打ち合わせのときの写真です。
ミルトン坊やと編集さんと私。
杏林製薬さんとの楽しい打ち合わせでした~。
私もうさぎのかぶり物が必要だと痛感した日でした(笑)。
近々、主婦の友社の雑誌『Baby-mo』で講座の内容ページが出ますのでお楽しみに。