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速攻中心のバレーのリスク
速攻中心のバレーをすると言っても、これが相手ブロッカーに読まれるとかなり厳しい状況に追い込まれます。
アタッカーは、オープントス等ゆっくりのトスを打つよりも、判断スピードもプレースピードも速くしないといけなくなり、乱れたトスを調整して打つ暇というのも少なくなってしまいます。
そこにブロッカーが攻撃を読んで、きちっとマークしてくるとなると、いよいよもってアタッカーはスパイクしにくい状況で、完成したブロックと勝負しなければならないこととなるわけで、そのリスクは一気に高まってしまいます。
特に、パスが乱れてセッターまで返球がなされなかった場合、相手チームのブロッカーはオープン攻撃を予想してレフトオープンをマークしますしね。
そこに持ってきて、その場所に美しい平行トスを上げると、完全に3枚ブロックに囲まれて、アタックがシャットアウトを食らうってパターンはよくあるのです。
パスが乱れた場合、両サイドオープンにトスが上がる可能性は高いわけです。
また、セッターにボールが返ったとしても、平均すれば、やはりエースアタッカーを配置するレフトオープンで勝負して点数を取るパターンが多く、実際そのほうが無難なわけです。
しかし、そのエースで勝負しようとしたときにシャットアウトを食らうってのは、チームにとって大きな痛手となってしまいますよね。
対策(その1)
おいおいお話して行こうと思いますが、エースアタッカーということになると、やはり、10種類くらいスパイクの種類を持っておかないと、ブロックやレシーブのいいチームに当たった場合に、太刀打ちできなくってしまいます。
で、平行トスの場合も、最初から相手ブロッカーが準備して待っているところにトスアップしてしまうと、飛んで火にいる夏の虫状態になってしまいます。
そこで、手っ取り早い対応としてよくやるのが、ネットから離れた平行トスを打つ練習をしておくというのがあります。
ネットからどの程度離すかは、アタッカーの打点や想定しているブロックのレベル等との関係もありますが、要するにコースを抜けるほどのスペースがあればいいわけで、ネットから1.5mないし3m(アタックラインくらいですね。)の範囲のトスを意識して上げ、アタッカーも最初からそのスパイクを打つ練習をしておきます。
スパイクの打ち方
また、そのスパイクしたボールは、若干山形でもいいと思うのですが、できるだけコートのコーナーを突き、中衛センターにレシーブさせないとか、
ブロックに当てざるを得ないときは、通常のスパイクよりややゆっくりのスパイクで、相手ブロッカーの落ち際にボールを当て吸い込みを誘ったり、落ち際となっているブロックの上を通過させるのを狙うなど、タイミングをずらしてブロックに当てるということを考えて打って行きます。
男子の選手ですが、このトスで、無回転ボールを打つ選手がいましてね。で、相手のバックサイドにレシーブミスを誘うスパイクで対抗する巧みな選手がいました。
トスの調整
ただ、セッターに注意してもらいたいのは、ネットから離れたトスこそ、ネットの近くに上げるトスよりも目標物がないので難しいということです。
意識してネットから離れたところに、打ちやすい平行トスを上げて、レフトオープンに勝負させるという裏ワザ。きちっとそのための練習をする必要があります。
これも、クイックと同様、アタッカーとの調整ですからね・・。しっかり、話をしながら調整し、仕上げていくということが大切なのです。
次の記事でもうひとつ、対策をお話しますね。またよろしくお願いします。
こちら↓に当ブログの見どころやバレーボールの人気ブログを紹介中です。ご活用ください。
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無回転は、サーブ時ぐらいしかできませんが。。笑
逆に離れた平行トスをあげるチームにつくブロックもしりたいです。
また、色々と質問も賜り、それが記事作成のテーマにすることができ、ほんとに嬉しく思います。
なるべく、皆さんが必要とされるような記事をアップしたいと思いますので、よろしくお願いしますね。
で、ネットから離れた位置から平行を打つ選手に対するブロックの方法は、詳細は記事にアップしたいと思いますが、相手のアタッカーによっていくつかパターンがあります。
ブロックを見て打って来るタイプのアタッカーには最後の最後までブロックに飛ばず、打った瞬間に跳ぶとか、ストレートを閉めてクロスをレシーブするとか、セッターが中衛センター近くまで行ってトスアップする時は、ブロックせず「ブロック3枚!」「ブロック3枚!」と声だけ掛けて下がり、ミスを誘うかゆっくり打たせるかなど様々な方法があります。
詳細は図面つけて記事をアップしますのでお楽しみに・・。
で、明日からは、先般せれママさんがちょっと言われてましたどちらかというとライトのセミが苦手っていうお話、実は同じようなパターンはよくありますので、これを記事にしました。
また、よろしくお願いします。
いつもありがとうございます。