はじめに
このチームで、少し気になったのが、せっかくチャンスボールをもらったのに、トスに対してアタッカーの対応が遅れ、その結果チャンスボールを相手に返してしまうという現象でした。
その原因のひとつは、セッターのトスが若干乱れ、アタッカーが日ごろの練習でスパイクしているというところにトスが来ていないというのがありました。
しかし、試合中のトスというのはそういうものです。
私に言わせれば、実際の試合ではセッターも日ごろの練習どおりネット際のセッターの立ち位置からいつもトスアップできるわけではありません。
まして、オープンスパイクとなれば、少々のトスの乱れはトスを追いかけて走り込んでスパイクするくらいの気持ちを持って打ってもらいたいのです。
対応方法
トスを追いかけて打つための一つの対応方法として、アタッカーがトスを要求するというのがあります。
「オープン」「オープン」とか「平行!」とかアタッカーが大声でトスを要求するのです。
これは、アタッカー自身、この動作をすることでそのスパイクを打つという心の準備をし、トスが来ることを前提に行動を起こしますので、黙ってプレーしてトスが来るのを見て動くというのより対応のスピードが早くなるというのを狙ってのものです。
試しにやってみてください。
今まで打てなかったトスが打てるようになるなど、かなり違います。
このチームにもその練習をさせましたのが、下記の動画です。
8 トスを要求して打つ練習(オープン)
セッターに聞こえるような大きな声で要求させるのと、要求のタイミングをどの辺にするかという実戦的な練習です。コートの奥のほうでネットを使わないで練習していますので、若干声が聞きづらいかもしれませんが、こういう練習も結構実戦で役立ちますので、御紹介します。
この度はスパイクについて質問がありコメントをさせて頂きました。
自分は小2から現在(23歳)までバレーボールを続けていますが、大学入学時に肩を痛めてしまい、従来のパワーによる強引な決め方が出来なくなってしまいました。
質問というのは、ブロックが綺麗に着かれた時のスパイクについてです。
昔なら力で強引にこじ開けたり、インナーにねじ込んだり、ワンチでコート外に無理矢理持って行きました。
しかし肩が弱くなった今、インナーに打ってもレフトに拾われ、ワンチもリベロに追いつかれてしまいます。
しかしクラブの試合で、打点は普通なのにブロックを超える足の長いボールを綺麗なドライブ回転をかけコート隙間に入れる人がいました。
あの球質なら今の肩でも打てると思いましたが、中々思うようにコート内に納めることができません。
もしよろしければ、上記のようなスパイクの打ち方を伝授して頂けませんでしょうかU+2753
到達点なら325~330あるので、クラブチームの大会(県大会レベル)なら打ち方を工夫すれば自分でも再現出来ると思っています。
少しお待ちください。
図面等準備して、私の思うところをお話させていただきたいと思います。
今後ともよろしくお願いします。
磯野殿の説明を心待ちにしております。
よろしくお願いします。