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ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

ライトセミが打ちにくい場合の調整・・・・(その2  ライト打ちが苦手となる理由)

2010年12月01日 11時56分07秒 | 速攻中心のチームを作る

はじめに
昨日の記事「ライト側のセミが苦手な選手に施す調整(その1・・・トスを知ろう)」で、セミクイックののトスは、結構斜めに落ちて来てるということがおわかりいただけたでしょうか?

で、本日のお話は、利き腕とトスの軌道の関係で打ちにくくなっている場合があるので、そのお話をします。

最初のアタック練習がしっかりできると逆サイドのアタックができなくなる
アタック練習をする時、「ボールの下にきちっと入れ」というように指導され、それこそ「0(ゼロ)から始めるアタック練習・・・7日目(ボールをキャッチ)」の記事で紹介しているようなボールキャッチの練習からスパイクを身につけて行った選手は、ボールの下に入ってジャンプすることが、いいアタックを打つための第一歩というように解釈します。このこと自体は決して間違いではありません。

実は、この、キャッチ練習やパスアタックの練習をする時、さらにはまっ正面から飛んで来るボールをダイレクトスパイクしてスパイクを覚えて行くときまでは、このボールの真下に入って打つというのは、正解なのです。

しかし、ここから、ライト打ちをするのかレフト打ちをするのかでダイレクトスパイクの方法が変わります。

ライト打ちとレフト打ちはここが違う
下図を見て下さい。
ライト打ちをする選手には白シャツの選手がネット越しにトスアップしてダイレクトスパイクを打たせる練習をさせる場合に、●→  ●→  ●→というう具合にライト側に徐々にトスをずらし、このトスをアタッカーは追いかけて、黄色シャツからオレンジ、さらにはグリーンシャツの位置で方向にスパイクしてライト打ちを覚えて行きます。
逆にレフト打ちを覚える選手は、トスの位置をから、さらにはという具合にレフト側にずらして上げてもらいながらこれを方向にダイレクトスパイクしていく練習をするのですが、この方法は利き腕とトスが来る方向(トスの軌道)を無意識のうちに調整してスパイクを覚えさせるためのとてもよい練習なのです。 

 

 この練習はなにがいいかといいますとで示したトスが来る方向に対して、アタッカーはどの位置に自分の体をおけばスパイクが打てるかというのを自然に体得する練習なのです。

図をよく見て下さい。オレンジやグリーンシャツの選手のところはが選手の前を通過して体の右側までボール移動したところで、スパイクしています。
逆にレフトスパイクであるピンクや赤シャツの選手は方向にトスが上げられますが、体の前を通過させずに右肩の所にボールが来たら、ヒットするのです。

利き腕によって(この場合右利きですが・・・)ライト打ちとレフト打ちではトスの軌道に対して体の置き方が違うのだというのが分かると思います。

ボールの真下でジャンプするとの認識と実際のプレーの違い
アタッカーは、ボールの下にきちっと入って、ボールを捕らえるという認識を持った上で、このように、実は自然と自分で調整しライト打ちの選手はトスのコースよりもやや内側に入ってジャンプしてスパイクし、レフト打ちの選手はトスの軌道よりもやや外側でジャンプしてスパイクしているのです。
しかし、自然に行っているこの巧みな調整に気付いていない場合があるのですね。

そして、この無意識のうちに行っている巧みな調整が、逆サイドのスパイクを打とうとしたときに、単にボールの下に入ってジャンプしようという感覚でプレーするという状況を引き起こし、その結果ボールに手が届かなくなるという状況を引き起こすのです。
逆サイドからのスパイクを不得意とする原因がここに潜んでいるわけですが、次の記事でトスの軌道にアタッカーの図面を入れて説明しますので、是非、見ていただきたいと思います。

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2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (せれまま。)
2010-12-01 13:35:42
1度左手で試してみたいと思います!!
体の向き1つで、スパイクもレシーブも違うのがよくわかりました。
右側まで^^を頭におき、チャレンジ練習したいと思います。
返信する
Unknown (磯野)
2010-12-01 18:00:40
いつも、コメントありがとうございます。
記事のテーマを提供していただいている感じで、感謝いたします。

後は、
本年10月26日にアップした記事
「ライト平行克服のカギはボールの見方(その2)・・・0(ゼロ)から始めるアタック練習27」
で紹介したライト平行を打つ要領と同様、セミもライト打ちの場合はネットに沿って助走するというのが、ボールを見やすくする一手段ですのでお試しください。
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