はじめに
昨日の記事では、1m90センチ以上のアタッカーに1m70cm台のブロッカーで挑もうというには、やはり、いくら戦術があるといったところである程度の高さは確保する必要があるというお話をさせていただきました。
その条件が、ある程度ジャンプ力をつけ滞空時間を作れること。
最低限、ブロックの瞬間ネットの白帯の上に目が出せるブロッカーになることを提案いたしました。
これがですね、アタッカーを見る上でやはりよく見えるのです。
ただ、身長170cm台の選手がブロックでこの高さを確保するには、ちょっとした工夫が必要なのです。
今日からそのお話をさせていただきます。
本日は、まず、通常の基本的なブロックの方法、メリット、デメリットについてお話しします。
通常のブロックにおけるジャンプ
ブロックのジャンプの方法としては、下図のとおり、オープントスに対し、まずブロッカー三人がサッと相手のレフトオープンの付近に集まり、そこから体勢を整えてブロックのジャンプをします。
ブロックを揃えるべく「せ~の ハイ」ってな具合に号令掛けて揃えてジャンプすることもあります。
ステップの方法はまた、後日詳しくお話しますが、通常ブロッカーは右に移動するときは右足から移動し、次に右足より少し前に左足を持って行き、で最後に左足の右側に右足を持って行って、上図のような体制となり、ネットに正対し、やや膝を折って沈み込むのですね。
その状況が上の図の横向きの矢印とその上に立った状態の青シャツ、緑シャツ、ピンクシャツの3人のブロッカーです。
トスが●付近に来るまでにはこの体制を整えたいところですが、実際の試合ではパスが乱れていてオープンにしか上げられないという状況が生じたり、明らかにエースで勝負に来ると分かった場合等でないと、これだけしっかりしたブロック体制は整えられないことが少なくありません。
セッターとしては、なるべくブロックが十分な体勢でジャンプできないように時間差等を絡めて、ブロッカーを翻弄したり、レフトオープンにも速めのトスを打たせたりという戦術を使いますから、ブロッカーもそれに負けないようすばやい動きで対応しないといけません。
このブロックの特色
メリット
なんといってもですね、このブロックの方法だとブロックに差し出した腕がきちっと揃います。
間を抜かれるというようなミスは少なくなります。
レシーバーとの連携がしやすいというメリットがあります。
また、ネットの白帯に沿って、すり上げるように両手を持って行くことができますから、ボールの吸い込み等を防止することができます。
さらに、ブロックを見てスパイクして来るようなアタッカーに対しては、ブロッカーはスパイクぎりぎりまで手を出さず、スパイクを打った瞬間にサッとジャンプして両手をネット上に出すくらいのタイミングでブロックすることができます。
今日は、ブロックの状況がたくさん出てくる動画もアップしておきますので、時間の許される方は是非ご覧ください。
もともと、特異なサービスエースの動画としてアップしたものですが、ブロックやレシーブのイメージが掴めると思いますので・・・・・。
好プレー!判定にクレーム付けた選手を狙ったサーブてゲームセット
デメリット
問題もあります。このブロックはジャンプ力の多くが脚力から賄われます。
そのため、若干の背筋や腕を上に上げる動作によるパワーが加わるとはしても、そのジャンプのためのパワーのほとんどが、沈み込んだ姿勢から膝や足首を伸ばしていくことによって生じる重心移動でジャンプ力を生む仕組みとなっており、ジャンプの高さがあまり稼げないのです。
そのため、時にはブロッカーは床に両手がつくくらいにまで膝を曲げ、その姿勢からタイミングを計ってブロックジャンプしてくる選手もいるくらいです。
身長差20cm近いハンディを背負って試合をする際、このブロックジャンプでは太刀打ちできないのです。
で、当時はやっていたブロックジャンプについて明日の記事でお話したいと思います。
要は、助走をつけて体をひねりながら行うブロックで、この方法を採用しているチームもあるかとは思うのですが、そのお話をしたいとおもいます。
では失礼します。
blogramランキング参加中! ←応援(クリック)していただくと嬉しいのですが・・・。頑張って、記事をアップしていきますので・・・どうかよろしくお願いします。
こちら↓では当ブログの見どころやバレーボールの人気ブログを紹介中です。どうぞ、ご覧ください。
にほんブログ村
実は11月に職場とは別のチームで大会に出場する予定で、ライトアタッカーとして出場する予定です。エースは大学までバレーをされた方がされるのでチームの中で身長がある僕はブロック要員ととしてライトになりました。
なので集中して読ませて頂いております。
このチームもエース以外バレー未経験者なのですが上位を望めそうなレベルまできてるので頑張ります。
先日お礼兼質問のメールをさせて頂き数々の応援のメッセージを頂き、それをヒントに翌日から仕事終わりに空地に立ち寄りスパイクの練習をしております^^
で、自分でも『まさか!!』と思った事がおきました。
磯野様のトレーニング記事をヒントにスパイクを打ってはボールのところまでランニングって感じでだんだん息が切れてきた時に、ボールを手に取り無意識にトスをした時です!!
思いのほか前にボールが行った為に『おっと!!』と思って両手のバックスイングと振り上げを軽く意識しながらスパイクしたんです。
結構威力のある球でした。
で、そのボールを追いかけてるときに『あれ??今なんかいい感じで助走したよな・・・?』と思いもう一度その場面を思い出したてやるとまたいいのが打てたんです!!
なんと3歩助走できるようになってました^^
前はトスと助走を別のものと考えてやってたのであたふたしてたんだと思うんですが、トスと同時に一歩目の助走も始めると一連の動作になったんです!!
説明下手ですみません^^;
今夜はほどよい疲れで非常に気分がいいです^^
みなさんほんとにありがとうございます^^
それ、せれママさんがコメントされてた、足を意識せずにプレーして足の動きを習得するっていうパターンじゃないかと思います。
私思うのですが、人間の勘や体はですね、ああしたいという最終目的だけもって、反復練習していると、自然とその結果を導き出すための一番効率よい動きができるようになるのではないかと思うのです。
歩いたり、走ったりを無意識にするようにですね・・・。
頑張ってください。
応援させていただきます。
頭で理解したことが、練習で出来て体でわかるととても嬉しいですよね。
私も、その快感を感じながら、すこしづつ上達できていくのがまた嬉しくて・・・の繰り返しです。頑張ってくださいね。
磯野さんへ、昨日ママさんの大会がありました。
今回意識したのは、やはりブロックでした。ブロックポイントが4つで、私としては良い感触でした。まだ、ボールが当たる瞬間に力を入れるのが出来てなくて、吸い込みや相手にチャンスボールを返すこともありましたが、これからの課題です。
この先のブロック記事を楽しみにしてるので、よろしくお願いしますね。
でも、4本も感触のいいのがあったら最高ですよ。
セッターがフェイクを掛けながらトスアップしますし、アタッカーだってひねって打ったりしますからね、ブロックもタイミング合わせるだけでも大変で、ブロック完成前に打たれたりすることもありますので、そういう中4本もいい感触のがあったということになれば、もう、上出来だと思います。
頑張ってください。