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ウラ技・バレーボール技術・戦術研究会

実際に使って来た9人制バレーボールの技術・戦術のウラ技。ママさんバレー、一般のクラブチームではかなり通用しますよ。

練習試合の分析(その2)

2010年12月04日 08時25分34秒 | 速攻中心のチームを作る

はじめに
11月初旬に行った練習試合は、取り組もうとしていた速攻で自滅。
5セットして、1セットも取れずというふがいない結果に終わりました。
1セット目の立ち上がりはそこそこ競ったのに、2セット目以降はぼろ負けだったことについて、その要因を調べて、対策が立てられないか、考えることにしました。
1セット目の立ち上がりに追いすがった当方を、相手チームがどこでどうやって突き放したのかはとても興味のあるところです。
 
で、核となる選手が相手チームの前衛ライトにいて、この選手が「
練習試合の分析」の記事にアップしたとおり、ブロックにサーブに活躍していたのです。

さらには攻撃では、次のようにして、一発必中のCクイックを打っていました。

相手チーム核となる選手の攻撃面での活躍
相手チームの核となる選手が前衛ライトにいたのですね。身長があり、バレーをよく知ってるし、もちろんプレーも格が違います。
この選手、攻撃に参加する際は下図のとおり赤シャツの位置からちょっと遅めのCクイック(時間差のセミに近い感じですね。)を打って来るのですが、これが、打点が高い上にしっかりブロックを見た後、打ち分けて来るのですね。打球はアタックライン付近に来る超クロス、真下に突き刺さるような感じなのです。

打たれるスパイクは全部決まるという感じでした。

レフト側からはオレンジシャツのとおり、やや遅めのAクイックが来ますが、このAクイックとの時間差のような感じになっていてセッター(青シャツ)のフェイクもなかなか効いているのです。

この状況を上から見ると下図のとおりです。


当方のブロック
対する当方のブロック体制は前衛両サイド(緑シャツピンクシャツの選手)
が、それぞれ相手チームの対面の選手をマークし、セッター(黄色シャツ)は最初にAクイックをマークして、着地したらその足ですぐにCクイックにもブロックに行く(いわゆる2回跳びですね。)方法で対応しようとしました。
しかし、身長の低いセッターがAクイックの打点に届くようにジャンプしますと、やはり着地に時間がかかってしまい、Cクイックが遅いとは言っても、その打点には到達する前にスパイクされてしまいます。
そこで、途中から、ブロックに行くのはAクイックかCクイックかどちらか一方でよいから、よくセッターの動きを読んで迷わずブロックに行くように方針を変更しました。

ブロックできないCクイック
当方のセッターは健気にブロックに行きました。
しかし、下図のように、簡単に上を越されてしまうのです。


このようなことが、ビデオを検証して分かってきたのですね。

サーブでの活躍
実はこの選手、サーブもなかなかのものでした。
練習試合ということで、後衛から順にサーブを打っていたようですが、15点ころにこの選手のにサーブが回ってきたのですね。
この選手、サーブの打点も高いので、いきなり上から落ちて来るような感じになるのでしょうね。レシーブ陣はコートの中に上げるのが精いっぱいで、慌ててしまいミスも出す始末で、サーブポイントも上げられましたし、やっと返球するも、チャンスボールをしっかり打たれて失点するという悪循環に陥り、突き放されたのでした。

対策を立てる
このままでは、途中まで競ることができても、相手に勝ち越すことはできません。で、逆に勝負どころではこの選手にトスを集められ、押し切られてしまうのですね。
もちろんこのような選手と対戦するための方法はいくつかあるのですが、問題は、その裏ワザをこなすのにどのくらいの期間が必要かということですね。
特に、この付近を守るのが、前衛両サイドの素人選手と身長の低いセッターということになると、ちょっと厳しい話になるような感じはありました。
しかしですね、彼女らはこれを見事に克服するのです。
大したものですよ。
その戦術については、明日からの記事で紹介しますね。

今日はここまでです。どうもありがとうございました。

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2 コメント

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Unknown (せれまま。)
2010-12-04 21:23:49
すごく試合内容が目に浮かびます!!
悪循環。。。そうなんですよね!核やエースの選手は、サーブの1点もここぞとばかりに狙い撃ちできますよね。
1点の重さが追いついても、抜かすまでに終了みたいな。。。
今日の練習試合でも、飛びぬけた核の選手がいました(背も高くかなりの経験者で、打点が高く、角度のあるAを打つ)が!!!!
全セット、メンバーいろいろ変更しても、5点~10点差開きで勝利することができました。。
強いチームと聞いていただけに、??となりながらも、なぜ勝利できたか、みんなで話しあいをしました。
ブロックとブロックフォロー、サーブ、建て直し方が、みごとに相手の隙間をついた感じでした。
春のリーグ戦でも当たるので、さらに分析して、勝利したいところです!!!
明日も朝から練習楽しみたいです。
返信する
Unknown (磯野)
2010-12-05 11:20:17
話を聞いておりますと、せれママさんのチームの雰囲気、とってもいい感じですね。
全員で一丸となって戦えば、こういう試合展開できうるんですよね。
勝った理由をしっかり確認するってのも大事なことですよね。
来季に向け、弾みが付きましたね。
頑張ってください。
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