
はじめに
これまでに、ブロックとレシーブの連携についてお話してまいりましたので、御理解いただけたと思いんすが、要するに、相手の攻撃に対して、どこまでブロックに付けるか、どの範囲をブロックで対応することができるかを把握した上で、ブロックの後ろでワンタッチやフェイントを守る場所と、ブロックに当たらずに強打が抜けて来る箇所を分けて守るということになるわけです。
今日は、5人ブロックでの対応方法最終回で、いよいよ、ライトオープンに対するんブロックとレシーブの連携の一例をお話します。
2枚ブロックなら
下図を見て下さい。オレンジシャツの6番、9番、7番が強打のレシーブに行っています。
ライトからの攻撃では、右利きのアタッカーの場合、超クロスにコントロールしたスパイクを打つころができます。
そこで、この図の場合は黄色シャツの4番、1番のブロッカーはややクロスよりにブロックに行っており、ストレートを空けています。
緑シャツの8番、5番はワンタッチボールのうち大きく跳ねたもの、
青シャツの2番はブロックの後ろに走ってフェイントやネット際のワンタッチボールを拾います。
オレンジシャツ7番の選手の所は、ストレートの強打が来ますので、サイドラインいっぱいの位置にセンター攻撃の場合より少しだけササっと下がり、サイドラインに寄った位置にポジションを取ります。
で、自分の正面か右側に来たボールにだけ反応します。すると弾いたボールが選手がいるコートの前か右側に跳ね、カバーしてもらえるということになります。
3枚ブロック
コミットでAクイックにブロックに行っても、片足で着地すればライトオープンまでブロックに行くことは可能です。
したがって、Aクイックのブロックがリードで対応できるというポテ吉さんのチームの場合、セッター(青シャツ2番)が頑張って3枚ブロックに行けなくもありません。
ただ、この3枚ブロックをやるには黄色シャツ1番の選手も全力でサイドに走り、2番の選手が素早く動けるようにしてあげないといけません。
その練習をしてみる必要があろうかと思います。
2番の選手がブロックに行った場合は3番の選手がブロックの後ろまで回るということになります。
以上、ライトオープンへの対応方法の1例を御紹介しました。
後は「はじめに」で述べたブロックとレシーブの連携の基本に則ってチームで考え、自分たちのチームに一番マッチするフォーメーションを発見していただくと良いかと思います。
以上で、速攻への5人ブロック対応記事を終了させていただきます。
長きに渡るお付き合いありがとうございました。
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ここ1ヶ月ほど忙しさが増して、パソコンに向かうことができず、携帯から記事を読ませていただいていたのですが、コメントがなかなかできず、申し訳ありません。
5人ブロックでの対応として、私たちのチームが磯野さんのものと大きく違うところは、③番がセッターであるということと、バックの両サイドがここまで前進したポジションをとっていなかったところです。
そして①番の選手が思ったよりもフットワークが悪く、レフトA攻撃に対するブロックがほぼ無理ということですかね・・・。
ただ、セッターやアタッカーの心理を探る記事はこのフットワークの悪いところを大いにカバーできると思いました。
レシーブの人数は減りますが、6人ブロックを考えていくのもありかなーと思っています。
最終的には相手チームの特性により5人ブロックと、6人ブロックを使い分けられるようになると最高かな。
それにしてもバレーボールは奥が深い!!
小さな1プレーからこんなにも深く、広く考えることができるのだと思いました。
(マジックサーブも最高!!)
私たちのチームはブロックが苦手なので、磯野さんの過去のブロックの記事を読ませてもらっています。
長い期間の記事有り難うございました。
今後もずっと読ませていただこうと思っています。
実は、私もこの御相談を受けた時6人ブロックを推奨しようと思っていました。
相手が速攻で来るということになると、当方も体力負けしないようにした上で、5人ブロックにすればブロッカーがすばやく動かないといけないし、6人ブロックにするとレシーバーとブロック参加しないブロッカーがすばやく動いてレシーブにも頑張らなければならないということになります。
結局、いずれにしても体力負けしないようにしてすばやい対応をしなければならないのですね。
ただ、速攻の場合はネット際からの攻撃になりますから、ブロック勝負のほうが基本的に有利なような気がいたしまして、その意味で6人ブロックをお勧めする次第です。
6人ブロックになれば、時間差のレフトセミやレフトの平行に3枚のブロックを付けることが可能になりますし、例えば前衛レフトと中衛レフトの間にポテ吉さんがブロックに入り、レフトセミやレフト平行に対しては、すばやく下がって超クロスのスパイクをレシーブすることも可能となります。
相手レフトからの攻撃に3枚ブロックを付けることによって、ポテ吉さんは超クロスの強打のレシーブに入ればよく、ネット際からレシーブ位置に下がる距離は短くて済むということになるわけです。
そういうことで私も6人ブロックは、かなり有効だと考える次第です。
また、何かありましたらいつでもどうぞ。
是非頑張られてください。
応援しております。
試合の結果等また聞かせていただくと嬉しいです。
では、今後ともどうぞよろしくお願いします。