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本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< 刑事ゼロ >

2019年04月10日 | ◇読んだ本の感想。
沢村一樹は好きだ。というより、沢村一樹が出るようなドラマが好きなのかもしれない。
といっても、なんでも見るというわけではなく。
浅見光彦とかは見てませんよ。(原作が嫌い……)

意識して見るようになったのは2014年の「ブラックプレジデント」以来かな。
自分で驚いたが、超最近ですね。
「デカワンコ」でも見てるな。これが2011年(けっこう最近だと思っていたので驚愕)。
それ以来「ブラック・プレジデント」「ナポレオンの村」「偽装の夫婦」(これでも4年前……!)
「レンタル救世主」「絶対零度~未然犯罪潜入捜査~」。
うん。けっこう見てる。コメディが好きなんだな。

とはいえ、沢村一樹の刑事役もそろそろ飽きたなーとはちょっと思っていた。
特に直前が「絶対零度」だし、その前も単発のスペシャルで「大女優殺人事件」もあったしね。
あまり期待しないで見てみた。

そしたらこのドラマ、思ったよりはるかに凝ってました。感心した。

初回の2時間スペシャルは源氏香がモチーフ。がっちがちの新本格っぽいストーリーで、
脚本に有栖川有栖か綾辻行人が噛んでるんじゃないかと思ったくらいだよ。
現実的にはあり得ないといえばあり得ない犯罪なんだけど、
まあそこはフィクションとしての面白さで。

脚本家を見てみると、「安楽椅子探偵シリーズ」の脚本家。あー、わかるわー。
これ好きだったなー。もうやらないのかしらん。

1時間の通常営業になったらここまで凝れないだろうと思っていたが、
ワンクール、けっこう通しましたからね。クオリティ高かったと思う。

残念ながら各話のタイトルがwikiに載ってないのでアレだが、
2話の別荘の話とか(最後多少安っぽく終わっちゃうけど)
3話の逆誘拐の話とか(無理があるが、逆誘拐を使うだけでちょっと面白みが出る)
5話の八咫神村の話とか(ロケハンおつかれさま)。

6話の森口瑤子は良かったなー。
好きな女優さんで、でも久々に見て、さすがに老けたかと思って最初は見ていたが。
最後の演技が迫るわー。

7話に出た阿部進之介という役者にちょっと目が行った。これから来ないかね?
一味違うっぽくない?

8話で佐相の家族の話。

9話と最終話はタロットの見立て殺人にコレクター殺人が加わり、さらに2つくらい仕掛けをからめて。
いや、凝ってる。面白く見た。

凝ってるといえばセット・ロケもかなり。
場所を京都に設定しただけに、京都の町をかなり走らせてましたよ。
神社もけっこう出て来たしね。
何より、警察では絶対あり得ない家具の少なさを誇る、京都府警本部の建物が……擬洋風建築。
「リアリティがない!」と毒づきつつ、目には楽しいですからね、ああいうの。

嫌いだと思っていた武田鉄矢。しばらくぶりで聞いたら声が意外に良かったのも発見。
瀧本美織の声がどう聞いても仲間由紀恵に聞こえる。似てるよね?
また、「TRICK」的なBGMを使うんだもの。
渡辺いっけいはなんか濃すぎてちょっとヤなんだけど、今回の課長役は良かった。
最後にちらっと見せ場もあったもんね。

最終話は無理くり捻じ曲げた感はありつつも、次のシーズンが作れる作りになっていたので、
もしかしてシーズン2も作る気満々?
そうだとしたら楽しみ。次もこの話のレベルを保っていてくれたら嬉しいな。



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