プラムフィールズ27番地。

本・映画・美術・仙台89ers・フィギュアスケートについての四方山話。

< 大秦帝国 1話&2話 >

2024年01月20日 | ドラマ。
「オスマン帝国外伝」を放映していた枠のいくつめかの後番組。
まあ似たような韓流ばっかり流している(と偏見をもっている)よりは、
海外の大河ドラマを見せてくれるのはいい試み。

とはいえ、1話と2話を見て、今後ずっと見続けられるか自信がない……。


なにしろおっさんばっかりなんです、登場人物が!
わたしはおっさんの見分けが昔から苦手で。このドラマは今のところ、
中年のおっさんと老年のおっさんが20人くらい出て来てますからね!
20人は大げさ?15人。早晩見分けがつかなくなるのは目に見えている。

「大秦帝国」というタイトルなのに、魏の国側を先に映すの止めてー。混乱する。
王様と宰相や将軍、公子がいて、当然秦の帝国にも王様と宰相や将軍と公子(複数)がいて、
もうこれだけで最低10人はいるでしょう?
無理だー。わたしには。

2話で死にゆく王様と長年仕えてきた宰相?将軍?との別れがあったけど、
交互に映してると双子にしか見えない。どっちも白髪で髭が長くておじいちゃん。
さすがに王様とかしこまっている将軍は態度が違うから、この場でわからないということは
ないけど、別なシーンになったら絶対わからんわ。

「この人が誰」がわからなくなる→話がわからなくなる。という未来がありありと見える。
「オスマン帝国外伝」でとても素晴らしかったのは、
毎回人物それぞれの登場時に、いちいち名前と説明を添えてくれたところ。
これがあるとないとじゃハードルが相当違いますよ。

わたしなんかはもちろん毎日は見ないし、下手すると1ヶ月くらい間が空くことも
あるんだから、毎回説明してくれないとわかってた人もわからなくなる。
これはBS日テレは良いノウハウとして、どの海外歴史ドラマにも適用してほしい。



ただまあ、人がわからないわりには、意外にもこの2話はわりと楽しめてます。

風俗部分が面白いのよね。どの程度考証してくれているのかはわからないけど、
古代の戦の仕方なんてめったに見られないでしょう?
鎧や衣装なんかも。
「オスマン帝国外伝」と違って、目下のところ宮廷調度のきらびやかさとか
衣装の豪華さは全然ないんだけどさ。まあ古代だから当然。

だが古代中国の城郭建築は見ていて楽しい。
紫禁城タイプは数々の映画でそれなりに見れたけど、古代のものは
なかなか見られないから。とりあえず絵面だけを見てても楽しめるかな。

しかし秦の王様、あんな巨大な銛があんな遠くからぶっささったら、
その場で即死だと思うのよねー。しかも毒を塗ってあったんでしょう?
矢じゃないよね。銛だよね。体が千切れると思うのだが。

それが生き延びて意識もしっかりしてて帰国もして何日からしてから
たくさんの人と話をして、兵士たちの前で演説もして、それからようやく死ぬんだからね。
無理がある。

商鞅と公叔座はなんとなく名前に聞き覚えがあるのだが……
でも何をした人だったかはまったく記憶にない。
商鞅が主役ですね?魏から秦に移りますか?
が、それにしては2話までの段階ではほとんど出てこない――あるいは出て来てるのかも
しれないが、何しろおっさんがみんな同じに見えるのでよくわからない。
ほんと、わかる気がしませんよ。

見れなくなるまで見る。多分最後までは見れない気がする。51話だもの。
でも2話までは面白かった。

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