なかなか面白かった。週に2回ずつくらい見て、最終話とほぼ同時に見終わった。
最大の魅力は序盤の設定の立て方ですね。
13人の子供の白骨死体が洋館(?)の地下室で見つかり、そこには謎めいた刻印が……
なんて、ミステリ的には最高の導入じゃないですか。ちょっとグロいけど。
全10話のうち、第1の事件が7話で解決し、第2の事件はそこから10話(最終話)まで。
第1の事件と第2の事件、登場人物は継続しているけど、別の話っていえば別の話。
2番目の事件はまあわりと普通な筋立てだったかもねー。
ネタバレあります。
2番目の事件の犯人は弱かった気がする。
誰?と思ったもの。わたしはサトルかカノンのどちらかだと面白いが……と思っていた。
母子家庭が2家族だったからちょっとインパクトも弱かったのよね。
どっちかを別なシチュエーションに出来れば良かった。
が、冴木の弟とその母は変えられなかっただろうから、タケルの方を父子家庭にするか……
そうすると母と息子の情緒的な繋がりの良さが全く消えてしまいますけど。
祖母と孫では。……無理があるか。
まあいろいろヤヤコシイ話にはしてますけど、このヤヤコシイ話をちゃんと作った
という意味でドラマの制作スタッフにはお疲れ様といいたい。がんばった。
だが、あまりに細かすぎて頭に定着しない部分はあったな。
7話を見て1週間後に8話を見ようとした時に、第1の事件の犯人は覚えていたけど、
その後どうなったんだったかすっかり忘れていて、もう1回7話を見直した。
そうでした。第2の事件が始まったんでしたね。
タトゥーガールが突き落とされたんだよね。これ、画作りは良かったけれども、
うーん、全10話で1~7話、7~10話で2段構えの話を作るほどでは……と思った。
ただ、雰囲気はちゃんと作りこんでると思ったし、役者も良かったし。
成田凌は……ちょっと前に何かをやっていた気がするので悪いイメージも残っているが、
確認して記憶を新たにしたくないと思う程度にはいい役者で、消えて欲しくないと思った。
今回は役柄にぴったり合っていたと思った。はまり役といってもいい。
この話に説得力を付加した。
似合うという意味では黒木メイサも良かった。かっこ良かったね。
こういう役が一番合うだろうな。床に座り込んで考えるの好きだった。
小日向さんは……この役には年齢的に少々無理があるような。
もう少し若くてこの役が出来る人は他にいそうだったよね。
演技的には文句なし。
蓮水花音が吉川愛という人。この人初めて見たけど、なかなかいいんじゃないでしょうか。
2017年と2024年の雰囲気の違いが良かった。別人かな?と思うくらい。
そして、こういわれて本人が嬉しいかどうか不明だけども、
胸の大きなふくよかな体つきに妙に説得力があった気がした。
洋服の好みの変わり様とかも上手いアクセント。
ソウスケの萩原利久は「探偵が早すぎる」と「ミステリという勿れ」で見ましたね。
わりと記憶に残る役者だった。上手いかどうかは微妙だが、残るのはいいこと。
佐藤大樹という人は、正直どうかねえと思っていた。ちょっと演技演技しすぎてたかも。
うーん、と思いながら見ていて、でも最後のニッタリと笑う表情が良かったので、
それで印象がだいぶ良くなった。
サトル役の松本怜生という人は初だね。普通だと思っていたが、最終話くらいの
泣く表情にちょっと目を惹かれた。次の朝ドラに出るんですね。
そしてなんといっても!野間口徹が上司役だったのが嬉しかった!
刑事刑事してないところが安心感があった。
けっこういい役者たちを組み合わせたと思います。
話として、わたしがちょっとなーと思ったのは大きいところでは2点。
小日向さんの日記を掘り出すところですね。細かいところは覚えてないが、
あれ、誰が赤い花を置いたんでしたっけ?
誰かが見つけさせようと思わなければあんなことしないんですが、誰だっけ?
そして花音が他の人に内緒にして、たった一人であれを掘り出すとか……。
女の子一人で掘り出すのは無理じゃないかなあ。そんなにぴピンポイントで掘れないと思うし。
そしてあの家って公共交通機関で行けるところじゃなかったよね?
その状態で「わたしちょっと……。先に帰って」「あ、そう。じゃあね」とはならん。
「どうしたの?」となるだろう。
もう一つは、小日向さんの実子が自分で調べて実の父の家を突き止めて、
覗き込んだ途端にどんぴしゃりの台詞を聞くことになること。
いや、タイミング良すぎだろーと思った。
ここらへんはちょっと雑だと思った。少しテンションが下がった。
このまま下がるかな……と思ったが、持ち直しましたから、まあ。
あと、雑誌記者と行方不明の少女は、実は省略できればもっと話が簡単になっただろうなあ。
10話で2つの大きな事件を描いて解決するだけでいっぱいいっぱいだから、
その他に少女の行方不明まで追求しなくても良かった気がするんだよね。
たしかに2024年の時点でいろいろ説明したり、冴木を引っ張り出したりするには
便利な役柄だったが、下手に話を広げすぎたのでは……と思わないこともない。
ストーカーお兄ちゃんは上手に使えたけど、種明かししてみればかなり無理な設定だよね。
もう少し無理ない設定にしてほしい気はした。
どこまでも報われない役柄だが、何しろストーカーなので仕方ない。
独りよがりでカノンの母親を殺すわけだし。しかもその方法が火事って。
周囲の人も、下手するとカノンも巻き込むかもしれないことを考えてない。
そういう人だからこそ同情する気にならずに済んでアリガタイのかもしれないが。
まあでもここまで詰め込んだ話を、ちゃんと作ったのは制作スタッフの努力。
がんばった。このドラマを作った!と実績にしていいと思う。
このくらい楽しめれば満足だ。
最大の魅力は序盤の設定の立て方ですね。
13人の子供の白骨死体が洋館(?)の地下室で見つかり、そこには謎めいた刻印が……
なんて、ミステリ的には最高の導入じゃないですか。ちょっとグロいけど。
全10話のうち、第1の事件が7話で解決し、第2の事件はそこから10話(最終話)まで。
第1の事件と第2の事件、登場人物は継続しているけど、別の話っていえば別の話。
2番目の事件はまあわりと普通な筋立てだったかもねー。
ネタバレあります。
2番目の事件の犯人は弱かった気がする。
誰?と思ったもの。わたしはサトルかカノンのどちらかだと面白いが……と思っていた。
母子家庭が2家族だったからちょっとインパクトも弱かったのよね。
どっちかを別なシチュエーションに出来れば良かった。
が、冴木の弟とその母は変えられなかっただろうから、タケルの方を父子家庭にするか……
そうすると母と息子の情緒的な繋がりの良さが全く消えてしまいますけど。
祖母と孫では。……無理があるか。
まあいろいろヤヤコシイ話にはしてますけど、このヤヤコシイ話をちゃんと作った
という意味でドラマの制作スタッフにはお疲れ様といいたい。がんばった。
だが、あまりに細かすぎて頭に定着しない部分はあったな。
7話を見て1週間後に8話を見ようとした時に、第1の事件の犯人は覚えていたけど、
その後どうなったんだったかすっかり忘れていて、もう1回7話を見直した。
そうでした。第2の事件が始まったんでしたね。
タトゥーガールが突き落とされたんだよね。これ、画作りは良かったけれども、
うーん、全10話で1~7話、7~10話で2段構えの話を作るほどでは……と思った。
ただ、雰囲気はちゃんと作りこんでると思ったし、役者も良かったし。
成田凌は……ちょっと前に何かをやっていた気がするので悪いイメージも残っているが、
確認して記憶を新たにしたくないと思う程度にはいい役者で、消えて欲しくないと思った。
今回は役柄にぴったり合っていたと思った。はまり役といってもいい。
この話に説得力を付加した。
似合うという意味では黒木メイサも良かった。かっこ良かったね。
こういう役が一番合うだろうな。床に座り込んで考えるの好きだった。
小日向さんは……この役には年齢的に少々無理があるような。
もう少し若くてこの役が出来る人は他にいそうだったよね。
演技的には文句なし。
蓮水花音が吉川愛という人。この人初めて見たけど、なかなかいいんじゃないでしょうか。
2017年と2024年の雰囲気の違いが良かった。別人かな?と思うくらい。
そして、こういわれて本人が嬉しいかどうか不明だけども、
胸の大きなふくよかな体つきに妙に説得力があった気がした。
洋服の好みの変わり様とかも上手いアクセント。
ソウスケの萩原利久は「探偵が早すぎる」と「ミステリという勿れ」で見ましたね。
わりと記憶に残る役者だった。上手いかどうかは微妙だが、残るのはいいこと。
佐藤大樹という人は、正直どうかねえと思っていた。ちょっと演技演技しすぎてたかも。
うーん、と思いながら見ていて、でも最後のニッタリと笑う表情が良かったので、
それで印象がだいぶ良くなった。
サトル役の松本怜生という人は初だね。普通だと思っていたが、最終話くらいの
泣く表情にちょっと目を惹かれた。次の朝ドラに出るんですね。
そしてなんといっても!野間口徹が上司役だったのが嬉しかった!
刑事刑事してないところが安心感があった。
けっこういい役者たちを組み合わせたと思います。
話として、わたしがちょっとなーと思ったのは大きいところでは2点。
小日向さんの日記を掘り出すところですね。細かいところは覚えてないが、
あれ、誰が赤い花を置いたんでしたっけ?
誰かが見つけさせようと思わなければあんなことしないんですが、誰だっけ?
そして花音が他の人に内緒にして、たった一人であれを掘り出すとか……。
女の子一人で掘り出すのは無理じゃないかなあ。そんなにぴピンポイントで掘れないと思うし。
そしてあの家って公共交通機関で行けるところじゃなかったよね?
その状態で「わたしちょっと……。先に帰って」「あ、そう。じゃあね」とはならん。
「どうしたの?」となるだろう。
もう一つは、小日向さんの実子が自分で調べて実の父の家を突き止めて、
覗き込んだ途端にどんぴしゃりの台詞を聞くことになること。
いや、タイミング良すぎだろーと思った。
ここらへんはちょっと雑だと思った。少しテンションが下がった。
このまま下がるかな……と思ったが、持ち直しましたから、まあ。
あと、雑誌記者と行方不明の少女は、実は省略できればもっと話が簡単になっただろうなあ。
10話で2つの大きな事件を描いて解決するだけでいっぱいいっぱいだから、
その他に少女の行方不明まで追求しなくても良かった気がするんだよね。
たしかに2024年の時点でいろいろ説明したり、冴木を引っ張り出したりするには
便利な役柄だったが、下手に話を広げすぎたのでは……と思わないこともない。
ストーカーお兄ちゃんは上手に使えたけど、種明かししてみればかなり無理な設定だよね。
もう少し無理ない設定にしてほしい気はした。
どこまでも報われない役柄だが、何しろストーカーなので仕方ない。
独りよがりでカノンの母親を殺すわけだし。しかもその方法が火事って。
周囲の人も、下手するとカノンも巻き込むかもしれないことを考えてない。
そういう人だからこそ同情する気にならずに済んでアリガタイのかもしれないが。
まあでもここまで詰め込んだ話を、ちゃんと作ったのは制作スタッフの努力。
がんばった。このドラマを作った!と実績にしていいと思う。
このくらい楽しめれば満足だ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます