お母さんと読む英語の絵本

読み聞かせにぴったりな英語絵本から、米国の子どもたちの世界をご紹介
子どもをバイリンガルに…とお考えのお母さんに

大きくなっても、読み聞かせ

2009-01-27 | about 英語の絵本

Harry Potter and the Philosopher's Stone

読み聞かせを喜ぶのは小さいうちだけ、と思っていました。ところが、とんでもない!うちの子どもは、反抗期のころになっても、まだ、本を読んでもらうのだけは好きでした。自分が流暢でない言葉で書かれた本を読んでもらうのを、とりわけ喜びました。バイリンガルの子は、母国語以外の言葉で読む楽しさを知っているために、読書を2倍楽しめる、と言えるかもしれませんね。

うちでは何歳まで読み聞かせていたかなと考えてみると・・・、年令は正確に思いだせないのですが、一緒に読んだ最後の本はハリー・ポッターのシリーズでした。

英語版は娘が自分で読み、その日本語版を、娘以上にハリー・ポッターにはまっていた父親が、一緒になって読んでいました。だから、娘が高校生になっても、日本語の翻訳版が出るたびに、一緒に読んでいたのではなかったでしょうか?

ある晩のこと、日本語版を読んできかせていた父親が、ふと、読み閊えました。

「・・・このおおすももめ・・・???なんだ、これ?」
すると、すかさず、横から娘が言うには、
「"Hey, You! Great Prune!"だよ!」
「あぁ『この、大すもも、め』ってわけか。へぇ、すももってプルーンなんだ。」

ちなみに、すももpruneには、俗な口語的に「まぬけ」とか「おばかさん」という意味があります。

さて、聴くともなく聴いていた私は(へぇ、子どもって、日本語を聞きながら、頭の中で英語と読み比べてるんだ、すごいな~)と内心ひそかに感心しました。

この会話が出てくるのはシリーズ一冊目の「ハリー・ポッターと賢者の石」ですから、当時、娘は小学校の終わりごろだったと思います。

ところが、次に娘が言うには、
「え~と、すももって、どういうのだっけ?」
これに、父親が答えて、
「・・・だから、ほら、プルーンだろ!」
すると娘はいかにも納得したように
「そうかぁ、プルーンかぁ・・・」

一瞬前まで感心して聞いていた私も、この会話には思わず吹き出しました。



コメント
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