子どもたちにもっとも親しまれている動物は?と聞かれれば、なんたってクマさん!
"ぬいぐるみ” といえば、やはり一番人気はクマさん。ぬいぐるみだけでなく、絵本はもとより、映画やテレビにも、ゲームにも登場して大活躍です。
でも、なぜクマさん?あらためて考えると不思議です。犬や猫のようなファミリーペットでもなく、また日常しばしば見かける動物というわけでもなく、しかも 野生のクマはなかなかに獰猛で、人間を襲うこともあります。絵本に登場するクマさんたちのキャラクターとの落差は、なかなかに興味深いことです。
さて、今日は、表紙にクマさんが出ている絵本をラインナップしてみましょう。
まずはビル・マーティンの "Brown Bear Brown Bear, What Do You See?(邦訳:くまさん、くまさん、なにみてるの?)" があります。アメリカ人なら、ほぼ誰でもタイトルをそらんじている人気絵本のひとつです。いろいろな動物が出て来る絵本ですが、やっぱり表紙はクマさん。
![]() | Brown Bear, Brown Bear, What Do You See? |
Puffin |
思いっきり両手を広げてギュッと抱きしめるのを "ベアハグ(Bear Hug)" といいます。心からの親しさや同情を表す時、また小さい子への愛情を思いっきり表現するとき、この大きなハグをします。子どもたちはこれが大好き!そして、だからみんなにやさしくしてあげようと思った女の子は、みんなにこの大きなハグをしてまわりました、という絵本 "Hug a Bug" の表紙で彼女がぎゅっと抱きしめているのは、いかにもやわらかそうな大きなクマのぬいぐるみです。
![]() | Hug a Bug |
HarperCollins |
最後は、ながいこと娘の愛読書だった絵本 "Jamberry" をご紹介します。クマさんと男の子がナンセンスなことば遊びに興じます。表紙を見ているだけで、陽気で愉しい気分になるでしょ?
![]() | Jamberry 25th Anniversary Edition (I Can Read Series) |
HarperCollins |