【高等学校以前】私は運動が不得手で、スポーツよりも勉学の方に身を入れました。読書好きでしたので、自然に学校の学習以上 の知識を得る方法が身に付いたように思います。高等学校進学に際して、私は敢えて地元ではなく、通学可能な地域では最も規模の大きい隣市の学校へ入学しま した。その理由は、その中で自分の能力を量りたい気持ちがあったからです。かねてより技術、研究職に就きたいと考えていたので理系クラスを選択しました。 しかし次第に学習意欲が減衰し、成績は下降しました。ですが、学校内外で友人との交流を深めることができ、私自身有意義な生活でした。
【大学学部時代】化学系の学科を選択した理由は明確でなく、自分の学力を考慮した上でのものでした。国立大学への入学が許可 され、親元を離れての生活を始めました。但し、その学資負担は両親に頼っておりましたので、なるべく質素な生活を心がけました。地方で周囲には怠惰な生活 への誘惑が少なかったこともあり、教養、専門の勉強に打ち込むことができました。高等学校時代、化学は好きではありませんでしたが、大学で学ぶ化学は内容 が異なり、興味を持てました。その他、アルバイトやサークル活動を通じて社会性を身に付けることができました。
【大学院入学以降】学部4年で研究室に配属され、研究を行ううちに、 そのおもしろさを知り、さらに続けたいと考え、大学院博士前期課程へ進学しました。後期課程には奨学金を受けて進学しました。研究を通じて、より専門的な 知識及び技術を得ることができました。また国内外での学会で発表を行う場が与えられ、貴重な経験を積みました。また後輩たちの指導を行うことで指導力も身 に付きました。
以上が主観的に眺めた「私の歩んだ道」です。