どんなに
おいしいものを食べても。
どんなに
素敵なものを買っても。
どんなに
楽しい予定でいっぱいでも。
やっぱり大人は、
さびしいものだよね。
この詩は、「さびしい」=「ネガティブ・不幸」というふうに描いたわけではないんです。
あきらめに似た、少ししみじみしてしまうような。
昔を思い出して、少し笑ってしまうような・・・。
「誰かに頼りたい!」とか、「一人はいや!」という、悲壮な感じでは、決して決して、ありません。
さびしくない大人なんか、いるのでしょうか?
若いころとはあきらかに違う。心身ともに。
でも、「若いころはよかった」というのも、絶対違う。
少なくとも私は、今が一番幸せ。
体力が落ちた、という事実は、この際どこかに置いといて。。。
あの頃とかわったところ。
「怖いもの知らずではなくなった」
「可能性が無限大だとは思わなくなった」
「自分は若い。と、ちょっとだけ思えなくなってしまった」
「でも、手放す楽さを知った」
そんなところでしょうか。
これを見て、知人が「えー、私楽しいよー?」と。
う~ん、そーいうんじゃないんだよ。私だって楽しいよ。
「さびしい」の反対は、「楽しい」ではないと思うのよ。
「さびしい」と、「楽しい」は、共存するんだよ。大人になると。
これは、線がひとつひとつ、小さな小さなビーズで描かれています。
色々なところから、私のもとへ集まってきた素材。
アンティークだったり、もう作っていなかったり、というビーズもあります。
全部、黒。
キラキラ光る、パイエットやビジューは、一切使っていません。
布も、真っ白から 試行錯誤して、思う通りの色に染め上げました。
皺もわざとそのまま生かして額装してもらいました。
刺繍のアクセサリーは、他にかわいいのを作るセンスの良い人がたくさんいます。
でも、私はもっと違う事もやりたい。
もっと、人の心を抉るような、魂の叫びを表現したい。
私は、無理にポジティブな方向に表現を持っていって、人をはげましたり、勇気づけたり、というつもりは、毛頭ありません。
これが、ありのままの、正直な、自分。
等身大の41歳です。
本当は、詩なんて書く柄でもないし・・・、なによりそんなことずっと避けてきました。とてもはずかしい。
でも、「精神的に乳を見せる」事をしなければ、心に響くものなんて、作れないのかもしれません。
これから、このシリーズでどんどん生み出す予定です。
・・・大変そうだけど。
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