今日2回目の更新。すっごい長いです。
写真もありませぬ。
すみません・・・。
先日、ものすごく年下のお友達から悩み相談を受けました。
その子は、習い事もたくさんしていて、趣味も多い。
でも、将来が見えてこないそうです。
今やっている習い事も、お免状をもらうために頑張っているのですが、しきりに「向いてないのかも・・・」と。
よくよく聞いてみると、他の事もすぐ「向いてないのかも」と。
どうして向いてないのか聞いてみたら「楽しくないときがある」そうです。
う~ん。
ものすごくわかるんだけど・・・。
「向いている」=「楽しいばかり」ではないよ・・・。
私も、ジュエリーのお仕事してた時(特に営業職だった時)毎日毎日「向いてね~!!」って思ってた。
腹立つこと多いし、ゴマすらなきゃいけない事も多いし、お客様は神様だし、計算とか、稟議書とか、予算とか、売上目標とかetc・・・。
毎日きいーっ!てなってました。
結局、会社辞めるまでの10年間、「向いてる!」と思った事はあまりないし、仕事の内容で「楽しい!」と思うのも365日中、10日あまり位だったんじゃないかな。。。
それでも、その少ない「楽しい」で、全ての「楽しくない」が報われたもんです。
だって、ジュエリーの仕事をすることが、中学からの夢で、やりたいことだったから。
まったく逃げ場もありません。
なんだかんだ言って、ジュエリーに15年も関われたのも、そのおかげと思う。
周りで活躍している子らに聞いてみても「向いている」と思った事はあまりないとの事。
日々、自分との葛藤です。
「向いている」より、「向いてないとしても、やりたい!」と強く思うから、日々楽しい事ばかりじゃなくても、頑張ってるんじゃないかなって思う。
私もまったく偉そうなこと言えないし、まだ何も自分に納得するような事はない。
「向いている」事を探してた時期もあった。
何かにつけ「向いてない」事を言い訳にしてた事もあったなぁ。
でも、結局は好きかどうかだ。
自分にとって「好きな事を仕事にする」事は、「生きる手段」だ。
私、本当に趣味ってなくて、すぐに「仕事」にしたがる。
母親や姉によく言われてた。
「そんなに頑張らなくても、趣味でやればいいじゃないの」って。
そうだよなぁって思うんだけど。。。
そんなに私の琴線に触れるものっていうのがなくって、今まで本当に趣味ってなかった。
刺繍に出会うまで、お稽古事や、習い事もしたことなかった。
(小学校の時はやってたけど)
大学時代のラクロスも、頂点目指してストイックにやりすぎくらいやってた。
(コンパでも筋トレの話ばかりして引かれていた私)
そこそこやる~っていうのがない。
どうやってもストイックになってしまう。
「ALL or NOTHING」
0か、100か・・・。
恋愛でも、仕事でも、なんでも。
100じゃないと動けない。
かっこつけている訳ではなく、むしろそんな自分はめんどくさいし、かえたかったんですけど、無理みたいなんです。
趣味を楽しんで、色んな事やって、毎日楽しんでいる人の事、心底うらやましいって思ってた事もあった。
でも、今までの経験をいかして、これからはちょっとだけ「ゆっくりめに、豊かに人生を楽しむ」方向には行こうとしてます。
その子には「何やっている時が楽しい?」って聞いてみた。
わからない、との事。
まだ若いもんね。
私がその子の年齢だった時は、前の会社に入ったばかりの時。
その子は、「もう年だし。。。」としきりに言っていたのだけど。
「ケンカ売ってんのか!!」って言っときました。
10年勤めた会社を辞めて、刺繍をはじめて、仕事にしよう!って思ったのが、ついこないだの35歳。
・・・充分すぎるほど遅かったけど。
どうしてもやりたかったし、やるしかなかった。
「何かをやるのに遅いなんてことはない」という言葉があります。
綺麗事は嫌いですが、半分嘘で、半分本当。
もうちょっと早く刺繍に出会っていれば・・・。って思う事もしばしば。
でも、今は毎日楽しい。
もともと不安症なので、不安は死ぬほどあるけど。
「天職で、向いていると思っていて、大好きで楽しくて、収入もあって」って状態の人が何人いるんだろ。
多分、そんなにはいないと思う。
そりゃー、そういう状況は夢ですけど。
それを基準にするのは、とってももったいないんじゃないかな・・・。
まずは、興味を持った事に、腹をくくって長くかかわってみる事だと思う。
この間見た「朝まで生テレビ」でも言っていたけど、若い世代はこういうの多いらしいです。
情報もあふれていて、物も多い。
あふれすぎていて、好きなものが見つからず、どうやって生きていけばいいのかわからないそう。
飽食の時代?っていうのでしょうか・・・。
なりたいものがわからない。
何をやればいいのかわからない。
あるパネラーが、「どうやって、好きなものを見つけ、テンションをあげるのですか?」という質問に、絶句したそうです。
えらいこっちゃな時代に入ってたんですね・・・。
好きな事、見つけられただけでも、私は幸せなのかもだなぁ。。。
「向いている」かどうかは、まだまだわかんないけど・・・。
棺桶に片足つっこむまでは、わからないだろうなと思う。
三途の川を渡ろうとしてるその瞬間「あ、向いてたのかも」みたいな。
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