浅間の麓から

張替本舗 金沢屋浅間店の張替日誌

「原子力の日」

2010年10月26日 17時37分22秒 | 今日は何の日

10月26日は「原子力の日」。現在、日本では54基の原子力発電所が稼働しています。

10月26日が原子力の日に選ばれたのは、昭和38年に日本原子力研究所の動力試験炉(JPDR)で日本最初の原子力による発電に成功した日であり、また、昭和31年に日本が国際連合の専門機関の一つである国際原子力機関(IAEA)への参加を決めた記念すべき日でもあるという理由からです。

 昭和31年という年は、戦後日本で初めて原子力予算が認められ、原子力の平和利用に新たなスタートを切った年でもあります。米国、ソ連、英国では核爆発実験を続けていましたが、原子力を世界の平和のために利用することを日指す国際的な機関の必要性がさけばれ、IAEA憲章が国連総会で採択された年でもあります。そして10月26日には、日本を含む70カ国で憲章に署名がなされ、原子力の平和利用の国際協力が大きな広がりを持つことになりました。
10月26日のPDRでの原子力発電は、IAEA参加の日を強く意識して計画されたようでもあります

今や、資源の無い日本では、商業電力供給30%以上を原子力に依存をしております。
原子力発電の安全稼動は言うまでもありませんが、ひとたび臨界事故などとなりますと、放射能漏れなど大事故に繋がる危険性もはらんでおります。

今から11年前、皆さんもご記憶にあるかと思いますが、1999年9月30日東海村JCO臨海事故を教訓に、関連施設/関係従事者におかれましては、日々安全確保に努めていただきたいと切に願う次第であります。

原子力発電の開始以降、長年の月日が過ぎましたが、現在でも原子力問題は世界中共通課題でもあります。
特に、資源貧国である日本では、今後原子力依存度が更に求められるでしょう。

地元地域住民との共生も重要課題ですが、根本的な原子力安全を常に追いかけて欲しいものです。

柏崎刈羽原子力発電所  東京電力福島第一原子力発電所


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