食わず嫌い

昨日は、仕事先の商品の仕分けと発送作業の手伝いへ。
佐川急便のデカイ倉庫で、ガテンっぷりを発揮した後はご褒美に、長谷観音そばの鰻屋さん浅羽屋へ連れて行ってもらった。

静かな店内で、同じく手伝いに借り出された友人との会話。
友人「あれ？めぐみんって鰻食べられないんじゃなかったっけ？」
私「そう、昔は食べれなかったの」
友人「昔さー、みんなで三島の鰻屋行った時は？」
私「たしか天丼食べたと思うよ」
友人「あれっていつ頃だっけ？」
私「あなたがお腹が大きかった時だから、１２年くらい前？」
友人「そんな前か～。たしか６人で伊豆に行った帰りだよね？」
私「そうそう、私がチェロキー買ったばっかでさー、二日酔いの上に新しい革張りシートの匂いでゲロゲロ吐いてたんだよね～」

しまった、やっちまった
友人のヒジ鉄が入った時には、すでに遅し。
高級鰻を楽しむまわりの方々の耳には、思いっきり「ゲロゲロ吐いてたんだよね～」の言葉がこだましたのでした。

話を戻そう。
そう、実は１０年ほど前まで私、鰻は全く食べれなかった。
二十代の頃、出張で浜松へ行き、接待で高級鰻屋に連れて行かれた時は辛かった
風邪ぎみで熱もあったところへ、大っ嫌いな鰻を食べなくてはならない。
そりゃーもう死ぬ気でごまかしましたよ。
手元に注意が行かないよう、一生懸命相手にしゃべりかけながら鰻をくずし、重箱の向こうサイドへ張りつける。
相手からは死角になり、真上から見ない限り鰻を残したのはわからないはず！と考えたのさ

そんな鰻嫌いの私が、初めて食べたのが、白焼き。
たしか国府津の有名なお店で、その時は気心知れた先輩方と一緒だったので「私、鰻ダメなんです」と言うと、「白焼きなら食べれるんじゃない？」と言うので一口。

おいしいですぅ～

それ以来すっかり鰻好きになり、白焼きだけでなく蒲焼きも大好きになりました！
食わず嫌いって、ホントにあるのね。
レバ刺しもすっかり好物になったし。
食わず嫌いな物のある方、味覚って年と共に変わります。
だまされたと思って食べてみたら、おいし～なんて事もあるかもよ！


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