人生、無駄なし

最近、足を骨折して入院中のお義父さんの車椅子を押すことがある。
そんな時に思うこと。

あたしってば上手いじゃん！

私は車椅子の運転に関しちゃ、かなりのテクニックを持つＡ級ライセンス並みのドライバーなのだ

思えば二十数年前、大学を出たての私は、某学校法人の経営する小学校の教諭に就職が決まっていた。
１週間の研修を終え、４月１日。
４年２組の担任になる予定だった私に下りた辞令は「理事長秘書を命ずる」。
ほら、わたくし、この美貌でしょ～
それに目をつけたジジイ理事長に引っ張られたってわけよ。

他の就職口を探す間もなく、とりあえず１年間、秘書ってヤツをやってみるか！と始めてみると、この仕事、なかなかに奥が深い。
おエライさんのやって欲しいことを先読みし、外部との連絡をとり様々な手配をする。
理事長随行と称して、会議の出張ともなればチケットの手配や書類の準備のため、理事長と一緒に北海道から沖縄まで飛び回る日々。
学級という狭い世界で先生するより、こっちの方が私には向いてるかも～と思い始めた１年後、先輩秘書が寿退社。
後輩秘書３名を率いる立場になった時には、これが私の天職だ！と決意したのよ。

二十代前半のコムスメにとっちゃ、高級ホテルでの会合や高級料亭での接待は、いいオンナへのお勉強。
お給料もらってお勉強させてもらえるなんて幸せ者だわ～と思いながら三十路を迎える頃。
理事長が脳の病気で倒れた！
後遺症でいきなり身体が不自由になり、車椅子生活に
結局、「お給料払ってるんだから、面倒よろしく～」的な家族の態度に「私がしたかった仕事はこれじゃない！」って辞めたんだけど、辞めるまでの半年ぐらいは、車椅子の理事長のお世話をしたのよ。
思えばこれが私の車椅子ドライバーデビューだったわ

そして４年ほど前。
父が、糖尿病で片足切断
亡くなるまでの２年間、これまた車椅子ドライバー生活。
車椅子って、車輪が椅子より外側にはみ出てるから、意外と操作が難しいのよ。
小回り利かないしね。
身体の不自由さにイラ立つ父と、ケンカしながら押してたわ～。

その甲斐あって、今じゃベテランドライバーさ

ツイてない人生だな～って思った時もあったけど、そういう経験って、あとで絶対役に立つのよね！
ってことで、最近のめぐみんの格言。

人生に無駄な事はひとつもないっ

なんかホワイト家族のワンちゃんお父さんみたいだけどさ

今日あたりから、お正月休みの人も多いのかな。
私はあと１日、出勤仕事です
でも今日は忘年会で飲めるから、頑張ろっと。

休みの人も、仕事の人も、ぶちっとひと押しよろしくね。
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