undownで行こう!

☆毎日こんな事でいいのか~っ!!☆

本の謎

2006-02-12 07:13:58 | Weblog
常日頃「三百歳まで生きた~い!まだまだ死にたくな~い」と言っている私に、友人が貸してくれた本。
浅田次郎の「椿山課長の七日間」。
働き過ぎで突然死してしまった課長のお話なのだが・・・

読み始めてすぐ、「この話、読んだことがあるような気がする」
すごく唐突な展開なのに、確かに知っている。
なのに、結末は思い出せない・・・

友人に「ねぇ、この本、前にも私に貸したでしょ?」と聞くと、
「ううん。だって僕もこの本、最近買ったばっかだもん」との答え。
他にも本を貸してくれる友人がいるが、その友人が好きなのはアクションやサスペンス系。
趣向的にゼッタイ違うはず。

わかった
2時間ドラマかなんかの原作だ!!
でも、じゃぁ課長役は誰だった
・・・思い出せない。
って言うか、映像がまるで浮かんで来ない。
私が見たのは、やっぱり文字だ。
内容が死者の魂とかの話だけに、なにやらスピリチュアルな気分になって、
これは何かの暗示なのかと、なんだか少し怖くなる。

あまりに気になったので、ネットで調べてみる。

わかった~!!

なんとこの小説、数年前に新聞の連載小説だった事が判明。
私は新聞の連載小説をわりと読んでいる。
だからきっとこの話も読んでいたのだが、毎日読むのはなかなか難しい。
途中でくじけて話がわからなくなり、読むのをやめてしまったんだと思われる。
あー、すっきりした!!
暗示でもなんでもないじゃん!と、自分でもちょっと可笑しくなってしまいました

でもこの話、すごくイイです。
生きるということ、死ぬということ・・・
最後は涙流しながら読みました
文庫で出ているので、興味のある方は是非