以下 「摩訶摩耶経」の一部です。
「爾時(にじ)
世尊白摩訶摩耶言(せそんびゃくまかまやごん)
生死之法会必有離(しょうじしほうえひつうなん)
我今応下還閻浮提(がこんのうげげんえんふだい)
不久亦当入於涅槃(ふくやくとうにゅうおねはん)
時摩訶摩耶(じまかまやごん)
聞此語已(もんしごい)
即便垂涙(そくべんすいるい)
而説偈言(にせつげごん)
世尊於曠劫 (せそんおこうごう)
慈愍一切故 (じみんいっさいこ)
捨頭目髄脳(しゃずもくずいのう)
今得成正覚(こんとくじょうしょうかく)
三界諸衆生(さんかいしょしゅじょう)
長迷癡愛海 (ちょうめいちあいかい)
方応施法船 (ほうのうせほうせん)
云何而背捨 (うんかにはいしゃ)
爾時(にじ)
世尊以偈答言(せそんにげとうごん)
諸仏出於世 (しょぶつしゅつおせ)
非是無縁故 (ひぜむえんこ)
縁尽豈得住 (えんじんかいとくじゅう)
三世仏法然 (さんぜぶっぽうねん)
爾時(にじ)
世尊説此偈已(せそんせつしげい)
為欲報於所生恩故(いよくほうおしょしょうおんこ)
兼愍一切諸衆生等(けんみんいっさいしょしゅじょうとう)
即於摩訶摩耶前(そくおまかまやぜん)
而説此呪(にせつししゅ)
ナモ・ブッダーヤ
ナモ・ダルマーヤ
ナマー・サンガヤ
ナマー・サトヴァナーム・サンミャク・サンブッダ
シムヴァムシダ・ナマ・マイトレ・プラムカナ
ナマ・スダハム
ナモ・シドゥハム
ナモ・アナハム
ナモ・アラハンタ
ナマ・ロカサマカタナ
サマ・プラティパナナティサナマ
クルダハ・プラパクサミ・マハーミャユーリビジャラージャ
パマビジャサ・ビジャティ・スルドゥミ・イティ・イティ・プラティビー
ジャリ・ジャラ・ジャラ・デヴァナーガヤクサ・アスーラ
カルタ・キンナラ・マホラカヤクサ・ラクサビサチェ・スカンダ
スマジャプラカ・スルナドゥミブダカナ・イティ・イティ
プラティビ・チャラ・チャラ・チャラ・カパ・アーハラ
ルティタ・アハラマム・チャ・アハラミタ・アハラサ・アハラ
アドゥジャ・アハラ・クシピタ・アハラ・ドゥタチタ・パプチタ
クビタチタ・カラナチタ・ブッダパ・ダルマパ・サンガパ
プラチャナカティ・カラムティ・グパティ・シンヒニ
ヤマラクサ・ヤマドゥティ・ラムバ・プララムバ
カラパサ・アラティ・アリティシ・アラティ
アリビンガ・リラムバ・ビラムバ・カラムバシ・アリティ。」
「自己の内側のダキニの修練」

(黒ダキニ)
祭壇に 黒聖母や カーリー女神などの
黒い女神の像や図を配置して
灯明や香などを捧げて
その女神が出現され 炎に囲まれて 虚空に舞っている様子を観じて誦す。
★「アイヤー・カリ(Lの発音)・インマ・カリ(Lの発音)・カッラー(Lの発音)。」
そして その黒き女神を讃え
自己の生命を 女神に奉献するように祈る。
そして 自己の光り輝く霊的身体の 胸の中央に
金色に輝く霊的太陽がある様子を観じて誦す。
★「カ・ラ(Lの発音)・ヤー・カラ(Lの発音)・ハ・ペー・ペー・ペー。」
天上からの光が 自己の中心の霊的脈管を まっすぐに貫き
自己の頭上に 男性の場合はロゴスなる 十字架を背負ったキリスト、
女性の場合は ソフィアなる十字架を背負ったキリストが現れる様子を観じて誦す。
★「ヴァイ・ハ・ヤ・アー。」
そして 自己が 胸の霊的太陽に融合し
霊的太陽が その天上の光に融合し
そして カルワリオの丘に 十字架上に磔にされたキリストになり
ダイヤモンドのように透明で白く光り輝き
キリストである自己の胸の中央に 暗い光で覆われた
霊的太陽がある様子を観じて誦す。
(※ラ行の音は 全てLの発音です)
★「アッラー・ララ・ラリル・ロラ・ラル・リラトゥ。」
胸の太陽を覆っていたのは
「黒き聖母」であり
黒き聖母が 炎に囲まれて空中に舞って
黒き聖母を囲む炎が 世界を焼き尽くしてしまう様子を観じる。
それから 自己の霊的太陽が白色の光を放ち、
黒き聖母も 再び自己の胸の中央に戻り
全世界を 光で照らすと観じて誦す。
★「アー。」
そして自己が 地と天を繋ぐ 白色の光柱に変成する様子を観じ
自己と清められた者達が 空中携挙され 天界に至る様子をしばらく観じる。
終える時には 復活したキリストが輝く身体によって全世界を照らし
新しきエルサレムに住まう為の者たちが集まっている様子を感じる。
そして 黒き聖母が微笑まれている様子を観じて誦す。
★「ハ・イシャ・ハ・エリ(Lの発音)ョナ・インマ・イスラ(Lの発音)エル。」
そして 自己の光り輝く霊的身体より 全世界に光と祝福を注ぎ
世界を 新しいエルサレムに変容させる様子を観じて
一切有情と共に誦すと思念して誦す。
★「アー・ハ・ヤー。」
そして 黒き聖母に感謝と賛美を捧げて誦す。
★「ヤー・マ・マ・アー・アー・ラ(Lの発音)・ヨ・ハ・ヨ・マ。」
「一向出生菩薩経」
「一向出生菩薩経」の一部でも
誦したり書写したり 他者に教えたりする事で
諸功徳を集め
諸仏をまのあたりとし
神通や一切の魔怨が降伏され 一切智の趣向が得られ
無上覚に至り
このダラニを受持する事で威力が
その人の毛穴より入るとされます。
以下 「一向出生菩薩経」のダラニです。
「タドヤター
アネ・アネ・アネ
ムケ・ムケ・ムケ
アニ・アケ・マケ
サマンタムケ・ジョティソメ・サトヤーラーメ・サウティユガテ
ニルクテ・ニルクテ・プラベ・ヒリ・ヒリ・カルペ・カルペシ
サーレ・サラ・バティ・ブッダ・バティ・ヒラ・ヒリ・ヒラ・ヒリリ
ヒラ・ヒリ・マハー・ヒリリ・ヒリドゥンテ・チャンデ・チャンデ
チャラ・チャラネ・チャレ・マチャレ・アナンタガテ
アナンタガテ・アラネ・ニルマラ・ニルバーバネ・ニルバルタネ
ニルタンテ・ダルマ・ダーレ・ニハレ・ニハレ・ビマレ・ビソダネ
シーラボダネ・プラクトラディーバネ・バーバネ・バーバティ
バービニ・アサムゲ・アサムガビハレ・ダメ・サメ・ビマレ
ビマプラベ・サムガラサニ・ディレ・ディディレ・マハーディディレ
ヤセ・ヤソバテ・チャレ・アチャレ・マチャレ・サチャ・マチャレ
デダサンディトルダ・アスティテ・アサムゲ・アサムガ・ビハレ
アサムガ・ニルハレ・ニルハラ・ニビマレ・ニルハラ・ニビマレ
ニルハラ・ビソダニ・ドルダソメ・スタネ・スタマ・スタマバティ
マハープラベ・サマンタ・プラベ・ビプラ・プラベ・ビプラ・ラスミ・サーバーバ
サマンタ・ムケ・サルヴァートラヌガテ・アナンチャドエ・プラティバナ
ダラニーダーラネ・ダルマ・ニダニトレ・ニダナコティ・スヴァーハー
サマンラ・バドレ・サルヴァ・タターガタ
アディスタナ・アディスティテ・スヴァーハー。」