「俗に"失敗は成功のもと"と言う。そんな功利的な
計算ではなく、イバラの道に傷つく事がまた生きる
喜びなのだ。通俗的な成功にいい気になってはならない。
むしろ"成功は失敗のもと"と逆に言いたい。
その方が、この人生の面白さを正確に言い当てている。
(中略)総理大臣になった人の顔を見てごらん。むしろ
気の毒のような顔をしている。総理大臣なんかにならなかった
方が良かったんじゃないかとよく思う。(中略)
それと同じ様に、会社の社長に従って偉くなるにつれて
顔がショボくれている人がよくいる。
それよりも、たとえ貧しくても、社会的に評価されなくても、
無条件に生きている人の方が素晴らしい。
貧しいという事は苦しいかもしれないが、逆にその事が
素晴らしい。だから一般には苦しい生き方をしていると
自分を惨めに思ってしまうが、これは大きな間違えだ。」
故岡本太郎氏の言葉です。
俗に言う"成功哲学"が説く言葉とは対照的な姿勢が読み
取れますが、非常に考えさせて頂いた言葉でありました。
社会とは人間が作り、また人間の集まりでもありますが、
その中での人間というものを上手く言い当てている様に
思われました。
計算ではなく、イバラの道に傷つく事がまた生きる
喜びなのだ。通俗的な成功にいい気になってはならない。
むしろ"成功は失敗のもと"と逆に言いたい。
その方が、この人生の面白さを正確に言い当てている。
(中略)総理大臣になった人の顔を見てごらん。むしろ
気の毒のような顔をしている。総理大臣なんかにならなかった
方が良かったんじゃないかとよく思う。(中略)
それと同じ様に、会社の社長に従って偉くなるにつれて
顔がショボくれている人がよくいる。
それよりも、たとえ貧しくても、社会的に評価されなくても、
無条件に生きている人の方が素晴らしい。
貧しいという事は苦しいかもしれないが、逆にその事が
素晴らしい。だから一般には苦しい生き方をしていると
自分を惨めに思ってしまうが、これは大きな間違えだ。」
故岡本太郎氏の言葉です。
俗に言う"成功哲学"が説く言葉とは対照的な姿勢が読み
取れますが、非常に考えさせて頂いた言葉でありました。
社会とは人間が作り、また人間の集まりでもありますが、
その中での人間というものを上手く言い当てている様に
思われました。