うきちゃんのベトナム日記

べトナム生活報告

ホテル・ルワンダ

2006年04月24日 | Weblog
今日は、かなり 真面目なお話です。
皆さんは ”ルワンダ”という国を ご存知でしょうか、、、?
  →アフリカにある国です。分からない方は 地図を見るべし!

昨日、”ホテル・ルワンダ”という 映画を観に行きました。
内容は、ルワンダで起きた12年前の大量虐殺についてです。

実は、私も ここに来る前には 知らなかった国なのですが、
たまたま 私の隣の部屋の子が、養護のお仕事でルワンダに行くので、
興味を持ちました。

ルワンダの虐殺とは、、、
ベルギーの植民地時代、ベルギー人はルワンダを統治しやすくするために、便宜的に身分証明書を発行しました。身分の分け方は、
   牛を10頭以上持っている人は → ツチ族
   牛を9頭以下しか持っていない人は → フツ族。
兄弟であっても、牛の頭数によって、ツチ族とフツ族に分けられました。

ベルギーは、少数派のツチ族を優遇し、教育もツチ族にしか受けさせませんでした。こうして、貧富の差は歴然としていきました。

ですが、植民地からの独立運動が世界的に盛んになったとき、ベルギー人は、独立後の政府を 今度は ツチ族にゆだねるよりは、フツ族にゆだねるほうが支配しやすいと考え、今まで冷遇してきたフツ族に「あなたたちこそ優秀な民族だ」と扇動して、有力なツチ族を国外に追放しました。その後、ベルギーの支配しやすい政府になったことは 言うまでもありません。

そして、フツ族が ツチ族の大量虐殺を始めました。 なんと、100日間で100万人の罪無き人々が虐殺されたのです。

映画は、この虐殺のなかでの 真実のお話です。
関心のある方は 見てみて! ↓

    http://www.hotelrwanda.jp/

平和ボケして、自分の周りの世界で精一杯になっていた自分を恥ずかしく思った日曜日でした。
でも、世界平和という大きなテーマに挑むには、先ずは、自分の周りが 楽しく平和でいられるようにすることから始めようと思ったのでした。

この映画を観た者の使命として、この映画の内容を伝え、平和がいかに大切で素晴らしいものであるかを、再確認してもらおうと思って、書いてみました。


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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ルワンダ (ハミール松山)
2006-04-28 23:17:06
こんばんはウキネーサン。ホテル・ルワンダ見たのですか。数年前ユニセフ親善大使の黒柳徹子さんがルワンダへ行き、さかんにその惨状を訴えていました。あまりの悲惨さに、この映画を見る勇気が出ませんでした。でも近々近所の映画館で上映されるようなので、見に行くことにします。また黒柳さんは隣のソマリアにも行き、内戦による飢餓や少女に対する「Female Genital Mutilation」という行為に対しても訴えています。是非インターネットで「ソマリア 黒柳徹子」と検索して見てください。その惨状がわかると思います。

<たまには小生も真面目なこと書くでしょ。>
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