endy's teapot

今朝のSKshow!

今時の産経抄(10/8)「中二階」

2004年10月10日 | skshow
原文はこちら

論理構造タイプ: エッセイ型
出現テクニック:「」,専門家,プチ下げ
インプレッション:産経らしさ △ 構造の魅力 ○ 読みごたえ △

●分析前の一言
石井さんはおやすみか,この前にエッセイ風を取り上げたので,こんどこそ,濃いーのと
思っていたのですが,何か,やさしいのばかり続く
ぷち枕があるので,8日分を取り上げてみる.なんか「読書の秋」というか,上品なのが多くて.

●分析結果

・第1パラグラフ
 [概要]話題の提供
 [論理構造]プチ枕
 [中心人物]高村正彦、平沼赳夫、古賀誠、麻生太郎
 [分析]「流行語大賞」という言葉がすでに,キャッチーである.しかし,流行語大賞自身はあっと言う間に枕として消費されてしまう.
→第2パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]専門家
 [中心人物]
 [分析]「二階」という言葉は今日ずっと使われ続ける.
→第3パラグラフ,筆者の考察
 [概要]ロングバラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第4パラグラフ
 [概要]事例紹介
 [論理構造]といえば,プチ枕
 [中心人物]永井荷風
 [分析]二階といえば,って ここで,専門家の事例を紹介.
→第5パラグラフ
 [概要]ロングパラグラフ
 [論理構造]
 [中心人物]
 [分析]
→第6パラグラフ
 [概要]筆者の考察
 [論理構造]プチ下げ
 [中心人物]中山前参与
 [分析]中山氏のさげが全体を枕にというほどの強さを感じることができない.なぜなら,
「二階」という言葉の方がずっと強いからだ.中山氏はプチ下げというか,事例紹介にしか
すぎない.なぜそう読み取れるかを,事実として語らなくてはいけないのだが,
”むろん書き過ぎというものである”とあけすけに否定しているからここは,本人が主張点では
ないと言っている通りに読み取れば良い

●今日のあとがき

もし,小泉総理にとっての2階を,前半の中二階の男性陣から永井荷風の薄幸の女性に移すのであれば,もっと別の人か,別の表現を用いた方がいいかも知れない.
たとえばこんな書き方ではどうか.
”小泉首相にとっては,中山恭子・前内閣官房参与は,気にはなるが,入閣しているわけではないので,ちょと遠い.もじもじしている間に,中二階に,本物の旦那を招き入れてしまったんで,するりと奥間に引っ込んでしまった.”
なんてのはどうか.結論が違うし,事実はこうでないかも知れないので,言葉のお遊びですけどね.