数日前の夕方、虹を見ました。
都心の空に虹がかかる事、そしてそれを見る機会に遭遇する事、珍しい。
雲と雲の間に、7色の虹です。
本当は地平線の彼方からの虹を期待したが、それは無理の願望でした。
虹の色は7色。
一般的に赤・橙・黄・緑・青・藍・紫の7色が虹の配色です。
虹色が7色というのは、科学者ニュートンの説がもととなっているそうです。
ニュートンの時代では、「7」と結びつけることが大事と考えられて、流行だったそうです。
当時の虹の色彩は赤・黄・緑・青・紫の5色でありましたが、
ニュートンが虹の光の帯を見て、どうしてもプラス2色、橙と藍を加えて7つの色になったようです。
その説が日本に伝わり、明治以降の日本の学校教育の中に取り入れられ現在に至っているそうです。
虹の色が7色ということは、必ずしも万国共通では無さそうです。
ある国では虹の色は5色としているところもあるそうです。
虹に纏わるお話です。
虹を見ると何時も思い出します。
遠い遠い昔のことです。
祖母が物心が付くかどうかの幼児に教えてくれました。
「虹の根元を探し当てて掘ると、宝物が出てくるんだよ。」
あれから、何十年経ったことだろう。
虹を見ると、その根元を探し求めようとする気持ちになります。
未だに、その教えを信じ込んでいる自分があります。
おそらく、祖母と一緒に虹を見ていたことでしょう。
古希半ばの自分が、他人にこんなことを言ったら笑われるでしょう。
欲張り爺さんに思われて仕舞い兼ねません。
じっと我慢し、祖母の教えを信じ込み、虹の根元を想像し続けております。
これは、祖母の発案したものはないだろう。
今思うと、誰かに教わったことだろう。
虹に託した夢物語です。
「そうだ、私も誰かに教え伝えなくては?」
じいちゃん好みの孫の末娘にしよう。
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