お雑煮。

あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。



さて、正月らしく、お雑煮です。





すみません、ぜんぜんお正月用の器ではないですが…




年越しそばの会、親戚の新年会、夫の実家へ新年の挨拶、と
年末から昨日まで食べっぱなしで、今日やっと自宅でごはんです。


お正月ということでベタな話題ではありますが、
みなさんのところはどんなお雑煮ですか？


うちの実家は鳥・人参・大根を入れたしょうゆのだし汁に焼いた角餅。
彩りに青菜とちょこっとイクラをのせます。
各地のお雑煮レシピが載っている本を見ると、
どうやらうちのお雑煮は東京風らしいです。
多少具材の違いはあるかもしれませんが、
うちの地方では割とスタンダードだと思います。

ところが、夫の家は味噌雑煮なんです。
夫は生まれも育ちも私と同じ市内。
ですが、母方のおばあさんが京都からこちらにお嫁にきたようで、
そのため、義母が作るお雑煮は味噌だったそうです。
「おふくろの味」ってすごいですよね。
義母は生まれも育ちも静岡なのに、京都生まれの母の影響で
ちゃんと味噌雑煮を作るのですから。

私は実は学生時代に京都に住んでいまして、
関西風のお雑煮の知識はありました。

それに京都でとってもおいしいお雑煮を食べたことがあります。
親が京都に遊びに来たときに連れて行ったお店で、
漬物会席を食べたのですが、最後の方に味噌のお雑煮が出るのです。
それがとーってもおいしくて。

お店の名前は忘れてしまいましたが、
千本今出川を上がったところにあるお漬物屋さんです。
どなたかご存知でしょうか？

とにかく、私の中では、味噌のお雑煮というと、
そこのお店で食べたお雑煮の味がインプットされました。
もちろん家庭で作るものですから、多少は違う味になるとは思いますが、
私はその味を目指して去年、味噌雑煮を作りました。
白味噌を買い、うちの地方ではなかなか売っていない丸餅を探して買い、
味噌雑煮のレシピを見ながら、これぞ関西風！というお雑煮を作りました。

ところが夫の反応はイマイチ。

なんで？だっておばあちゃんが京都から来たっていうから、
ザ・関西風なお雑煮を作ったのになぁ…

夫の実家へ新年の挨拶に行ってわかりました。
夫の実家のお雑煮は、普通の味噌汁に角餅が入っているだけだったのです！

シンジラレナーイ！

まあ、角餅は仕方ないと思います。
うちの地方では丸餅は手に入りづらいので。
それに形が違うだけで味は一緒です。

でも味噌は…
おそらく、ですが…
おばあさんがお嫁に来たころは、関西風の白味噌はこちらには売っておらず、
普通の合わせ味噌で代用したのではないか、と思われます。
それが夫の家のスタンダードになってしまったのでは…と。


でもっ、でもっっ！！
普通の合わせ味噌のお雑煮なんて許せないッ！！
（そういう地方の方、ごめんなさいね。）
味噌雑煮なら白味噌で、ほんのり甘くなきゃ！


以後、私の実家のお雑煮を、我が家の味にするぞ！と誓いました。


味噌雑煮が食べたきゃ実家行って食え！！
ってことで…（笑）



けっこう地方によって違いがあるお雑煮ですが、
社宅のご近所さんで、だんなさんが香川出身の方がいらっしゃるんですが、
お雑煮に入っている餅は、あん入りだと聞いたときには
ほんとにビックリしました。

お雑煮って、なぜか自分の食べなれた味以外は受け入れ難いですよね。
私は夫の家の味に従わない鬼嫁ですが（笑）
夫婦でお雑煮のタイプが違うとき、どのように折り合いつけましたか？