起業家精神、谷治 肇のオフィシャルブログ

独立自尊の精神|起業ができれば人生はおもしろい

近代の奴隷制度はかくて存在する

2009年02月23日 00時03分45秒 | 人生の羅針盤アーカイブ・法華経の実践と実証
写真:アントワーヌ=ジャン・グロ作・筆者自宅書斎にある模倣絵画
「アルコン橋上のナポレオン Napleon Bonaparte on Arcole Bridge」

ナポレオンは、思考・イメージのなかで戦略を想定し、少ない自軍の戦力を
最大限までで引き出し、有利な状況へ配置し勝利へと導いた。

先日、私の会社にある方の紹介でということで相談に来られた。
私もこの相談が本業ではないのでアポイントなしの面談は
受けることはないが、たまたまこの日は時間が30分ばかり
空いていたので、お会いすることにした。

S氏は30代後半で大手ハウスメーカーに勤めている。
S氏の悩みは端的に言えば
仕事が面白くない、賃金が低い
仕事に行くのが毎日つらい、上司が理不尽なことを言う
ということを悲痛に訴えていた。

私はそのような仕事を面白くない選択したのは
あなた自身ではないのかと問いかけた。
近代では、職業選択の自由は
基本的人権の一種で、日本国憲法第22条第1項で定められている。
誰しもが平等に自分がしてみたい職業に就くことができるはずだ
ただし、例えば、弁護士、会計士、医師など専門職などは
国家資格にパスできなけれ就くことできないが
それもそのような仕事がしたければ努力して国家試験に挑戦すれば
よいことだ。
誰も受けてはいけないとは言う人はいないはずだ。

また、賃金が低いと嘆くのであれば賃金の高い職に移れば
いいことではないのか。その前にそのような賃金スライドは
その仕事を選択する前にわかるし
誰かがあなたに強引にいまの仕事をさせているわけではないであろう。
もし、そうだとするならばそれは奴隷と同じではないか

なにをそのように難しく考えるのか私には理解できない。

私の体験から話せば将来の目標から想定して
前職・職種はもちろん私の希望で選択し、前職の仕事へ就いた。

仕事は非常に面白かった。
賃金も悪くはなかったし、ビジネスや必要な
法律、経済、経営、国際ビジネス、事業計画の立て方、戦略
マネージメント、交渉の方法などビジネスセンス、
大学院、そして国家試験も給与をもらいながら勉強し取得した。

しかしながら人間関係では嫌なこともあったが
そのようなことをすれば相手はそのような気持ちになるのか
そのような判断だから失敗したのか、そのことで
自分はそのような立場になった同じことはしないようにしょうと
逆に、そのようなことでも非常に勉強させていただいたと感謝しています。
(転職したこともないし、転職したいとも思わなかった。)
常にプラス思考が私にはあった。

だから今の起業家としての自分がある
いまでも前会社には足を向けて寝れない。

昨今問題となっている派遣切りでも、なぜそのように嘆くのか
なぜ、そんなことに囚われるのか、私には理解できない。
国、社会、政治、企業が悪いと嘆いてみても
自分の人生は少しもよくはならない。自らの人生は自らで切り開くものだ。
それは自分が選択した職業ではないのか、と思うのだが

私のなか(世界観)では、その嘆きはあたかもけものの鳴声にしか
聞こえない。
その言葉は到底理解できるものではない。
近代の奴隷制度はかくて存在するのか

そこで雇われない生き方をお勧めいたします。


私も、いま新たに
専門分野ではないビジネスモデルを創るにあたって日々
勉強し、そのビジネスもかたちになりつつあり収益も見えてきた。

自分がこのようなことをしたい、と
心から本気で想い情熱を持つことができるのであれば、
その想いは必ずかたちとなって顕れる。
(自由自在に心に描いたイメージをかたちとして顕すことができる)

そのことは私の体験でもはっきりしている。


最後にS氏に問うてみた。
目の前あるコップにはいっている液体は何に見えるか、
S氏はたんなる水(water)では?
私はおいしそうなお酒に見える。
では、窓の外の雲は何に見えるか
彼はどんよりした雲に見える、
私は美味しそうなソフトクリームに見える
極端な例だったが
同じ物を見たとしても、同じ環境にいたとしてもこうも感じ方か(世界観)
が違うのかと考えさせられた。

ひょっとしたらS氏と同じ職場・環境や仕事を
したとしても私は楽しく感じるのではないか。

S氏も気付いてくれたか
すべては自分の心(心器)によって、同じ世界にいたとしても
愚痴や不満、不安などの苦しみで隷属・囚われの状態となったり、
毎日が充実し歓喜ある状態となったりする。


彼のおかげで、私自身も気付くことができた。
自らの想い
(依存心・他力本願)が近代の奴隷制度を創りあげている


確たる信念と目標があればそのことに費やす時間、労力は
すべて無駄になることはない。
どのような不利な状況にあったとしてもその状況を変えていくのは自分の心の
捉えかた。


いずれにせよ、GDPマイナス12.7%の影響はこれから顕在化する

ナポレオンの戦術は
少ない戦力であっても(最大の効力を引き出し)
巧みな戦略的機動によって有利な状況を作り出すことを得意とした。

「最良の兵隊とは戦う兵隊よりもむしろ歩く兵隊である」というナポレオンの言葉や、
皇帝は我々の足で勝利を稼いだ」という大陸軍の兵士たちの言葉にこの思想が現れている
カスティリオーネの戦いでは
分散して進撃する2倍のオーストリア軍に対して機先を制して機動し、
各個に撃破した。


ウルムの戦いでは敵主力の側面から背後を大回りに機動し、
オーストリア軍主力を包囲して降伏に追い込んだ。会戦においては、
ナポレオンは自軍の一部をもって敵主力の攻撃をひきつけ、
その間に主力をもって敵の弱点を衝く作戦を得意とした。
アウステルリッツの戦いやフリートラントの戦いはこの成功例と言える。

使命があれば、飛んでくる弾もあたるはずなどない。

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株式会社ユナイテッドコンサルティングファーム(UCF)


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