作品の必要性

私こと芸術家のおじさんは、いつもけっこう強がりを言っているのですが、実はこの数年間色々考えていたことがありますので、本日はその辺の話をさせていただきます。
真剣に考えたこと・・それは「私の作品の必要性」でした。これまでたくさんの先輩の皆さんが素晴らしい作品を残しておりますので「芸術の必要性」は十分認識しているのですが、いざ自分のことになると「私の作品は残す価値があるの？制作を続ける価値があるの？あと何年描ける？」なんて考えるとだんだん心細くなって、ホント思い悩んでいたんですヨネ・・。
５．６年悩んだ末、やっとこさ自分なりの結論にたどり着いて「青年期の作品だけが優れているとは限らないよ、あそこが痛い？こっちが悪い？けっこうじゃないか、痛みや苦しみをハダで感じてこそより深いナニカを伝えることができるはず・・？よっしゃ、這ってでも絵筆は離さないぞ・・加齢を華麗に変えてやるー！！」なんて言いながら、これまで以上に「狂い咲く」決心をしたところです。
人間、年齢をとるとだんだんイイコトが減ってくるようです。そしてスマートに生きる知恵もだんだん身についてしまうのですが、私の場合どうしても「イイコブリッコ」にはなれそうにないので、「ギリギリまでドタバタしながら生きてやるー」なんて考えておりました。
以上、家族の皆さんにはこれからも色々とご面倒をお掛けするかもしれませんが、今後とも寛大な心でおつきあいくださいネ・・なんてお願いをしながら本日は終わります。サヨナラ、サヨナラ、サヨナラ！！

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