憂国じいちゃんの広場

日本や世界の出来事についてジャンルを問わず、お互いのスタンスや考えを尊重した上で意見や情報を経験談等を交換する。

民主党おめでとう。これは国民の賢明な判断の勝利だ

2009-08-31 20:38:25 | Weblog
歴史的な民主党の勝利の原因は、国民がこの閉塞感から抜け出したい。そのためには政権交代しか無いと判断した、これが原因だろう。ただそう考えた基は、民主党への大きな期待なのか、又は自公与党政権への耐え難い不満なのか、が検討されている。どちらか一方では無く両方が渾然としたものだろうと考える。いずれにせよ、政権交代は目的でなく手段であり、今日から民主党の本当の戦いがスタートすることになる。マニフエストで約束した政策の進捗を、国民に解り易く説明する事が重要で、これにより民主党になって変わった事を国民に感じてもらう必要があろう。この点で鳩山代表の選挙結果判明後の会見は、まず国民の選択に感謝しつつ、淡々と三個の交代を誓うものでやはり責任の重さを真摯に受け取った良い会見だった。またTVで見る限り、初めて当選した候補者も再任者も、冷静に明確に役割を認識した発言をしており、頼もしく感じる。そこでこの賢明な選択をした国民は、外野からお手並み拝見でなく、自分が選んだ政権として、民主党の行動に参加すると言うくらいの責任があるだろう。民主党には特段のスピード感が重要だ。とにかくどんな小さな事でも実現し、目に見える成果を示して欲しいものである。おめでとう民主党、ガンバレ民主党。

懲りない自民党、反省しない自民党と朝日新聞の良識を疑う

2009-08-30 10:50:42 | Weblog
投票日当日の朝日新聞朝刊に第5面をスッパ抜いた、自民党のネガティブ・キャンペーンが一ページ全面を使用して掲載されている。大きく「日本を壊すな」と題して、民主党政権になったら大変なことになると国民を脅すような読むに耐えないネガティブ・カンペーンだ。そこにはなぜ今の逆風があるのか、を一向に認識せず反省もしない傲慢な姿勢が今更ながら明確になっている。国民からすれば、「冗談じゃない、日本(国民の生活)を壊してしまったのは自公与党だろう、あんたらにだけは言われたくない」と言うのが心境だろう。自民党の批判はこれくらいにして、それにしても納得がいかないのは、これを商業主義のみで投票日に掲載した朝日新聞のマスコミとしての良識である。新聞社と言えども、「金さえもらえばどんな記事でも宣伝でも掲載するのは当然だ、記事の影響なんて読んだ国民が判断することだ」「宣伝のとうりと賛成する人も居れば、反発する人もいる」と言う反論が聞こえそうだ。この読者の責任に全面的に任せて、掲載する記事には新聞社としての考えを差し挟まない、と言う旗色を明確にしないマスコミの態度が読者の判断をを迷わすと問題になっているのだ。その点でいけば、新聞各社が共通して言うように最も進歩的な新聞と言われる(永年の読者である私の考えではこれは大きな間違いで、今や決して進歩的では無くむしろセンターより右ではないかと思う)新聞が商業主義最優先で掲載すべきではないだろう。ただ朝日新聞が、私の私見のように「いや、当社は最早進歩的ではない、どちらかと言えば右よりです」と言うのであれば、自民党のこの記事の掲載残念だが理解できる、朝日新聞さん本当のところはどうなんですか。

拙い文章と年寄りのグチにお付き合いいただき有難うございます、明日は美味しいビールで乾杯したいものです

2009-08-29 21:49:24 | Weblog
麻生首相が東京池袋で1万人に聴衆に最後の訴えをして、その演説後には集まった聴衆から、麻生コールが沸きあがった、と報道されています。自民党支持者を動員したものと思いますが、これを見るとオタクや右寄りからの麻生人気も捨てたものではないようで、東京に限ってですが少々怖いものを覚えます。明日はキチンと多くの国民の判断を、麻生首相、太田代表、舛添大臣、その他大勢の自公候補者に認識させてあげようでは有りませんか。明後日からはそろそろ前向きの楽しい話を書きたいものです。

自民党候補者のあきれた投票お願いの弁

2009-08-29 12:31:50 | Weblog
自分で蒔いた種とは言え、自民党候補者の今回の選挙は異常なお願いをせざるを得ない状況のようだ。ただこの発言を決して「可愛そうに」と同情するべきではない。何度も言うように、政治家は「選挙に落ちてただの人」にならない限り決して反省はしない人種だからだ。負けそうとなったら口先では何でもアリである。以下の発言を見てもらえばご理解いただけるだろう。
①比例は民主党でも良い。小選挙区では自民党議員、比例では民主党議員と二人いた方が地元にとって良いことだ
②自民党は多分野党になるだろう、でもシッカリした野党になるためには私に力を下さい
③民主党が主張する財源は有りません、私達が使ってしまったんですから
④民主党政権になったら、それに提言したり修正したりするマジメな政治家が必要だ、私がその役割を担いますのでよろしくお願いします
⑤民主党にはもう票は余っているんです、私に投票してくれれば私は泣いて喜びます
 このお願いを聞いて誰もがあきれ果てるだろう。ここには、国民のことも、所属する自民党のことさえ全く心には無い、そこに有るのは自分が当選したいと言う利己主義のみでしかない。国会議員と言えども「選挙に落ちればただの人」自公与党、つまりは自公与党議員として何をしてきたか、どんなに国民を弱者をイジメル政治をしてきたかを今こそ反省すべきだろう。あの麻生首相さえ決して十分では無いし、何が間違いだったか明確で無いが、とにかく自公政権の誤りを公式に認めざるを得ないのだ。自公の全議員が正確に間違いを認識し、自公の再建を願うなら一度落選することしかない。落選して捲土重来を期すことこそ自公議員に求められる唯一の手立てである。

上野千鶴子東大教授の話・貴方の一票で政治は変えられる

2009-08-29 08:45:05 | Weblog
上野千鶴子東京大学教授が国民の選挙への関わり具合について、興味深いコメントをしています。(下記参照)ポイントは以下の4点だと思われる。明日はぜひ投票して国民の権利の行使と、国民の責任を果たしていただきたい。
①貴方の一票で政治は変えられる
②今の政治に不満がある人へ、貴方達が選んだ政権でありその責任は国民自身にある
③ゆえに、投票は義理や人情でなく風に惑わされなることなく(私見:今年の政権交代への高まりはムードで軽い風ではなく、確かな重い水の流れだが)個人の確かな考えに基づいて投票すること
④ゆえに、投票は絶対するべきで棄権は国民の権利の放棄だけでなく、責任を果たしていないことにもなる

『上野千鶴子氏のコメントは下記のとうり』
「おひとりさまの老後」を出版してはっきり分かったのは、既婚者も「いずれは一人になる」と自覚があることと、やはり老後への不安が強いこと。だからベストセラーになった。これをテーマに講演することも多いのですが、私は宗教家じゃなくて社会学者だから、老後は「心の持ちようで何とかなる」という話はせず、「ちゃんと安心できる社会の仕組みを作ろう」と訴えています。

 仕組みということでは、介護保険ができたのは大きいです。ただ、改定の度に使いにくくされてる。その改悪は、国会で起きてるんです。例えば社会保障費を毎年2200億円抑制するは国会が認めた。それを承認した国会議員を当選させたのは有権者。責任は有権者にあります。

 講演に行くと「介護保険は今後どうなりますか」って必ず聞かれます。でも、天気予報じゃないんだから。大事なのは「あなたはどうしたいのか」でしょ?

 4月に変えたばかりの要介護認定基準が、10月には戻されます。選挙を前に有権者が声を上げれば、政治家の態度が変わるんですよ。座視してはダメです。

 有権者は07年の参院選後、それを実感したんじゃないかな。ガソリン税などの暫定税率の一時失効で、ガソリンの値段が上下した。ここで政治と自分の生活が直結するのを体感したのは大きいですね。だから「自分の1票じゃ何も変わらない」という人が、今回はすごく減ってる。そう感じます。

 年金や介護も「上の世代は食い逃げしてる」との世代間対立があおられていますが、安心して暮らせるのは大企業の定年退職者とその妻だけ。実際には圧倒的に多くの高齢者は弱者ですよ。弱者同士を対立させるのは分断支配の定石。その危機感から『世代間連帯』(共著)という本を書きました。世代を超えて連帯しないと、米国のような格差社会になる。でも、まだ間に合う。制度も政治も変えられる。あなたが変えたいと思うなら。(談)



公明党太田代表は目を覚まして、国民の声に耳を傾けるべき

2009-08-28 09:11:10 | Weblog
公明党の太田代表は子育て支援など、民主、公明両党がともに重視する政策課題についても「(公明党は)生活実感や庶民、中小企業を(重視し)弱者の側に立つ。全然違う」と述べ、民主党との違いを強調した。との新聞記事を目にして、「最後の民主党は自民党の間違いで」誤植ではないか、と思ったのは私一人ではないだろう。公明党が太田代表の言うように文中の「弱い者の立場に立つ」と言うのが間違いでなければ、当然文中の民主党の部分は「自民党とは違う」でなければならないだろう。太田代表のこの主張は、選挙後民主党との連携はあるかとの問いに対して、「自民党と一緒にやってきたから、負けたからと言って民主党と一緒にやることは無い」と回答したのに続いて発言したものである。全く太田代表の主張は首尾一貫していないものだ、厳しい選挙で明晰な頭脳に異常をきたしてでもいるかのようだ。つまり公明党が党是に従い「弱者の側に立つ政治」をするなら、決してこの党是と真逆の政治理念を持つ自民党との連携は間違いで、自公与党が実施してきた「弱いものイジメ」の政治のため、今弱い者が苦しんでいるのである。その結果が自公与党に対する厳しい逆風になっているのである。麻生首相でさえ今やそれを認めざるを得ない状況にあるのだ。確かに、太田代表のジレンマ,苦悩は理解できる。つまり確かに公明党は党是に従い「弱者の側に立つ政治」を目指し自公与党の中で、自民党のブレーキ役になろうとしただろう、それらしき主張もし政策も提案した。救急ヘリ強化等一部効果も上げただろう。ただ政権与党に留まり大臣ポストを常に保有すると言う甘い汁を舐め続けて、このことが与党政権にいることの目的になってしまった。その結果党是に従い「弱者の側に立つ政治」を実現することへの熱意をなくし、目的でなく手段になってしまった。つまり、自民党に飲み込まれ国民からは自民党と同罪と見られるばかりか、むしろ公明党が自民党を延命させた張本人である、とさえ見られるようになってしまっている、かく言う私もその一人だ。これは国民の総意でもあり数字でも示されている、国民が最もキライな政党の第一は公明党なのである。その理由は言行不一致だと推測する。公明党はこの国民の声に素直に耳を傾け、反省し今後の政治に活かすべきだろう。そうしないと政権与党に寄生する寄生政党に成り下がってしまう。記者の「負けたら民主党と連携するのか」との質問の真の意味は、今までの公明党への批判そのものの揶揄と知るべきだろう。万万一に自公が引き続き政権を担うことになった時の公明党の対応が楽しみだ。公明党は甘い汁を吸い続けるために多くの国民の願いを無視して、役割を終えた自民党を引き続き延命させる役を担うのだろうか。

朝日新聞27日朝刊の「天声人語」は秀逸、一読をお薦め

2009-08-27 11:19:11 | Weblog
朝日新聞27日朝刊の「天声人語」が総選挙模様を明解に述べている。限られたスペースの中で、小泉郵政選挙で大勝後の自公与党の驕りと、30日の総選挙後で大勝するであろう民主党への戒めを、「秋扇」に例え、又軍事書の一節を紹介しつつ簡潔明解に述べている。これは読む人全ての人生訓になる秀逸なものだ。また今回の民主党への国民の大きな支持は、「風と言う軽いものでは無く」、「水の流れのような重いもの」と的確で味わいの有る表現で説明している。たしかに、小泉郵政選挙時のように、国民全てが小泉首相の「郵政に賛成か反対か」のアジに、熱病のごとくになってしまった選挙とは違い、今の選挙情勢は国民自身がこの四年間に肌身で感じ、経験したことに裏打ちされた確かなものだと感じる。そうだからこそ、自公与党や両党党首の節操の無いネガティブ・キャンペーンも大して効果を上げていないのだと思われる。麻生首相は「国民は何も解っていない」などと思い違いをせず、自公与党に厳しい今の情勢こそが、国民の真の願いを現していると理解すべきだ。

役割終えた自民党を延命させた公明党の罪は重い

2009-08-27 09:21:37 | Weblog
毎日新聞の記者が、反共、高度成長を政党存在理由とした自民党が、これらの存在理由が無くなった後も政権政党で有り得たのかを下記のように解説している。同時に民主党の主張を肯定的に述べている。私は双方の主張には全面的に賛同する。特に小泉郵政改革以降、格差拡大、後期高齢者医療保険で代表される多くの弱者イジメの政策等々。公明党は弱い者を救う宗教団体をバックにし、福祉の党、平和の党を党是とする進歩的政党であるハズだ。それが全く政治理念が真逆の政党の補完勢力になって、今や政権与党の甘い汁を吸うだけの寄生政党になってしまっている。公明党が党是に従う政治をしていれば、国民はこのように苦しむことは無かっただろう。公明党は宗教団体をバックに強固な組織票を持っており、今回の選挙も厳しいがこの組織票が活きて、自民党の苦戦程ではない。公明党は、自分達の主張が政治に生かされており、多くの政策で自民党にブレーキ役を果たしてきた、と与党での存在意義を自己満足の評価をしている。国民にとっては小さなことである、それよりも公明党が党是に従い健全野党として活動さえしていれば、こんな苦労はしなくて済んだ、と考えているのだ。どちらが正しいと言う問題では無い、国民の自公与党への批判、なかんずく公明党への不信の理由を真摯に受け止めるべきだろう。

『毎日新聞記者の主張は以下のとうり』
自民党という反共、高度成長を体現してきた政権政党の存在意義、能力の低下がある。私見だが自民党は90年の冷戦、経済バブルの同時崩壊でその使命を終えていた。
3回の衆院選での議席獲得能力はいずれも過半数を割り込む230台(96年239、00年233、03年237)だった。にもかかわらず政権の座に居座り続けた秘密は、公明党の議席・票の取り込み、小泉効果もさることながら、権力の内輪でのたらい回しを交代に見せかける「疑似政権交代」というノウハウにあった。この仕組みが小泉後3代連続の1年交代劇で破綻(はたん)した。元首相の孫、息子、孫というDNAリレーがかえって人材払底を露呈させた。
 民主党が政策、人材両面で政権担当能力を向上させてきたことも大きい。特に今回のマニフェストは出来がいい。子ども手当5兆円をバラマキとは思わない。少子高齢化に対応し限られた社会共通の資源を子育てに重点配分する。選択と集中を伴った良策だ。農家への所得補償、高速無料化、高校授業料無料化もしかり。官僚天下りの受け皿を通さず国民の懐へ直接支給する、という発想も健全だ。これに必要なカネ17兆円は官僚会計の無駄からすべて調達する、自信あります、というのだから、まずはお手並み拝見ではなかろうか。
 制度による誘導、両党の盛衰からして至極当然のことが起こらんとしているだけである。

麻生さん「それをいっちゃーお終いよ」、国民は何も解っちゃいないと発言

2009-08-27 06:47:39 | Weblog
麻生首相が愛知県安城市で街頭演説し、「政治はばくちでもなければ、ギャンブルでもない。皆さん方の生活がかかっている。安易にちょっと代えてみませんか(と)、ハンドバッグ代えるのとは訳違う。皆さん方ひとり一人の哲学が問われている」と国民の政治意識レベルに疑問を投げかけた発言をしている。自分がこんなに全力で訴えているのに、誰も振り向いてくれない、情勢は一向に改善しない。「悪いのは解ってくれない選挙民、国民だ」と言うものだ。麻生さんこれってもう勝つのはアキラメタとの敗北宣言ですか。自公与党を支持してもらい、自公与党に投票をお願いしながら、自公の責任を棚に上げ国民に「アンタはバカだ、何も解ってはいない」と非難するのだから、もう支持や投票の期待は諦めた、選挙は投げたと言うことなんでしょう。身内からは選挙も終わらないのに、次の総裁は舛添さんだなどと複数の派閥領袖から言われては、麻生さんならずともやる気はなくしますよね。お察しします。でもそれは国民の所為ではありませんよ。麻生さん自身の言動が招いたものなのですから。麻生さんは小泉さんアンタに言われたくないと言われるでしょうが、小泉元首相が言うように、ここは一旦下野して捲土重来を期するしかないようですね。

舛添厚労相にお尋ねします、自民党が負けたら、母子加算廃止を元に戻すに賛成してくれますね

2009-08-26 19:44:31 | Weblog
舛添さんが今年春の国会答弁で、民主党議員が「アニメの殿堂の箱物に使う予算100億強を母子加算手当て廃止に回したらどうか、担当大臣としてどう考えるか」と問われて舛添さんは怒りを含んで「母子加算手当ては限定された人が対象だが、アニメの殿堂は日本国民全体のためである、比較にもならない」「もしこれで不満なら総選挙で民意を問おうじゃないか」と回答しましたよね。アニメの殿堂については、自民党のムダ削減PTや公明党の若手からも不要との進言があったにも関わらずの回答でした。怒りを含んだ舛添さんの答弁は絶対忘れません。担当大臣としての舛添さんの回答を聞き怒りを覚えたからです。さて、本心か自己顕示欲が言わせたかは別にして、ここまで強弁したのですから、希望どうり総選挙で民意が示され自民党が負けて、母子加算手当て廃止を元に戻す法案が提出されたら、自民党はともかく舛添さんは絶対賛成されますよね。それとも賛成できかねるので参議員を辞職されますか。大臣の発言は重いものです、ぜひお考えをお聞かせいただきたいものです。