憂国じいちゃんの広場

日本や世界の出来事についてジャンルを問わず、お互いのスタンスや考えを尊重した上で意見や情報を経験談等を交換する。

介護保険の改悪またまた小泉改革の弊害

2009-04-29 17:44:01 | Weblog
小泉元首相が推進した無秩序な聖域無き改革により、毎年2000億円もの福祉予算が削減されその影響が後期高齢者医療保険や介護保険の改悪となって、多くの国民の生活権を脅かしている。この現実を無視して、麻生政権は選挙目当ての究極のバラマキ定額給付金に2兆円もの金をムダに使ってしまった。この2兆円を充てれば社会保障予算を10年間も削減せずに済んだのである。換言すれば、国民の不安、苦しみより自分達の選挙を優先したのである。介護保険はこの4月から保険料値上げと、サービスの質の低下のダブルの改悪が行われた。今や資産の無い一般国民や貧困層が満足するサービスを受けるには追加の料金が必要で、実態は保険料だけ天引きでブッタクられる状態である。元タレントの清水由貴子さんの自殺に象徴されるように、娘や息子が親の介護をするために仕事を辞めざるを得ず、収入も起たれて後は自殺するか、自分が生きるためには昔の貧しい農村のように親を姥捨て山へ遺棄するしかないのが実情である。現代ではそれもままならず、このままでは自殺者が益々増えることは明白である。一般国民や貧困層は今や憲法で保障された、最低限の生活さえもままならない状況である。金持ち優先の自民党では改善は全く期待できない。政権交代以外には道は無いことを知るべきだ。

西松献金事件、草薙君逮捕、首尾一貫しない検察の対応

2009-04-29 13:13:57 | Weblog
小沢代表の秘書が3500万円の虚偽記載の疑い・政治資金規正法容疑で起訴されてから4月25日で一ヶ月を過ぎた。小沢代表の連帯責任とか、二階大臣や他の自民党議員に逮捕が及ぶとか憶測されたが、漆間官房副長官の言うとおり今だに自民党議員は逮捕されていない。山口北海道大学教授が言うように、検察は法務大臣の下にありもともと公平性は期待できない。検察は小沢代表秘書逮捕は、金額が多額で、虚偽記載の方法が悪質であると主張している。一方自民党議員が逮捕されないのは違法であっても金額が少なく、虚偽記載の計画性が無く悪質でないからだと主張する。では二階大臣はどうか。金額も多額でマンション家賃の扱いは極めて悪質である。なのに逮捕されないのは漆間官房副長官の弁や山口教授の主張が正鵠を得ている証明である。推測するに二階大臣関連で逮捕者がでるのならそれはは選挙後であろう。悪質と言えば、このような恣意的な逮捕時期や、意図的に小沢代表秘書に不利な情報を流し、垂れ流し情報を鵜呑みにするメディアを使って情報操作している。その中には被疑者である秘書や、弁護士が否定するものまである。これこそが悪質と言うべきでないか。またメディアが今回の事件を小沢代表関連と報道しているのは本質を矮小化し、読者に誤った判断をさせるもので、メディアの非見識には今更ながら落胆せざるを得ない。これは西松建設事件とか西松建設違法献金事件と呼ぶべきであり、その他の呼び方は無い。また草薙君の事件を中川元大臣事件と対比させて草薙君逮捕は不公平との意見も特に女性の間に多い。これは残念ながら違法か違法でないかの問題で比較対象にならない問題であり、両事件の対比は的を得ていない。ただ心情的には逮捕するほどの問題ではなく、有名人だから影響が大きいと言うのは小沢秘書逮捕に共通する不公平な逮捕理由と言えるだろう。

資産家でないのに、自民党支持者の支持理由を聞かせて

2009-04-28 18:17:23 | Weblog
最近の世論調査において、自民党支持が民主党支持を上回ると言う恐れていた結果が出ている。自公与党の選挙で勝つ為には定額給付金や、莫大な借金をしたバラマキ補正予算等々の手段を選ばない卑劣な企みが効果をみせてきたようだ。野党支持者で年金生活者の私は、自公与党の良い点をどう考えても一つも上げることができない。外交では当事国の米国でさえ間違った戦争だったと総括しているのに、日本の歴代首相は今もって正しい戦争だったと強弁している。15兆円もの税金を使った補正予算では、子育て補助の福祉関連は一年限り、高速道路の1000円も二年限り、ETC装備が条件でこの上がりは天下り法人の為のものだ。加えて与謝野大臣は今回の借金は消費税で取り返すと公言しており、社会保障にのみ使うとの消費税アップ理由はすでに反故にされている。福祉予算は毎年2千億円も削減されており、定額給付金2兆円をこれに充てれば10年分にもなった。結果この4月からは介護保険の介護の質の低下や保険料のアップを招いている。介護施策の貧弱さは清水由貴子さんの自殺が貧弱さを顕著に示している。他には、公務員改革取り組みの消極さ、後期高齢者医療、年金問題、格差の拡大と固定、相続税減税で金持ち優遇等々どこをさがしても我々一般人や貧困層にとっては、自公を支持する理由が見当たらない。ぜひ自分は資産家ではない、高額所得者でもないと自認され、その上で自民党を支持する方の、その支持理由をぜひお聞かせいただけませんか。

国会議員世襲制限への世襲議員発言は的外れ

2009-04-24 23:04:42 | Weblog
自民、民主両党から国会議員の世襲を制限する動きが出ており、特に民主党はマニュフエストへの記載も検討している。世襲については、小泉元首相が二男を後継者に指名したことに、多くの人がこれに疑問を呈し話題になったばかりである。国会議員の世襲が何故問題になるかと言えば、世襲議員は「地ばん(後援会組織)、かんばん(名前)、かばん(金)」を受け継ぎ、スタートラインから他の議員との差は歴然だからである。その差は100メートル競走で50メートルものハンデが有りその結果優秀な人材が立候補もままならず、近々世襲議員ばかりになってしまうからである。ところで自民党の主な世襲議員からは、一応に「世襲は自分で望んだものではない、一人の議員として個人の資質を見て欲しい、国民は個人が議員に相応しいかを判断してくれている」と世襲制限に反対意見を述べている。夫々の主張はある面正しいが問題の本質に触れておらず、本質的問題である「地ばん、かんばん、かばん」について自分はどう対処するのかを語っていない。少なくともこの問題に対する自分の考えを述べ、民主党案の様に「地ばん、かんばん、かばん」を引き継げない選挙区から出馬すべきではないか。それでこそ主張どうり各自の資質のみで正々堂々と選挙を戦うことになるのではないか。