大分県国東半島の真ん中に国立公園に指定されている両子山とその山腹に両子寺という歴史のある天台宗の寺院がある。私の好きな場所で幾度となく訪れている。
その寺のある地域は豊かな自然が残り、歴史のあるお寺との相乗効果で素晴らしい景観を呈し多くの人達に長い間愛され守り継がれてきた。しかし近年、林業業界の衰退などで、国有林、私有林を含め下刈りや間伐などの管理が行われなくなり荒廃した二次林が目立つようになった。残念ながらこの地域は県立自然公園にも指定され、むやみに樹木の伐採や土地の改変が出来ず、美しい景観を害する風倒木の撤去や荒廃した二次林の保全も間々ならない状態にある。この地域も他の里山と同様に農林業の後継者不足で高齢化が進んでおり地域住民だけで今までの様に維持管理するのは不可能であり、国や県、市などの行政主導での保全対策が必要だと思う。地域の住民に聞くと、「国や県は保全には規制などの口は出すが一切お金は出さないよ。だから森が荒れ果てても手の出しようがない。」これが県立自然公園の現状なのです。
その寺のある地域は豊かな自然が残り、歴史のあるお寺との相乗効果で素晴らしい景観を呈し多くの人達に長い間愛され守り継がれてきた。しかし近年、林業業界の衰退などで、国有林、私有林を含め下刈りや間伐などの管理が行われなくなり荒廃した二次林が目立つようになった。残念ながらこの地域は県立自然公園にも指定され、むやみに樹木の伐採や土地の改変が出来ず、美しい景観を害する風倒木の撤去や荒廃した二次林の保全も間々ならない状態にある。この地域も他の里山と同様に農林業の後継者不足で高齢化が進んでおり地域住民だけで今までの様に維持管理するのは不可能であり、国や県、市などの行政主導での保全対策が必要だと思う。地域の住民に聞くと、「国や県は保全には規制などの口は出すが一切お金は出さないよ。だから森が荒れ果てても手の出しようがない。」これが県立自然公園の現状なのです。