アライグマ防除奮戦記             【NPO法人おおいた環境保全フォーラム】

特定外来種「アライグマ」防除のための日々の活動を報告します。果たして地域社会から排除することができるのか?乞うご期待!

アライグマ・モニタリング合同調査の最終日!

2013年02月20日 | 環境、生態系、生物多様性
今日は、北大 池田教授、兵庫県立大 阿部助教との合同調査の最終日。午前中は、新規に3ヶ所のモニタリングポイントを追加し計15ヶ所を設定しました。また冬期の重要な餌と思われるミカンの被害を調査しアライグマ食害が疑える場所を確認。午後からは日本文理大 杉浦教授と面会、大学構内を調査しました。

ミカン畑での調査 投棄された摘果ミカンに疑える食痕が。




写真左が鳥による食痕、右がアライグマらしき食痕?


近くのカキノキで見つけたアライグマらしき爪痕?

アライグマ生息状況のモニタリング(NO3)

2013年02月13日 | 環境、生態系、生物多様性
2月13日は4ヶ所のモニタリングポイントを調査し内1ヶ所でアライグマの生息を確認しました。また今日調査に廻ったため池のほとんどでオオイタサンショウウオの卵塊を確認したことで、この地域のため池群には意外と大きなパッチのオオイタサンショウウオ個体群が生息する可能性があると思われます。
自動撮影カメラの設置の様子


撮影されたアライグマとおまけのキツネ




アライグマの足跡


食害されていた絶滅危惧種「オオイタサンショウウオ」の死骸



アライグマの食害?固有種「オオイタサンショウウオ」が危ない!

2013年02月13日 | 環境、生態系、生物多様性
今日調査したモニタリングポイント3ヶ所で絶滅危惧種「オオイタサンショウウオ」の卵を確認しその内1ヶ所でオオイタサンショウウオの死骸を見つけました。この大分市東部域はアライグマの生息が急増している地域だけに絶滅が危惧されている「オオイタサンショウウオ」への悪影響が心配です。
卵が産み付けられていたため池の流れ込み口




オオイタサンショウウオの卵塊


食害跡のあるオオイタサンショウウオの死骸





2013年 特定外来生物「アライグマ」防除プログラムを開始! 

2013年02月03日 | 環境、生態系、生物多様性
いよいよ、2013年2月1日から大分市において外来生物法で定められた「アライグマ防除実施計画」によるアライグマの地域からの排除に向けた事業が開始されました。それを受け、私たちNPOも大分市域内においてアライグマの詳細な分布状況を把握するための調査や地域根絶のための捕獲駆除を実施します。また地域社会からの完全排除には、地域住民の参加、協力が不可欠です。アライグマらしき目撃情報や農業被害に対する検証を行政と協働で実施し効果的な防除体制の構築を推進します。

トラップによるアライグマ捕獲(2012年10月、大分市内にて)


ロードキル個体の検証(2012年9月、大分市内にて)