本日、初めてのブログに挑戦です。
私は長年、自然を相手の仕事(?)をしている関係で自然環境(特に森の植物)と接する機会が多くあります。私が幼少の頃、家の近くの林や田んぼで目にした植物や昆虫などが何時の頃かいなくなり、宅地開発が進み、家や工場、ビルがびっしり立ち並んでいる現状は何か自然環境を考える上で一抹の寂しさを感じる今日この頃です。今、人々の維持管理によって成立している里山や牧草地、ウェットランドなどが荒廃して生物多様性が失われ、多くの絶滅危惧種がリストアップされています。このブログは、これら自然環境の保全再生について私なりに考察し少しでも自然環境保護活動に役立たせて行きたいと思います。
私は長年、自然を相手の仕事(?)をしている関係で自然環境(特に森の植物)と接する機会が多くあります。私が幼少の頃、家の近くの林や田んぼで目にした植物や昆虫などが何時の頃かいなくなり、宅地開発が進み、家や工場、ビルがびっしり立ち並んでいる現状は何か自然環境を考える上で一抹の寂しさを感じる今日この頃です。今、人々の維持管理によって成立している里山や牧草地、ウェットランドなどが荒廃して生物多様性が失われ、多くの絶滅危惧種がリストアップされています。このブログは、これら自然環境の保全再生について私なりに考察し少しでも自然環境保護活動に役立たせて行きたいと思います。
ガンバってね♪(*'-^)-☆
里山というのは、自然林でなく、人間の作った二次林です。里山が荒廃したら、自然林(=極相林=原生林)に戻るわけです。その過程で、生物多様性が失われても、かまわないと、私は考えています。人間が里山を作る前の自然の状態に戻るだけですから。
『Column 里山の保全
一般に雑木林とよばれる里山の林は、アカマツ・コナラ・クリなどの陽樹からなる二次林であることが多い。陽樹林は放置すると遷移が進み、やがて極相林(西部日本では照葉樹林)となるが、建築・燃料(まきや炭)用の伐採や家畜の飼料用の下草狩り、肥料用の落ち葉の採集が行われることで人為的に遷移が止められているのである。
このような林の中は比較的明るく、また空間が開けているため、昆虫やシカ、キツネなど多様な種の動植物が生活できるが、林内が暗く下草でおおわれた極相林では、植物だけでなく、動物の種類も少なくなる。
近年、里山林は開発によって失われたり、石油燃料・電力などの導入や、農村の過疎化・高齢化により放置され荒廃することが多くなっている。このために絶滅が危惧されている植物や昆虫もある』
出典:『視覚でとらえるフォトサイエンス生物図録』(発行所:数研出版株式会社。第2刷 平成12年4月1日発行。監修:鈴木孝仁。ISBN:4410281615)p 179
(←高校生物の副教材です)