以前に、泉北ニュータウンでの楽天モバイルのサービスエリアについて書きました。
私は、楽天のA7というスマホを持っています。私の家がサービスエリアになるかどうかの観点で書きました。楽天回線サービスエリア拡張の予定がころころ変わるので、何回か書くことになりました。
2020年12月17日に更新されたサービスエリアでは、我が家はすでに楽天回線のエリア内にあることになっています。
しかし、my楽天モバイルというアプリで見ると、パートナー回線エリアになっています。楽天に問い合わせると、楽天モバイルのサービスエリアであっても、パートナー回線の電波が強ければ?、パートナー回線につながることがあるというような説明でした。
楽天回線かパートナー回線のどちらにつながっているかは、my楽天モバイルアプリで見てくださいとのことでした。
サービスエリア内でもパートナー回線につながるということは、楽天回線のサービスエリアは意味がない?まあ、つながらなくなるよりは良いですが。
パートナー回線では、月に5GBまでの制限がありますが、楽天回線では、無制限です。
ネットで調べると、楽天回線につなげる方法が書いてありました。
スマホの機種によって違うみたいですが、大体、下記のような手順です。
設定→モバイルネットワーク→(ローミング設定→)通信事業者(ネットワークオペレータ)→手動選択(ネットワークを検索)
とすると、その場での接続できる通信事業者が出てくるそうです。
A7では、Rakuten、Softbank、44100、KDDI、44000、JP DOCOMO、KDDIと表示されました。
手元にあった、auのスマホでは、KDDI、44100、Softbank、JP DOCOMO、44053、KDDIと出てきました。
JP DOCOMOはドコモのことだろうと想像します。KDDIがいくつかあるのも不思議です。数字だけなのは、わかりません。
機種によって、対応するバンド(周波数帯でしょうか?)が違うので、表示されるの通信事業者が違うのは、そうかと思いました。
A7でRakutenを手動選択してみました。その後、my楽天モバイルアプリで見ると、パートナー回線になっていました。
画面をよく見ていると、Rakutenを押した後、ちょっと時間がたって、アンテナとかが微妙に変わるみたいです。手動選択とありますが、結局は、自動選択になっている?
受信レベルがわかるのが必要だったので、そのようなアプリを探しました。
LTE回線状況チェッカーというのとNetwork Cell Info Lite、LTE Discoveryというのをインストールしました。すべて無料です。
LTE回線状況チェッカーを家で使うと、KDDIと表示されました。Network Cell Info LiteではRakutenと表示されます。LTE Discovryにもcarrierとしてrakuren
と書いてありました。
バンドは、すべて18(800MHz)で、MccMncには44050とありました。
Mncは、Mobile Network Codeだそうで、Mcc(Mobile Country Code)と一緒に使用されるそうです。Mcc Mncとか続けて書いていることも多いようです。
MccMncは、楽天は、44001だそうで、KDDIは、44050から44054まで使っているとWikipediaには書いてありました。
Wikipediaには、さらに、楽天モバイルのローミング用44053と書いてありました。
表示されているのは44050です、別のブログには、楽天モバイルのローミング用は、44050と44053だと書いてありました。どれが正しいかはわかりませんでしたが、一応、納得しました。
ついでに、44400はY!Mobile、44110は、Wireless City Plannningと書いてありました。通信事業者の5桁の数字はこのことだろうと思います。
詳細は、WikipediaのMNCの項目を見てください。
このようなアプリで、通常は、ネットワークオペレータ(通信事業者)を表示しているのでしょう。例えばNetwork Cell Info LiteやLTE Discoveryでは、楽天回線でもパートナー回線でもRakutenと表示されます。
楽天回線かパートナー回線かを分けるのは、このMccMncとかバンドをチェックする必要があります。
MccMncが、44011がRakutenです。44050から44053がKDDIみたいです。
KDDIとして44054というのがあるみたいですが、CDMA 800MHzと書いてありますから、3Gの携帯用に用意されているのだと思います。2022年になくなるのだと思います。
Rakutenのバンドは、バンド3だそうです。KDDIローミングはバンド18でした。
LTE回線状況チェッカーは、楽天の機器で、簡単に楽天回線かパートナー回線かを見分けるように作ったようです。
my楽天モバイルでもどちらの回線につながっているのかは確認できますが、立ち上がるのに時間がかかるし・・・と書いてありました。
LTE回線状況チェッカーは、なかなか快適に動くように作ってあると思います。
メーターがあって、RSRPとありますが、Reference Signal Received Powerの略みたいです。たぶん、受信電力だと思います。
昔よく話題にあった、アンテナ(ピクト?)に対応するものだと思います。
どの程度のレベルがあったら圏外になるかは、携帯の会社によって違うそうです。
LTE回線状況チェッカーでは、-40dBmから-140dBmの範囲です。
-40dBmは、電波が強いことのようです。-140dBmでは、どの携帯会社でも圏外になる弱さみたいです。
dBは、デシベルで、とっても昔に習った記憶があります。dBmは1mWを0dBmとしているみたいです。
Network Cell Info Liteでは、-98dBmまでグリーンに表示されています。
-99dBmから-108dBmまでがイエロー、-109dBmから-118dBmまでは、オレンジ、-119dBmから-128dBmまでは赤で表示されています。
たぶん、-120dBm以下は、ダメなのでしょう。
パートナー回線のRSRPはわかったので、楽天回線のRSRPを知りたいと思いました。しかし、それはスマホでは無理みたいです。もっと高価な測定機ならできると思いますが?
Androidが、スマホがつかんだ回線の、MccMncとかRSRPを出すみたいで、LTE回線状況チェッカーは、基本的にはそれをスマホに表示するアプリみたいです。
スマホがつかんでいない回線のRSRPは、調べられないようです。
SIMを交換して、必要な回線をつかめば、測定できると思います。
近くにあったKDDIで買ったスマホにも、LTE回線状況チェッカーを入れてみましたが、当然、KDDIでMccMncは、44051 バンド1になりました。
我が家では、アプリを使っても、KDDIのローミング用回線につながっているのが確認できました。
回線状況チェッカーには、履歴の記録という機能があります。
右上のマークをタップすると地図が出てきます。
スマホを持って歩くとき、常に監視していると、エリアが切り替わったのを記録するみたいです。
散歩のときに泉北ニュータウンの状況を調べました。
泉ヶ丘地区は、ほとんど、パートナー回線でした。
陶器山の遊歩道に行くと、楽天回線になりました。大阪狭山市は、マップ上も実際も楽天回線のようですた。泉北ニュータウン側に降りると、パートナー回線になります。
履歴の記録を見ると、陶器山遊歩道以外でも、ときどきRakutenという文字が出てきますが、すぐにパートナー回線に切り替わるみたいです。
なお、陶器山の遊歩道では、-105dBmぐらいの値?で切り替わり、ずーと楽天回線と表示が出ていました。
泉北ニュータウンに降りると、ときどき出てくるrakuten回線は、-120dBm前後でした。
泉北ニュータウンでは、楽天回線のサービスエリアになっていますが、回線状況チェッカーでは、rakutenに切り替わった時は、-120dBm前後の値しかなく、今のままでは、楽天回線になることはないと思います。
最新のサービスエリアでは、大阪府の人口カバー率は70%を超えていると、私は思います。各都道府県で人口カバー率が70%を超えたら、KDDIのローミング提供は終了を検討するらしいです。そのとき、泉北ニュータウンは見捨てられる?
楽天のサービスエリアの注意事項には、
- サービスエリアは計算上の数値判定に基づき作成しているため、実際の電波状況と異なる場合があります。またサービスエリアは予告なく変更となる場合があります。
とありますが、どんな計算上の数値判定をしているのか知りたくなります。
誇大広告としか思えません。
どなたかが、楽天モバイルの基地局建設を5年前倒しと発表したみたいです。それに忖度して、サービスエリアを広げたとしか思えません?
なお、高島屋、パンジョでは、楽天のスマホはほとんど使えませんでした。
A7を購入したので、楽天ポイントは、まだ残っています。
楽天ポイントが使えるところで、スマホで楽天ポイントで支払おうとしたら、
電波が受からないので、バーコードが表示されません。
時間がたって、バーコードが表示されることもありますが、とっても困ります。
今は、KDDIのパートナー回線で問題なく使えていますが、KDDIとのローミング契約が終了した時、高島屋、パンジョのように、何も受からない状況になるのがなあ?
その時は、ドコモのahamoにします。