ミーハーおかんの甘辛雑記

主に芝居、映画、TV、雑誌の感想で、
それも気に入りの方中心です。

映画「紙風船」@ユーロスペース

2011-04-02 23:16:17 | 映画
30分くらいの小作品×4作、というオムニバスもの(ってことでいいんだろうか)

林くんが、その中の「秘密の代償」ってのに出ているので、観に行きました。

(仲村トオルさんと緒川たまきさんの「紙風船」も非常に興味あり)


“大正から昭和にかけて活躍した劇作家、岸田國士” の作品を映像化した、ということで、舞台は現代にしているものの、どことなく懐かしさも感じるものでした。


「あの星はいつ現はれるか」

 幼馴染の高校生のほのかな恋心を描いた作品、ってとこかな。

 なんか、ちょっと、キュン、って来る感じでした。

 プレステージの今井くんが塾講師役で出てて、思わず吹き出すところでした。


「命を弄ぶ男ふたり」

 これはちょっとシュールというか、ハラハラする感じで、

 薄気味悪さもありまして、個人的には苦手なタイプの作品でした。


「秘密の代償」

 公式サイトには「コメディ」って解説されていたけど、

 確かに、(勝手に)疑心暗鬼になった人間の滑稽さも感じるお話。

 人って、相手に無言で居られると、いろいろ勘ぐっちゃうものなのね。

 林くんは、能天気な金持ちのボンボンってとこで。

 まあ、悪役じゃなくてよかったよぉ。


「紙風船」

 結婚1年目?の夫婦の、とある日曜日。

 なんか、こういうの、いいなぁ、と、私は思いました。

 一緒に「ごっこ遊び」みたいなのができるって、羨ましいかも。

 4作の中では一番好き。


“東京芸術大学大学院映像研究科映画専攻の第五期生が、同大学院教授の黒沢清監督・北野武監督をはじめとする教授陣の指導のもとに、企画開発~脚本制作~資金集め・キャスティング~撮影(実制作)~編集~宣伝配給までの全ての工程を実施するカリキュラムによって製作された作品”(公式サイトより)

ってことで、商業的な臭いがほとんどしません。

単館ロードショーもやむなし、なのかなぁ。

ちょっともったいない気もする。

最新の画像もっと見る