物を作る者にとって常に付きまとう発想の行き詰り。
私はこれが来た時こそチャンスだと思っている。これは今まで作ってきた物に、もう散々作ったのだからこれ以上に作りたく無くなったり、この形から何とか脱却しなければならないと思った時に顕れるのだと思う。この時は既に今の自分から次の自分へのステップアップしようとしている。この時の自分はそこから逃れよう苦ししもがくのでは無くて、次の自分との出会いを楽しみにするように心掛ける。
発想が湧かないからこそ次に出来てくるものは今までに無かったものが飛び出してきたりする。そんな時は自分の中にもこんな自分が潜んでいたのかと驚かされたりする。
世の中には自分の知らない物や場所、知らない世界が山ほど有る。きっとそんな物に出会った時は衝撃を受けたりしていて、心のどこかに留めていて知らず知らずのうちに咀嚼され、有る時それが発想となって出てくるのかもしれない。
自分が悩んで縮こまっているよりも、ちょっとだけ目を外に向けるだけで、世界が広がる。個々の悩みなんてちっちゃな物だと思った時、世界はずっと広がる。
日記彫NO,33
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