図書館うなり

うな。

大仏の帰りにシャトーカミヤにも寄りました。

2007-01-15 | 珍道中
 牛久大仏をみたついでに、シャトーカミヤにも寄りました。

 神谷傳兵衛は17歳の時に、横浜でフランス人の経営する混成酒醸造会社に雇われ、ここで様々な洋酒製造法を習得しました。

 24歳の時(1880年)に、東京浅草に酒の一杯売り家「みかはや」(後の神谷バー)」を開きました。ここで、輸入ぶどう酒を再製し、日本人の舌にあう甘いぶどう酒を製造しました。「蜂印葡萄酒」などです。海外でも高い評価を受けました。

 成功によって得た資金を元に、傳兵衛は念願だった葡萄酒づくりを実現させようとしました。婿養子の伝蔵を技術習得のために渡仏させ、帰国すると、傳兵衛はぶどう園の最適地を探し、選ばれたのが、茨城県稲敷郡岡田村の原野、女化野(現牛久市)でした。おなばけですよ。
 女化野を開墾し、苗木6000本を移植し、「神谷葡萄園」と名づけられました。このぶどう園の成功で本格的に牛久へ進出し、明治36年(1903年)、日本で最初の本格的ワイン醸造場として神谷シャトーを作りました。

 

 風格と歴史の重みを感じさせる煉瓦づくりのシャトーは今も健在です。

 レトロな建物と庭園を眺めながら、ワインを飲んだりバーベキューをしたりできる場所になっています。しかも入場は無料です。


 

シャトーカミヤ
 現在の本館です。

昔のシャトー
 こちらが昔の本館です。100年前のたたずまいがそのままに残っています。






 かつての醸造場は、現在は神谷傳兵衛記念館というワイン資料館になっています。

 資料館への入場は無料です。やっぱり良心的です。




ワイン樽
 1階部分はワイン貯蔵庫です。


記念館
 2階は資料コーナーになっています。ワインの歴史とか製造法などがわかります。




 









お偉方とともに

大山巌とともに

児玉源太郎とともに


電気ブラン

蜂ブドー酒


地下
 地下の貯蔵庫は真っ暗暗です。


 


夕日
 

狛犬
 狛犬を発見しました。


狛犬
 神谷傳兵衛は故郷の三河鉄道の創立に取締役として参加、社長に就任しています。この狛犬にも三河鉄道の名が刻まれていました。


築山
 狛犬がいるということは、この築山は神社か何かかと思い、登ってみました。


頂上
 が、何もありませんでした。



 全く予備知識なくふらりとシャトーカミヤに立ち寄った2人でしたが、こんなにも素晴らしいものが見れて感激でした。

 当時の建物が残っているのが特に良いですね。そのままレストランや喫茶店、資料館になっています。デートにも最適でしょう(おそらく)。チャペルがあって結婚式も挙げられるようです。

 おみやげ屋で、牛久ワインと電気ブランを購入、帰途に着きました。


不二家
 おまけ、駅前の不二家です。どうなることやら。

 

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