あひる町の住人~兼業画家ライフ~

兼業画家をしています。高知在住。にゃんず・釣りやギター・ハシビロコウネタ、など、悲喜こもごもの土佐日記です。

カリハサト「近未来SFツアー」at Kochi @高知SPOON(オープニングACT/クロパン・クロポン)

2016年08月14日 | 【ライブレポート】


2016年7月17日(日)
高知SPOONにてカリハサト高知初上陸!?ライブがありました。


※フェイスブックのイベントページはコチラ

アコーディオン・原田忠
(from広島)
ガットギター・大須賀聡
(シーサト・from東京)

…のお二人のDUOなのですが、実は数回高知に来てくれております。
前回のカリトマトナベシーシャカ来高の時に僕はファーストCD「近未来SF」を手に入れました。それからはヘビロテ!車中で、部屋でと毎日聴いていました。このCDにハマっていた方は少なくなく、音飛びするまで聴いてリピートで購入する人もいるほど!聴けば聴くほど味が出るスルメのようなCDを引っ提げてのCD発売記念ツアー。満を持してユニットでの初来高ライブとなりました!


ちなみに前回来高「カリトマトナベシーシャカ完全体@Clef」でのお二人(笑)

今回のライブは2部構成。「近未来SF」の曲を中心で、変調ボサノバ・南米のリズムを取り入れつつ繊細でメロディアスな曲調、超絶テクニックをさらりと弾きこなしつつも心地よい音楽で会場を魅了してくれました。


【関連記事・原田さんとシーサトさん来高のライブレポート】
■カリトマトナベシーシャカ完全体・超絶生音ライブ@いの町・Clefのすべて!!
■クロパンクロポンとカリトマトLIVE@高知ビバシティ月の瀬・みんなガソリンをいれよう
■13日の金曜日・高知に魔物が集結!カリトマトナベシーシャカ完全体@Sha.la.la
■アコーディオンデスマッチ「カリトマト・冬の高知ライブ」@カフェダイニングZERO観戦!
■カリトマトナベシーシャカ完全体&志麻様@カフェダイニングZERO
↑よくこれだけ書いたな~www




お二人のすばらしい紹介記事をみつけたので貼らせていただきました♪
「小さな喫茶店ホメリ友の会より」抜粋・一部補足

原田忠:アコーディオン

原田忠(はらだただし)広島市出身。中学時代、SFC「マリオペイント」に付属していたおまけのシーケンサーで遊んでいるうちに音楽理論と作曲にのめり込む。SFC「音楽ツクールかなでーる」→YAMAHA「EOS B900」を経て、19歳にアコーディオンを開始。25歳の時にボタンアコーディオンに転向後ヨーロッパ~南米の音楽を軸にセッション、録音、作曲などで活動中。現在広島在住。

主な活動
【カウリスマキ】
 リーダーの加勢明(ギター&歌)、伊藤謙一(ギター)、桑原達也(バンジョー)、原田忠(アコーディオン)、宮坂洋生(ベース)からなる無国籍ジプシー楽団
【空成ス】
 能島城寛(ギター)と原田忠(アコーディオン)によるスパニッシュルンバのデュオ
【カリトマト】
 都丸智栄(ザッハトルテ)と原田忠のアコーディオンduo
【ソロ活動】

2013年にソロCD「terraceにて」「terraceにて」発売。その他、ハッチハッチェルオーケストラのアルバム「つなわたり」に参加。
【モンジュー】
 三輪崇雅(Guitar) 、原田忠(Accordion) 、戸川智章(Bass) による、ヨーロピアンジャズ・ユニット。 ジプシースイング、ミュゼット、ジャズ・スタンダードに加えオリジナルナンバーを演奏。2011年5月に原田脱退。
CD/参加グループ詳細はコチラ♪


シーサト大須賀聡:ギター

大須賀聡ことシーサト。
安部一城氏に師事。演奏法と音楽理論とジャズギターを学ぶ。オープンマイクイベント主催、アーティストサポート、アレンジ、ベリーダンスショーでの演奏などジャズをベースにマルチなギタリストとして活動する。
【シーサト&トモヒロ】
森友裕(トモヒロ):唄.テナーサックス、大須賀聡(シーサト):ギターのDUO。「淡い記憶を雨上がりの空に架かる大きな出会いと別れを音と言葉にのせてくように音を奏でる」
【カリトマトナベシーシャカ完全体】
都丸智栄(ザッハトルテ)と原田忠のアコーディオン、コントラバス宮坂洋生(シャカさん)、パーカッション渡辺庸介(ナベちゃん)の最強ユニットのギタリストとして活躍中。都丸氏のさまざまなムチャぶりをすべて受け入れ、やりきる姿は涙と感動、笑いを誘う(←ココ大事!)。



さて、今回も完全なる主観でレポートさせていただきます!!
※写真は僕のスマホ無音カメラのほか、パッチリした写真は「高知ライブ写真家」のすけさんからいただいております。いつも超絶ありがとうございます!!

【高知・SPOON】
高知の台所と呼ばれている大橋通り商店街、すこし西に外れるとお店があります。
ひろめ市場まで歩いて30秒!!の場所です。
【関連記事】大橋通り商店街でゆっくりできる喫茶店「SPOON」~ありんど高知さんの記事
カフェというより昔ながらの喫茶店♪でもWiFiが無料なんですよ。


会場に着くと、いきなり正装のカリハサトのお二人とクロパンクロポンさんの姿。



会場は2F。階段を上るのですが、車いすの方がお客さんでいらっしゃっていて、原田さんはその方をおんぶして2Fまで上がっていました。超絶やさしく屈強な原田さん。僕もシーサトさん、クロパンさんのみなさんと一緒に車いすを運ぶお手伝い(^^)/


店先には看板娘?のニャンズ(´・ω・`)


ちょっと原田さんチックなボスネコがお出迎え。ライブ前にめっちゃ撫でました。

さてビール瓶片手に細長い会場へ。最前列はゲットなりませんでしたがまずまずの席を確保。




ステージは「大橋通り商店街」をバックに演奏されるようです。

まだ明るい時間ですが、OAのクロパン・クロポンさんからの演奏。



【OA・クロパンクロポン】


高知のライブのオープニングアクトといえば「クロパン・クロポン」の3人。クロパン・クロポンはフランス語で「どうにか・こうにか」という意味らしいです。フランスを旅していて、ふっと町中で演奏されているようなほっこり感の演奏が素敵なんですよ♪僕はフランスに行ったことないですが、想像です。



「ポロポロリン・・・♪」
オルゴールで始まりました。
紙にパンチで穴を開けた志麻さん自作オルゴールとのこと♪
あまりに小さい音なのでお客さんから微笑ましい笑い声が・・・(^^♪
マイクで拾わないと音は後ろの席まで届かなかったようです(´・ω・`)



バンマスのヤマモトダイゴさん。いつもはマカフェリギターですが、今回はバンジョーのみ。
バンマスは東京や県外でも活躍なされているイラストレーターなんですよ(^^♪先日、高知で個展を開催したばかり。ダイ盛況だったとのことです。僕も生のイラストを観て、さらにファンになりました♪


〈ヤマモトダイゴさんのブログより拝借〉




フランス語の講師でもある明日香さん。アコーディオンを弾く姿はとてもクールでオシャレ。話すと明るいナイスボケツッコミキャラ。ギャップを感じます(笑)



そして、他県のミュージシャンの間では「女神」と呼ばれている、高知を代表するアコーディニスト志麻さん
クロパン・クロポンではアコーディオンがメインではなく、トイピアノやカスタネット、カホンなどの様々な楽器を弾きこなします。


結成して5年。演奏している曲は変わらないそうですが、今回は初心に帰る?ということでセンターの明日香さんがスタイルミュゼットでトイピアノとカスタネット担当に。


久しぶりの楽器にテヘペロの明日香さん(笑)



ほんのり暮れなずむ大橋商店街が一瞬パリに見えました(笑)
3人は会場をほっこりと温めてオープニングアクトを務めました(^^)/


【セットリスト/クロパン・クロポン】

1、僕のおじさん
2、台所のごみ箱
3、スタイルミュゼット(明日香さんTOYピアノへ)
4、アメリのワルツ
5、メリルモンタン


【関連記事】
■バンマス・ヤマモトダイゴさんのブログ
■「クロパン・クロポン」の明日香さんのブログ「フランス語とアコーディオン」
■志麻さんのブログ「アコーディオン日記」







【超絶!カリハサト第一部】

第一部は「カリトマトナベシーシャカ」のギャップを感じていただきたく、「近未来SF」の世界観でモノトーンでお送りします(´・ω・`)


お二人は静かに登場。


「コンバンハ!!こんなに集まっていただき、ありがとうございます!!」
MC担当はシーサトさん。爽やかに満員のお客様に感謝。



「……」

ゴルゴ13並みにしゃべらない原田さん。
シーサトさんを母のように見守っているのでしょう。
いや、獲物を見る目かもしれません。



一曲目はシーサトさん作曲のスペインで聴こえてきそうな哀愁ただよう「イナーシーの嵐」から

原田さんの曲「甘い水槽」と続きます。
おしゃれなボサノバ!



繊細なボタンアコーディオンの音とメロディ、ガットギターのここちよいフレーズとオシャレなアルペジオ、カッティングがかっこよすぎてシビれます。
これですよ!カリハサト!!毎日CDで聴いてますが、生はもっとすごい。



MCで、初音源CD「カリハサト・近未来SF」を紹介するシーサトさん。


「一曲1500円となっております!!」



場内、ざわざわざわ・・・。





「・・・・」ボーゼンと立ちすくむ原田さん…。



「あ、1枚1500円です!!すいませ~ん!!顔真っ赤。

僕は心の中で「いいよぉ~♪いい曲聴かせてもらってるから~」とつぶやきましたよ(^.^)
※吉本新喜劇・水玉れっぷう隊アキさんのギャグより


昨晩、ツアー初日の広島で初披露という「氷銀河」という新曲を披露。
次のCDに入るとのことです。暑い夏に涼んでもらおうと雪をイメージして作曲したとのこと。
僕的にはRPGで「洞穴ダンジョン」に入ったときのBGMに聴こえてイメージが膨らんでいました。

主観なんですが、僕はファイナルファンタジーやドラクエのようなRPGは大好きだったもので、そのあたりの世界観がカリハサトにハマるんです。お二人も意識されているかもしれません。RPG大好きなようですし( *´艸`)



「ゴーン、ゴーン、ゴーン・・・・」



曲が終わる絶妙なタイミングで、偶然SPOONさんの古時計が鳴り響き、雰囲気を盛り上げました。



続いて近未来SFから「Abraxas(アブラクサス)」を演奏。
タイトルをググってみると、エジプト神話に出てくる『選ばれしものを天国に運ぶ』役割をする存在とのことです。実際のところはわかりませんが(笑)
RPG内のサントラに例えると、野原を冒険している感じでしょうか( *´艸`)


シーサトさんの曲「虹を飲み込んだ少年」
アルペジオとメロディが美しい名曲ですね!!とても温かい曲でした。毎日聴きたい!
聴きたい方はぜひYouTubeで検索してみてください。


一部のラストの曲は「blue_box」

シーサトさん「いまのところは順調ですね!ありがとうございます!」


「ワン・ツー・すぅ~~り・フォ!!」


突然!原田さんのカウント(笑)
原田さんの声、本日初めて聞いたかも(笑)





【第二部】


写真はモノトーンからカラーにしました。キラキラな世界のカリハサトを御覧ください。

「ありがとーございます!!もう、ありがとうという言葉しか出ません!!」

感謝の言葉が止まらないシーサトさん(^◇^)
いえいえ、こちらこそありがとうございます。




第二部の一曲目は「noche blanca(ノチェブランカ)」
意味はスペイン語で「白夜」のこと。カリハサトっぽいなぁ~♪



お二人のひとつひとつの音の選び方がとても素敵で、明日香さんが言っていましたが『音で語る』という表現がぴったり。


続いて「wei-Queyin(ウエイクリン」
とても静かな曲ですが、どこか不安気な雰囲気の曲。



原田さんの名曲「白いいす」ソロアルバム「terraceにて」に収録。



これがまた心地よいボサノバで、シーサトさんのギターと絡みオシャレ度あがりましたね。
このお二人の音源でまた聴きたくてたまらない一曲になりました。



「フランスのヲルガン」
フランスの街角でふと流れてきそうな曲。立ち止まって聴いていると涙が出てきそうなほど優しくて幸せな気分になると思います。
原田さんの音がそれはもうひとつひとつ優しくてせつなくて…哀愁のギターが更に盛り上げてくれます。



ところでシーサトさんのギターを弾く姿…お気づきでしょうか。


ほとんど手元を見ていないんです!

上を向いて浮かんだ頭の中のメロディをそのまま弾いているという感じ。瞑想の世界ですよ。


独特の頭を揺らしながらリズムに乗っている姿がなんともかっこいい。


上を向きながらも時おり『チラリ』と原田さんを確認したりして(笑)


常に目線の先にはは原田さん。ラブすぎる(*^^*)


第二部ラストの曲は「きんもくせいのかけら」


このお二人から奏でる音とメロディ、なんとやさしいのでしょう。ジーンときました。



「あ・・・ネコが・・・」



このとき、窓の向こうで天神橋の商店街の屋根を、ネコがトコトコと歩いていてじっとこのライブを見ていたんですよ。

なんともジブリ映画にでも出てきそうな一コマでした。

気がついた人いるかな( *´艸`)



余談ですが、ライブ終わりに外に出たら・・・


カリハサトを聴いていた?ネコさん、まだおりました(^^♪




【アンコール】

最後の曲で拍手喝采からアンコールの手拍子に代わりました。



「ありがとうございます!!それではですね!アンコールに移らさせていただきます!」

アンコールでやっとしゃべった原田さん(笑)


「これにてみなさんとサヨオナラ!です。ひろめ市場も閉まってしまいますので…」

(笑)

そして「近未来SF」の一曲目である「ガルキマセラ」を演奏。
この曲本当にカッコえい!カリハサトといえばガルキマセラ!



『ギター!シーサト!』
原田さん、突然メンバー紹介!(笑)


『ボタンアコーディオン!原田忠!』


アンコール終わっても拍手鳴りやまず…ダブルアンコール突入!


【ダブルアンコール!!なんとジャズスタンダード♪】

「ありがとうございます!!100回でも言います、ありがとうございます!!ダブルアンコ-ルはジャズスタンダードやります!!」



間髪入れずに「All of me」を演奏し、軽やかにエンディング。
カリハサトの世界観とはまったく別の曲だったので。いい意味で裏切られてビックリ!



大盛り上がりの中、カリハサトin高知は幕を閉じました・・・。

ああ名残惜しい・・・。


【セットリスト/カリハサト】

一部
1、イナーシーの嵐
2、甘い水槽
3、氷銀河
4、Abraxas
5、虹を飲み込んだ少年
6、blue_box

二部
6、noche blanca
7、wei-Queyin
8、白いいす
9、フランスのヲルガン
10、キンモクセイのかけら
アンコール:ガルキマセラ
ダブルアンコール:All of me(JAZZスタンダード)



ライブ会場でのCD、売れ行き好調だったようです(^.^)余談ですが、僕は家で聴く用とドライブ用に一枚追加購入♪



シーサトさんの小学校から描いている謎のマンガ『金星人のヤーク?→キータンと判明!』さんと、原田パンダさんを頂きました♪

【おまけ①楽器編】

メーカーが解らず、シーサトさんに聞きそびれました。最近はマカフェリではなくこちらをメインにしているそうです。
➡【追記】シーサトさんから連絡いただきました(*^^*)
ギターのメーカーはスペインの「ホセ・ラミレス」の2CWEというモデルです。


アンプはローランドAC-33
シーサトさんがライブで使ってたアンプ。アコギに最適なクリアな音質、エコーとコーラス内蔵。ボーカルマイクを差し込める2チャンネル。オプションでフットスイッチを買えばルーパー機能も。電池でも使える。中古で三万円くらい。実際の音を聴いてこれは良いと思いました。



ボタンアコーディオン。楽器そのもののオーラがすごい。ボタンのカシャカシャ音がリズミカルに鳴ってそれがまたカッコいいわ~(*´∀`*)



【おまけ②帯ブラ編】
打ち上げの参加させていただくことに。


クロパン・クロポン明日香さんがシャンパンも持ってきてくれて、商店街で酒盛り・・・

高知らしい風景。


シャンパンの詮を抜く明日香さんにみんなドキドキ(*´∀`*)

『ぽん…』

詮がぶっとんで商店街の照明が壊れる…ってこともなく、あっさり抜けましたw

まずは打ち上げ会場の前にカンパーイ♪



そして帯屋町商店街を歩いていると(通称:帯ブラ)ストリートマジシャンに遭遇

水晶をてのひらで浮かせる動作にくぎ付けの一行。

そしてトランプのマジックが始まりました。


シーサトさんイチオシのキータンくんを描いたトランプカードを数あるカードから当てるマジシャン。ここまではよくある手品。

そして驚くべきことに、一枚しか描いていないはずのトランプが…まったく別の場所の瓶の中に収まっていたんですよ!?


え、なんでもう一枚あるの…???


『魔法だ…。こんなのはじめて(;´д`)』
愕然とするシーサトさん、原田さんはじめ一同絶句し、僕は寒気さえ感じました。

Youtubeで『帯屋町 マジシャン』と検索するとこのようなすごいマジック動画がありました。夜の帯ブラはエンタメの嵐です。


その後の打ち上げは午前様…久々に楽しいお酒をいただきました♪楽しいひとときをありがとうございます(*^^*)


【ファーストCD・近未来SF】

ガルキマセラ 
blue_box
イナーシーの嵐
緑の間の住人
Abraxas
フランスのヲルガン
wei-Queyin
noche blanca




カリハサト、超絶おすすめです。お近くでライブがあればぜひ足を運んでください♪素晴らしい音楽に出会えますよ(^.^)

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2 コメント

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Re:シーサト氏のギター (twotoo0118)
2016-08-14 19:55:57
(び)さん、お詳しいですね!ありがとうございます。シーサトさんからも連絡いただいて追記しました(*^^*)
返信する
シーサト氏のギター ((び))
2016-08-14 16:22:44
Jose Ramirezの2CWEですね。
返信する

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