MAL-1 / MAL-2 / MAL-3 / MAL-4: Mal Waldron
"Mal 1" Prestige(JPN)SMJ-6509M Quintet Stablemates / Yesterdays / Transfiguration Bud Study / Dee's Dilemma / Shome Mal Waldron (p) Idress Suliman (tp) Gigi Gryce (as) Julian Euell (b) Arthur Edgehill (ds) 1956/11/09
"Mal 2" Prestige(JPN)SMJ-6510M Sextets From This Moment On / Don't Explain (#) The Way You Look Tonight / One By One J.M.'s Dream Doll (#) / Porpourri (#) Mal Waldron (p) John Coltrane (ts) Sahib Shihab (as) Idrees Sulieman (tp) Julian Euell (b) Ed Thigpen (ds) 1957/05/17 (#) Mal Waldron (p) John Coltrane (ts) Jackie McLean (as) Bill Hardman (tp) Julian Euell (b) Art Taylor (ds) 1957/04/19
"Mal 3" SOUND Prestige(JPN)SMJ-6511 Sextet Tension / Ollie's Caravan The Cattin Toddler / Portrait Of A Young Mother For Every Man There's A Woman Mal Waldron (p) Art Farmer (tp) Eric Dixon (fl) Calo Scott (cello) Julian Euell (b) Elvin Jones (ds) Elaine Waldron (vo) 1958/01/31
"Mal 4" Prestige(JPN)SMJ-6512 Trio Splidim / Like Someone In Love / Get Happy J.M.'s Dream Doll / Too Close For Comfort By Myself / Love Span Mal Waldron (p) Addison Farmer (b) Kenny Dennis (ds) 1958/09/26マル・ウォルドロンの秀作4枚です。買ったのは’76ですね、地方の小都市の商店街で電気屋とレコード屋を兼業していて、オヤジが電気屋オッカアがレコード屋といった形態の小さなお店です。オッカア喜んだでしょうね、変なレコードが4枚同時に売れたんですからね。買ったのはわたしで、SJ誌の広告でも見たんですかね。買った当初は、これら4枚の良さがさっぱり判りませんでした。ほかのマル・ウォルドロンを聴いてからですよ、やっと良さを感じるようになったのは。未だに、編成の異なるアルバムをシリーズでMAL-1から4まで出したのか、しっくりこないのです。それぞれ音楽の傾向が違っているのです。考えられる事としたら、企画した人物がマル・ウォルドロンの力量を試そうとしていることになるのですが。ピアノとしたら変なピアノなんです。88鍵もあるのに少しの音を、トントンと刻むんです。わたしの体調によっては、セロニアス・モンクと同じように肩がこりだすことがあるんです。...嘘だと思ったら、聴いてご覧なさい。
この4枚の編成の異なるシリーズ物、聴くべきはマル・ウォルドロンの作曲・編曲の多彩さなのであろう。ジャスは演奏を聴くのだという一般的な摺り込みは無視して、曲を聴くというシリーズなのである。
投稿済み・準備中を含め アルバム・ジャケット一覧 を用意しました。
2005/09/03 ものずき烏 記
(参考)
2005-03-19 ブラックストン(スタンダード)
2005-04-17 ファイブ・スポットの再演
2005-06-09 マル・ウォルドロン/マリオン・ブラウン:Duo
2005-06-22 エリック・ドルフィー:ファイブ・スポット・ライブ
2005-08-03 ミンガス:直立猿人(’56、’70)