ものずき烏の無味乾燥?文

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ゲーリー・バートン:葬送/イン・コンサート

2005-07-09 | 音楽 の 紹介

A GENUINE TONG FUNERAL: Gary Burton
IN CONCERT: Gary Burton


"A Genuine Tong Funeral" RCA(JPN)RCA-6204
The Opening / Death Rolls
Morning / Interlude
Silent Spring / Fanfare
Some Dirge / Morning
The New Funeral March / The New National Anthem
Gary Burton (vib) Larry Coryell (g) Steve Swallow (b)
Ronsam Dragon (ds)
Michael Mantler (tp) Steve Lacy (ss) Jimmy Knepper (tb)
Gato Barbieri (ts) Howard Johnson (tuba,bs)
Carla Bley (p,organ,cond) 1968/01/23
 邦題は”葬送”。直訳なのでしょうが、陰気臭い内容に取られて損しています。ゲーリー・バートンのアルバムになってますが、楽曲と指揮をカーラ・ブレイに委ねていますので、カーラのオーケストラのアルバムと、とったほうが素直です。この当時はゲーリー・バートンのカルテットは人気がありまして商業的にもまずまずだったのでしょう。親交のあったカーラ・ブレイとその前衛グループに収録の場を提供したのかもしれません。
ストーリー性を持った判りやすい音楽です。同時期にJCOAで吹き込みのあるラリー・コリエルとガトー・バルビエリが最終章で、野放し状態で、豪快に演奏しています。
 ジャケットの解説には一大野心作とありましたが、ゲーリー・バートンとしては異色の、大傑作です。

"In Concert" RCA(USA)LSP-3985
Blue Comedy / The Sunset Bell / Lines
Walter L. / Wrong Is Right / Dreams
I Want You / One、Two、1-2-3-4
Gary Burton (vib) Larry Coryell (g) Steve Swallow (b)
Bob Moses (ds) 1968/02/23
 一ヵ月後、カーネギー・小ホールで自己のカルテットでのライブです。大傑作と比較されると困るのですが、この時期のゲーリー・バートンは、これしかコレクションがありません。雰囲気としては、カントリーがかったロック・ジャズといったところでしょう。

この2枚のアルバムですが、収録時間がそれぞれ50分近く、お徳な気分になったものです。ただし、溝が細かい分、お手入れが大事なようです。前者は、そのため針飛びがありましたが、アルコールを浸したブラシで除去し、難を逃れました。


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2005/07/09 ものずき烏