日々是後悔也 ver.3.60

備忘録代わりのちょっとした旅行記と書き物

立山黒部アルペンルート

2018-12-24 16:07:39 | Weblog
@なかのひとはあいかわらず撮影三昧な1年でした。主に長野しか行ってない気がしますが気のせいです。
それぐらいいついっても写真を撮りたくなるのが長野なんですよ。


今年もあとわずかになりました。何でもかんでも「平成最後の~」とつけられてしまってますが、いつもにも増してずいぶん遠出してた気がします。
さて、今年最後の大型遠征は立山黒部アルペンルートにしました。

バスツアーだと首都圏、大阪を含めて書くバス会社、旅行会社が1回はツアーを組んでいる人気スポットの1つ。
でもわたし個人としては「個人で行きたい」のですw

夏に189を撮ったついでに初めて黒部ダムまで行きましたが、今回はその先を目指します。
この1年、トロリーバスラストイヤーと銘打って大々的にPRしていたわけですが、ハイシーズンの夏、秋も過ぎ、最終週、11月の3連休で行くことにします。
・・・正直ヲタとしては運行最終日である11/30が理想なのでしょうが、激パが容易に想像され整理券がないと乗車すらできない旨が公式で発表されたので避けました。
今回の行程はアルペンルートしか行かないのでメインの11/24の前日、23日に移動し、車中泊で扇沢から朝1番に登り、トレッキングを半日ほどして帰ってくる予定。

ということで行ってみましょうー!






23日は移動だけなのでのんびり昼前に出発。扇沢の駐車場には夜つけばいいのでだらだらとR19を北上します。
いつもは夜中の通行なので営業していない賤母の道の駅でトイレ休憩とコーヒーの追加。あと、スモークしたチーズと鮭とばが妙に旨そうだったので買っておきます。
(店番してたおやじさんが暖めたチーズを分けてくれました。いや、こりゃ旨いぞ!




いつもの定番ポイント、須原のあたりをのんびり走ります。
しかし、こんな時間に走るのなんていつ以来でしょうかw

沈みかけた夕日の頃、松本平へと入ります。おなかもすきましたがまだ17時を回った頃。まだ2時間くらいは走らないといけないので松本で給油の後に平田のハードオフで時間調整もかねて覗きに行きます。



とはいえ、そうそう面白いものがあるわけでもなくw


R19の渋滞を避けるため松本空港沿いの道を通ってR147へ。
大町に入ったのは20時も回った頃。R147沿いにテンホウがあるのでここで夕食にします。
でも夕食とっても21時なんですよねぇ・・・。

大町から温泉郷へと続く県道を上がり扇沢には22時着。結局予定よりも少し早着してしまいました。温泉に入っていても十分睡眠時間も取れた気がしますね・・・。
登ってくる途中の県道では既に雪が積もり始めています。気温は既にこの時点で-4度。スマホゲームもやっていましたが飽きてしまったので寝てしまうことにします。おやすみなさいませ・・・。





明けて24日早朝。




おはようございます・・・。時間は6時過ぎ。
寒さ対策でシュラフで寝たものの、やはり寒くて何度かおきてエンジンをかけなおしました。
しかし、シュラフを着込んでしまうと脱ぐのに面倒なのと寒いのとのダブルで脱ぎたくなくなるのでトイレに行くのが面倒になってしまいます。
・・・本気で人型シェラフを買おうかしら、と思いますね。(あるんですよそういうのがw シェラフの布で手足が独立して縫ってあって歩行も可能。


スマホで調べたところ、ハイシーズンではないので6時の臨時便はありません。始発となるトロリーは8時?でしょうか。
7時過ぎに行って並べばいいやー、とのんびり耐寒装備に着替えます。・・・しかし、普通のゴム底だけのトレッキングシューズだと雪上は滑りますねぇ。



7時半くらいから並んでみましたが、ほかの人たちはスキーヤーかボーダーの人たちばかり。(たまに山登りガチ勢も
バスを利用して、の人たちよりも早く並ぼうとすると車が必要なので鉄ヲタ同業者はあまりいませんね。(とはいえ、ちらほらはいる

先回の夏は黒部ダムまでしか行きませんでしたので

今回は室堂まで往復してみることにしました。
・・・しかし、豪快なお値段ですねぇw サイトで調べたときに変な声がでましたわ。このお値段だと立山駅まで通り抜けたほうが安くなります。
あまりのお値段にかなり迷いました。


ハイシーズンと比べるとたぶん5分の1くらい。でもその分着膨れてスキー板などの余計な荷物が増えているのでバスの側は5台ほど。
夏は座ることすらできませんでしたが、シーズンすら終わりそうなこの時期はゆったりと座ることができます。

黒部ダム駅はやはり運行があと1週間で終了ということもあって撮影会状態に。

この画像も今では見ることができなくなってしまいました。
・・・しかし、後ろで次に撮影しようと待っているのに一向にどかないやつらはいったい何を待っていたんでしょうかねぇ?
自分だけが撮っているわけでない事は百も承知なわけですが、頭悪い、としか言いようがありません(これは鉄ヲタも一緒。むしろヲタ連中のほうが察して次の人に場所を譲る。



この架線もオフシーズン時に取り外してしまうのかも。(停車するときには充電するので構内だけはそのままかもしれませんが。



何回見てもやはり不思議でインパクトがありますね。





黒部ダム周辺も積雪があるので外周の遊歩道は既に立ち入り禁止。

まあ、周囲の山もこれだけ積もってますしね・・・。

対岸に渡り、ケーブルカーに乗り込みます。

ほら、ほかの人たちは(いろいろと)ガチでしょ?w



えらくわたし好みのデザインなケーブルカーが入線してきました。



・・・え?汽車会社製なの?!
車内にあった車両銘版では昭和44年製になっています。案内でも作られてから1回も車体は交換されていない、とか。


運転台にはあとからつけられたであろう機器が追加されてはいますが、確かにどこかで見たような配置。(中央のは手ブレーキですね
下界では既に絶滅寸前の汽車会社製。こんなところで現役だとはつゆ知らず・・・。

下世話ですが、これの車体を新しくしようと思ったときにはいったいどこから運搬するんでしょうね?w(黒部湖で使っている遊覧船も、ですが



のんびり歩いていたのと人が多かったのとで1本見送りましたが、随時臨時が出るらしく、2本目で上がっていきます。

全路線がトンネルの中、というのもなかなかに興味深い。


これで黒部ダムの背後にある後立山連峰の下を通り抜けます。
さらにロープウェイに乗り換え、立山連峰の山肌にへばりつきます。

”大観峰”駅、とは言いえて妙ですねぇw 24日はまったくのピーカン。(話によれば前日までほぼ吹雪だったとか)なんか大当たりの日に来たみたいですね。
原野と山の間にあるのが黒部湖。
大観峰駅は立山にへばりつくように建っているのでイメージとしてはカリオストロの城でルパンが塔にへばりついてる画、の感じ。(と言ったら理解してもらえるでしょうか。
(ロープウェイは塔にへばりつく前のジャンプの感じw

すでに富山に入っていますが、富山でも山の奥深く、1シーズンで積雪が10メーターを優に越えるくらいの天候の悪いところ。
オフシーズン間近でこんなに天気のいい日に当たったのもなかなか運がいいとしか言いようがありません。ピーカンだとガッツリと後立山連峰が望めます。



さてここからは鉄ヲタお待ちかね。もう1つのトロリーバス。

立山貫光の運営する8000型に乗り込みます。
ぶっちゃけ関電のとどこが違うのよ?といわれてもそうたいした変わりはありません。いうなれば”異母兄弟"。(こやつも発進時には”あの”音がします。



立山山頂直下には信号所があり、ここで交換したあとに室堂へ。



いやぁ、しかしトロリーバスはいいですよねぇw
あまりにガッツリ写真を撮っていたので係りの方に「あまり長い間撮っておられると折り返しのお客さんを誘導できませんので・・・」と苦笑いされてしまいましたw

この”異母兄弟”の8000、来年には日本で唯一のトロリーバスになります。既に鉄道ファンのサイトでは12月に入って業者に送られたことが報告されていました。
たぶん使えるパーツはこの8000用に残されるのでしょうが、ちょっと寂しいものです。


室堂には11時前に到着。

想像よりも絶景が広がっていました。(雪の積もり具合もすごいが
ふもとの扇沢の標高は1400m。室堂は2450mなので1000mを公共の交通機関だけで登ってきたことになります。
現在の交通機関で登れる最高地点にまでやってきましたが、気温はこの時点で-10度。とはいえ、無風の上にピーカンなので”寒い”という感覚はありません。むしろ少し動くと耐寒服のせいで熱いくらい。





ガチ勢はどうやらもう少し登っていき、バックカントリーにといく模様。わたしは撮影ネタを探しにトレッキングしたいと思います。


あまりのピーカンに富山平野と富山湾が見えますねぇ。



氷が張り、さらに雪が積もったミクリガ池もこの時期でしか見れないもの。



剣岳もばっちり見えますねー。


バックカントリー勢は

雄山手前あたりなどでも見かけました。これだけ積もっているとミニスキーとかでも楽しそうです。



地獄谷を見ながら小腹がすいたのでパンをかじります。・・・そういえば飲み物を補給しておくのを忘れましたw





樹氷もはじめてみたかも。



トレッキングコースをくるんと回り、13時を過ぎたあたりから

立山側が曇ってきてしまいました。少し寒くなってきたので撤収したいと思います。



往路と同じくロープウェイで黒部平まで戻ってきました。

あれ?!山1つ超えるとピーカンじゃないですかぃw(まあ、堪能したのでいいんですけどね。


黒部平でもずいぶんの積雪がありますね。


そんな中、ナナカマドの実だけは落ちずに残っていました。


11時過ぎにパンをかじりましたがちょっと足りなかったらしく、またおなかがすいたので

いいにおいがしたおそばで少しだけ満たします。(わたしが食っていたのを見てみんな釣られていたw
あと1週間もすれば通れなくなってしまうのでほかの軽食の売店は既に休業でした。雪を見ながらソフトクリーム、というのも乙だと思ったんですけどねぇ。


再びトロリーバスに乗り込み扇沢まで戻ってきました。


あれ。既に僚車の一部はばらされちゃってますね。後の2台はポールも外されています。



来シーズンから走る電気バスは既に車庫に到着していました。
ナンバーがついている姿は普通のバスとさほど変わりがありませんね。(白ナンバーに見えますが、例のラグビーワールドカップのやつなんでしょうか・・・?


普通のセレガに見えますが屋根上だけは

集電用のパンタが載せてありますね。



ホームから最終に近い便を眺めながら帰ることにしましょう。









と、ふと思い出しました。「あれ。今日って鉄ヲタらしい写真撮ってないよなぁ」(一般の人からするとどーでもいいw

帰りのバスの車窓から法面にへばりついて撮っている同業者を見かけたので同じところ行ってみたいと思います。


扇沢駅の脇。すぐ隣には関電専用の道があります。
専用なので一般の観光客が立ち入らないように守衛の方が24時間詰めていますが、同業者はいったいどうやって道路の法面までたどり着いたんでしょう・・・?

「・・・うーん」と首をひねっていると守衛の方が「トロリーバス撮りに来たの?」と声をかけてくれました。
「お隣の登山道から入ってね。道に下りなけりゃ自由に撮っていいからね」と親切に教えてくれました。ほほぅ。そんなところからアクセスできたのかw


登山道を少し上がり法面に。おじ様がひとり、先着していましたがお隣で撮らせてもらいます。




なるほど。通りでみんなここから撮っていたわけでw

午後も遅い時間、15時も回っているのでなんだか光が足りない気もします。(もう遅いですが)仮にガッツリ撮るなら午前中にするべきでしたね。


16時も回り、ほぼこの日の最終。



来週にはここも激パになるであろうことを思いながら撤収します。


県道を大町方面に下りていきますが、その前に大町温泉郷で温泉に行きましょう!
大きな日帰り温泉もありますが、当然そっちのほうが有名なので今回は地元の人とコアな登山客しか知らない

大町コミュニティセンターのほうに行ってみます。

露天もない、普通の単純泉ですがのんびりつかってきました。こういうのがうちの近所にも欲しいですねぇw 毎週でも通うんですけど。



大町からR147を松本方面に帰ります。19時を回り、またもやおなかがすいてきました。
穂高を通り過ぎると渋滞の松本に入ってしまうので回避もかねて穂高で夕食にします。(といってもおなじみテンホウですがw



塩尻からはR153経由。なぜかこの日は途中で眠くなることもなく田切の道の駅で休憩後は一気に帰ってきました。


































□今日のきぐるみとお土産

扇沢では地元で既に売切れてしまったバスコレのトロリーバスを見かけました。(当然わたしの分にO氏の分と買いましたが
通販サイトなどでは既にプレミアまでつけているのに一般の人は見向きもしないんですねぇ・・・。

今回再度扇沢に来た理由のもう1つは秋から発売になったトロリーバスのタブレットのミニチュアがキーホルダーになって発売されたこと。
まあ、これが1つの目的でもあったので入手はしました。
と、ふと扇沢の改札前を見ると

??!
とっさには名前、出てきませんw ええっと・・・とろにゃん、でしたっけか。(そういえば画像を見て思い出しましたがヘルメットに名前が書いてありましたねw
15時過ぎだったせいもあってか、なんだかお客の取り巻きもまったくおらず、ちょっと手持ち無沙汰でした。
(お仕事とはいえ、がんばれ!サムズアップしてあげたよ!




























































































































































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